ハッチングを定義する

ハッチングを作成して、結合ハッチングと非結合ハッチングの両方で使用することができます。ハッチング定義とは、開始点からあらゆる方向への一連の線の要素の繰り返しです。ハッチング線の開始位置(第1基準点)、終了位置(破線間隔)、繰り返しの開始位置(第2基準点)、この線と近接線との間隔(間隔)を指定します。パターンはあらゆる方向に繰り返されます。

複数のレベル、レイヤ、パターン定義からハッチングを構成できます。各レベルを個別に編集してハッチング全体を作成します(ハッチングレベルは、図面領域内のレイヤと同じ概念です。ハッチング編集ダイアログボックスでは、区別できるようにレベルと名前を付けています)。

間隔の細かいハッチングを作成してPDFに取り出すと、識別できない模様として表示されないよう、取り出し時に自動で簡略化されることがあります。

既存のハッチングを編集して新しいハッチングを作成できます。ハッチング定義を編集するを参照してください。

新しいハッチングパターンの定義を作成するには:

リソースマネージャの新規リソースをクリックし、ハッチングを選択して、作成をクリックします。あるいは、リソースマネージャで、ツールバーにあるリソースタイプリストからハッチングを選択して、新規ハッチングをクリックします。

ハッチング編集ダイアログボックスが開きます。

 Edit_Hatch.png

第1基準点第2基準点破線間隔間隔機能は、プレビュー枠内の4つの制御ハンドルに対応します。ハンドルを移動すると、その移動を反映して対応する機能の値が変わります。Shiftキーは制御ハンドル使用時のドラッグを制限し、これは4つの制御ハンドルの機能にそれぞれ異なる方法で作用します。

第1基準点第2基準点間隔のパラメータについては、極座標系またはX-Y座標(=デカルト(直交)座標)系のいずれかで値を入力します。これらのテキストボックスのラベルは、極座標系またはX-Y座標系の選択に応じて変化します。

 

座標系

説明

X-Y座標

Cartesian.png 

X-Y座標は、図面領域内で使われるものと同様で、正と負のX軸とY軸があります。

極座標

polar.png 

長さと角度の値を入力して、異なるハッチング線を定義します。極座標モードでは、角度を0~180までの正の数または負の数で示します。180~359までの値は自動的に負の値に変換されます。0は3時の位置です。

例:レンガハッチングを作成する

以下のハッチング編集の値は、レンガ模様を作成する場合の値を示しています。ハッチングには2レベル必要です。レンガは200×75(mm)となり、線の最初のセットは垂直方向のレンガの構成要素となります。この例では、図面に配置される時に適切に縮尺されるハッチングを作成します。

すべての値を単位は縮尺追従、座標系はX-Y座標モードで入力します。レベル1に各値を入力してから、レベルを追加ボタンでレベル2を追加して値を入力すると、レンガ模様を作成できます。編集画面のプレビューの大きさが適切ではない場合は、拡大/縮小ボタンで適宜調整してください。

brick.png 

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結合ハッチングを適用する

非結合ハッチングを適用する

ハッチング定義を編集する