設定

●       デフォルト：デフォルトの設定を使用します。

●       <アクティブな設定>：ダイアログボックス内で現在選択されている取り込みオプションを使用します（この設定は、ユーザがデフォルトオプションに変更を加えると自動的に変更されます）。

●       保存済み設定：保存済みの取り込みオプションを使用するには、リストから設定名を選択します。

モデル空間の単位

検出したDXF／DWG（またはDWF）ファイルの単位を使用

単一のファイルを取り込むように選択した場合は、このオプションの右側に単位が単位形式（建築系など）と一緒に表示されます。ほとんどの場合、この検出された単位を取り込みに使用します。複数のファイルを取り込むように選択した場合は、<異なる単位の複数ファイル>と表示され、各ファイル内の単位の設定が使用されます。

取り込むファイルの中に単位のないファイルがある場合は、未設定のDXF／DWG（またはDWF）ファイルに使用する単位オプションを設定できます。使用する単位をプルダウンリストから選択します。

指定した単位を使用しDXF／DWG（またはDWF）ファイルを取り込む

取り込むファイルに単位設定がなされているが、それを使用したくない場合は、このオプションを選択して、使用する単位をプルダウンリストから選択します。単位比率フィールドには、実際の単位に対するDXF／DWG（またはDWF）の単位の比率が表示されます。

現在のVectorworksのファイルの単位を指定したDXF／DWG（またはDWF）ファイルの単位に合わせる

Vectorworksファイルの単位と単位形式を、取り込むDXF／DWGまたはDWFファイルに一致するよう変更します。取り込むオブジェクトの物理的なサイズには影響しません。DXF／DWGまたはDWFファイルを参照ファイルとして取り込む場合、このオプションは使用できません。

DXF／DWGまたはDWFファイルをメートルに設定し、Vectorworksファイルをフィートおよびインチに設定している場合、元のファイルで1メートルとなっている寸法は、取り込んだファイルで3'3.37"と表示されます。取り込んだ図面を元と同じにするには、このオプションを選択します。ファイルを現在の単位のままにしたいが、元と同じ寸法にしたい場合は、オプションを使用して取り込み、サイズをグループに変換することもできます（取り込み詳細オプション：ブロックペインを参照）。

ファイルにジオリファレンスジオメトリが含まれている

（ArchitectまたはLandmarkが必要）

座標データを取り込む時にこのオプションを選択します。ファイルのジオリファレンス設定ダイアログボックスで指定した座標系を使用してファイルが取り込まれ、ファイルのジオロケーションで設定した基準原点を中心に取り込んだ形状を正しく位置付けて、座標データのジオロケーションを保持しつつ、原点の付近に配置して完全な精度を確保します。

取り込み詳細オプション：GISペインのオプションを使用すると、座標系をさらに細かく制御できます。

このオプションは単一のファイルを取り込む場合にのみ使用でき、一括取り込みでは使用できません。

参照

元のDXF／DWGまたはDWFファイル（マスターファイル）を参照することで、マスターファイルを変更した場合に、取り込んだ図形を更新できるようにします。参照の詳細はDXF／DWGおよびDWFの参照を参照してください。

絶対パスを使用する

マスターファイルの絶対ファイルパスを保存します。マスターファイルの場所を変更する予定がない場合、またはマスターファイルが別のボリュームにある場合は、このオプションを選択します。

相対パスを使用する

ターゲットのVectorworksファイルに対するマスターファイルの相対ファイルパスを保存します。このオプションは、マスターファイルがターゲットファイルと同じボリュームにある場合にのみ使用できます。ターゲットファイルとマスターファイルを別のボリュームに移動する可能性がある場合は、このオプションを選択します。

サーバベースのプロジェクト共有を使用しており、マスターファイルがプロジェクト共有サーバと同じボリューム上にない場合は、ファイルをサーバのプロジェクトフォルダにアップロードするよう促す指示が表示されます。

ディスクに参照キャッシュを保存

参照データのコピーをVectorworksのターゲットファイルに保存します。このオプションを選択しない場合、参照データのコピーは保存されません。つまりターゲットファイルのサイズは小さくなります。また、参照データはターゲットファイルが開かれた時に更新されます。

ファイルオープン時に自動更新

Vectorworksでターゲットファイルが開かれるたびに参照を更新します。このオプションを選択しない場合、参照が更新されるのは、オーガナイザダイアログボックスのファイル参照タブで更新をクリックした時だけになります。

詳細

DXF／DWG（またはDWF）の取り込みオプションダイアログボックスが開きます。基本的な取り込みオプションでは満足のいく結果が得られない場合は、以降で説明する各ペインのオプションを試してください。

設定オプション

設定の保存や、保存済み設定の適用については、保存済み設定を使用するを参照してください。

最初の取り込み、続く取り込みも用紙の中央（基準原点）に揃えて取り込む

最初に取り込むファイルの中心をVectorworks図面の基準原点に合わせることで、取り込む図面の座標に関わる問題を防止します。ファイルのユーザ原点は、すべての座標と測定値が変わらず維持されるように、必要に応じて移動します。以降に取り込むファイルはすべてファイルのユーザ原点に合わせて配置されるため、互いに正しく揃います。

中心を基準原点に合わせる

取り込むファイルの中心をVectorworks図面の基準原点に合わせます。ファイルのユーザ原点は、すべての座標と測定値が変わらず維持されるように、必要に応じて移動します。この取り込みによる図形だけが、指定した距離だけユーザ原点を移動できます。以前に取り込んだ図形や以降に取り込む図形があれば、それらのユーザ原点は異なる距離だけ移動できます。他の取り込みによる図形は、同じユーザ原点位置に置かれない場合があります。

ユーザ原点に合わせる

現在Vectorworksファイルで設定されているユーザ原点に対する配置で図形を取り込みます。取り込む図形の一部は、用紙内に収まらない場所に配置される場合もあります。図形がVectorworks図面の基準原点から遠い位置に配置されると、計算上の問題が生じる可能性があります。

基準原点に合わせる

取り込む図形はVectorworks図面の基準原点に従って配置されますが、ユーザ原点は移動しません。取り込むファイルの座標は変わる場合があります。

2D／3D変換

取り込む図形を

図形を3D、2D、または2Dと3Dの混合のどれで取り込むかを指定します。通常は2Dと3Dの混合オプションを選択します。このオプションでは、2D表示の図形（アクティブレイヤプレーンに平行なプレイナー図形またはアクティブレイヤプレーン内のプレイナー図形）をVectorworksの2D図形に変換します。2D表示以外の図形は3Dとして取り込まれます。

壁や扉など3DバージョンのAutoCAD Architectureオブジェクトを取り込むには、取り込みDXF／DWGまたはDWFダイアログボックスのArchitecturalオブジェクトで3D表示設定を選択し、3Dの変換オプションを選択します。2Dと3Dの両方のバージョンのオブジェクトを取り込むには、DXF／DWGファイルから2回取り込みます。1回目は3D表示を選択した状態で、2回目は2D表示を選択した状態で行います。

Vectorworksプログラムは3Dテキストを備えていないため、2Dと3Dの混合を選択すると、3Dシンボルの中のテキストが削除される可能性があります。アクティブな基準面をレイヤに設定している場合は、3Dシンボルの文字が取り込まれます。アクティブな基準面をスクリーンプレーンに設定している場合、3Dシンボルの文字は取り込まれません。

さらに、アクティブレイヤプレーンに平行で厚みのある図形は、元ファイルの製作者が図形を3Dにする意図がなかったとしても、3D図形として取り込まれます。問題が発生した場合は、すべて2Dに変換を選択して、すべての図形を2Dとして取り込みます。このオプションを選択すると、3D回転した3Dシンボルなど、図形が変形する場合に警告が表示されます。

ファイルに3Dモデルしか含まれていない場合には、すべて3Dに変換オプションを選択します。選択しない場合、複数の属性で構成される大きな図形の一部が2Dに変換されてしまうことがあります。

時には、何も選択しないことがすべての図形にとって最適という場合があります。このような場合は、ほとんどの図形に最適な変換方法である、このオプションを選択します。

円周／回転体の分割数

2Dと3Dの両方のオブジェクトを取り込むために使用する分割数を指定します。デフォルトでは、環境設定で設定した2Dと3Dの分割数が使用されます（環境設定：描画ペインおよび環境設定：3Dペインを参照してください）。分割数が大きすぎると、図面の処理に逆効果となる場合があります。

このパラメータは、DWFの取り込みでは無効になります。

モデル空間の縮尺

単位を決定し、取り込まれたファイルを表示するための縮尺を指定します。

モデル空間の縮尺を選択することは非常に重要です。この縮尺は、破線の長さの縮尺や、幅のある曲線（ワールド空間の線の太さ）をVectorworksの線の太さに変換する際に影響を与えます。また、一部の破線は実物より長すぎたり短すぎたりする場合があります。縮尺または図面サイズを正しく設定していないと、一部の曲線が異なる線の太さで表示されてしまう場合があります。

用紙内に収める

Vectorworksプログラムは、モデル空間にあるすべての図形の境界線に基づいて縮尺を見積もります。これらの図形は縮尺によって用紙内に収められます。見積もられた値を使用するには、このオプションを選択します。

縮尺変更

縮尺を変更して取り込むには、縮尺を手動で設定します。縮尺をクリックすると縮尺ダイアログボックスが開き、希望する縮尺を選択できます（全レイヤとスケールテキストチェックボックスはDXF／DWGファイルには利用できません）。OKをクリックすると基本設定タブに戻ります。選択した縮尺が表示されます。

マッピング設定

取り込み時にVectorworksのクラスまたはレイヤを特定の画層の命名規則にマッピングするには、マッピング設定を選択します。

管理

マッピングダイアログボックスが開き、マッピング設定を作成、編集、名称変更できます（レイヤ名およびクラス名のマッピングを参照）。

取り込む画層を

DXF／DWGおよびDWFの画層は、VectorworksのレイヤよりVectorworksのクラスとの連携に優れています。通常は、DXF／DWGおよびDWFの画層をVectorworksのクラスとして取り込みます。

DXF／DWGまたはDWFファイルには、Vectorworksのレイヤに相当するものがありません。そのためDXF／DWGまたはDWFの画層をVectorworksのレイヤに置き換えると、シンボルまたはグループの図形の一部が元のレイヤを離れて、シンボルまたはグループのレイヤに移動してしまいます。このような場合、警告が表示されます。ブロックのないシンプルなファイル、または「ブロックで」属性を設定しているブロック内部の図形を含むファイルの場合は、画層をVectorworksレイヤとして取り込んでも何も問題はありません。

取り込む画層に前記号を追加

取り込んだDXF／DWGまたはDWFの画層をVectorworksのクラスとレイヤのリストで簡単に識別できるようグループ化するには、取り込んだ画層に前記号を追加するオプションを選択します。チェックボックスの右側にあるフィールドに、使用するカスタムの前記号を入力します。画層をクラスとして取り込むのかレイヤとして取り込むのかに応じて、レイヤ名またはクラス名の先頭に適宜、前記号とハイフンが追加されます。

放射線（Ray）と構築線（XLine）を補助グリッドに入れる

放射線（Ray）と構築線（XLine）は、Vectorworksの補助グリッドに似たDXF／DWGまたはDWFの図形です。放射線は点からスタートして無限に続きます。一方、構築線は点で固定され、両方向に向けて無限に続きます。放射線（Ray）と構築線（XLine）を補助グリッドに入れるチェックボックスを選択すると、放射線と構築線を（長さが有限の）補助グリッドの線に変換します。

色と線の太さの関係

ほとんどのDXF／DWGまたはDWFファイルでは線の太さを使用していませんが、そうした状況も変わりつつあります。慣例的に、線の太さを識別するために色が利用されています。線の太さに対応する色の規格は複数ありますが、これらの規格はしばしば無視されています。非表示のレコードに、以前の取り込みまたは取り出しの際に指定したマッピングを保存していない場合、Vectorworksプログラムは取り出し時に標準のマッピングを自動的に選択します。取り込み時、Vectorworksプログラムは標準のマッピングを選択しません。逆に、すべての色に対して適切な線の太さをデフォルトで設定します。これは、ユーザが、想定する実際のマッピングを決定すべきであることを暗に示しています。

希望に応じて、線の色を太さに置き換えを選択してマッピングを指定します。取り込み処理中に、置き換えたい色を選択します。また、必要に応じて元ファイルの製作者と連絡を取ってください。正確な線の太さを決定できます。

色の付いた線は黒（背景色が黒の場合は白）に変換できます。この場合は、色を白黒にするチェックボックスを選択します。ほとんどのDXF／DWGまたはDWFファイルは黒の背景で作成されており、白の背景では色があまり映えないことに注意してください。

AutoCAD 2000以降のバージョンでは、.ctbファイルを使用してカラーマッピング情報を保存しますが、線の太さもサポートしています。そのため、これらのオプションが必要な場合と必要ない場合があります。

●       取り込み作業中に.ctbファイルが検出されず、線の太さが存在する場合は、自動的に線の色を太さに置き換えの選択が解除され、線の太さが正しく取り込まれます。

●       取り込み作業中に.ctbファイルが検出されず、線の太さが存在しない場合は、自動的に線の色を太さに置き換えが選択されます。線の色を太さに置き換えダイアログボックスが開き、手作業でマッピングできます（デフォルトで、すべての色が同じ線の太さにマップされるか、または現在のセッションで使用した最後のマッピングに設定されます）。

.ctbファイルが検出された場合は、自動的に線の色を太さに置き換えが選択されます。ダイアログボックスが開き、手作業でマッピングできます（値はマッピングファイルであらかじめ設定されています。重複するマッピングはイタリックで示されます）。

保存した取り込みオプション設定を使用している場合は、保存した設定のカラーマッピングより.ctbファイルが優先されます。保存した設定を使用するには、DXF／DWGまたはDWFフォルダから.ctbファイルを削除します。

破線

一部のファイルでは、破線の長さが正確でない縮尺で取り込まれていることがあります。破線の長さの縮尺を変更するには、すべての破線の長さを指定チェックボックスを選択して、縮尺値を入力します。推奨される縮尺値が表示されます。この縮尺は線の厚みに影響を与えません。Vectorworksプログラムは非常に小さな破線を実線に変換して、ファイルの表示中や印刷中に線が見えにくくなることを防ぎます。どの破線が実線に変換されるかを調整するには、破線の間隔が次の値より小さい場合は、実線として取り込むを選択し、保持したい最も小さい破線の間隔を（ファイルの単位で）入力します。

テクスチャ

有効にすると、AutoCADマテリアルからテクスチャおよびテクスチャマッピングが取り込まれます。

色属性およびイメージシェーダタイプを取り込むことができます。イメージシェーダを取り込むには、イメージファイル自体を含めて取り込む必要があります。Vectorworksテクスチャライブラリは現時点で、チェッカー、グラデーション、大理石、ノイズ、しみ、タイル、波、木のシェーダタイプをサポートしていません。これらのタイプを取り込む場合、Vectorworksソフトウエアでは定義済みの色属性を使用します。さらに、AutoCADの非金属の反射属性は、Vectorworksプログラムでは自動的にプラスチックの反射属性に変換されます。

AutoCADのグローバルマテリアルは、変更していない場合にのみ正しく取り込まれます。

DXF／DWGまたはDWFファイルのマテリアルプロパティをByBlockに設定している場合、Vectorworksではブロック内のエンティティの定義方法が異なるため、取り込んだ図形の最終的な表示は元のファイルと一致しないことがあります。

リソースマネージャからテクスチャとシェーダを編集することで、必要に応じて取り込んだテクスチャを調整します。

ブロック

ブロックのクリップ表示を無視する

ブロックのクリップ表示を無視するを選択すると、クリップしたブロックは伸縮されていない原寸大のVectorworksシンボルとして取り込まれます。この場合、元のイメージとは見た目が大きく異なる可能性があります。

クリップしたブロックを、枠のあるデザインレイヤビューポートとして取り込むか（Vectorworksデザインシリーズが必要）、または枠のあるレイヤリンクとして取り込むには、ブロックのクリップ表示を無視するの選択を解除します。これにより、Vectorworksファイルに多くのレイヤが作成されることがあります。作成された図形は簡単に操作できません。他のブロック内にあるクリップされたブロックも、原寸または伸縮されていないVectorworksシンボルとして取り込まれます。

寸法線

寸法線をグループに変換

デフォルトでは、取り込み処理によって、DXF／DWGまたはDWFファイルの寸法スタイルと一致するようにカスタムの寸法規格が自動で作成されます。スタイルを適用した後にDXF／DWGファイルで寸法をカスタマイズすると、変換後の寸法が元の寸法と一致しない場合があります。代わりに寸法をグループに変換するには、寸法線をグループに変換を選択します。

ブロックの属性

DXF／DWGまたはDWFファイルの属性は、Vectorworksファイルのリンクされた文字に類似しています。Vectorworksシンボルのリンクされた文字に変換された属性の扱い方を選択します。この選択に関係なく、レコードフォーマットは取り込み処理中に発見された属性を基にして作成されます。また、取り込まれた属性を含むブロックは、その属性がレコードフォーマットとして添付されます。

リストからリンクされた文字の扱いを選択します。取り込まれるファイルによっては、すべてのオプションが利用できるわけではありません。

表示とリンクを維持する

このオプションが利用可能な場合は選択します。選択すると、属性はDXF／DWGまたはDWFファイルで表示されていた時と同じように表示され、シンボルのリンクされた文字に変換されます。

非表示の属性または属性定義を無効にする属性がファイルに含まれている場合、このオプションは利用できません。

表示を維持する

このオプションは2番目に推奨するオプションです。選択すると、属性はDXF／DWGまたはDWFファイルの場合と同じように表示および印刷されます。ただし、表示方法を維持するため、必要に応じて一部シンボルの文字がリンクを解除される場合があります。その場合、シンボルレコードフィールドを更新しても、リンクされていない文字には反映されません。このオプションを選択すると、1つのシンボルがリンクされた文字とリンクされていない文字の両方を含むことがあります。

表示されているリンクを維持する

このオプションは、DXF／DWGまたはDWFファイルに「非表示」のマークが付いた属性が含まれる場合に使用できます。この属性の形式はシンボルに添付されたレコードフォーマットに変換されますが、リンクされた文字に変換されることはありません。図面の表示設定は維持されますが、表示に小さな変化が生じる可能性があります。この方法の利点は、リンクされた文字がすべての表示属性用に維持されることにあります。

すべてのリンクを維持する

このオプションを使用すると、レコードフィールドとシンボル文字のリンクが維持されます。すべての非表示属性が表示されるようになります。DXF／DWGまたはDWFファイルの表示は維持されない場合がありますが、シンボルの文字のリンクはそのまま維持されます。

すべてを隠す

すべての属性文字が取り込み時に隠されます。この情報はレコードフォーマットの図形に添付されますが、表示されません。

1つのレコードに入れる

各ブロックの属性をレコードフォーマットフィールドとして取り込みます。1つのレコードに入れるチェックボックスを選択すると、これらのフィールドをグループ化して、単一のレコードフォーマットにします。属性の集まりが同じフィールド名を含む場合、Vectorworksプログラムではこれらをグループ化して、レコードフォーマットに変換します。たとえば、2つのブロック（シンボル）がそれぞれカラーとパートナンバーというフィールド名の属性を含む場合、ブロックは両方とも同じレコードフォーマットを含む状態で変換されます。ブロックの1つがカラー、パートナンバー、および価格という名前を含み、もう一方がこれらの名前のうち2つを含む場合、2つのブロックは異なるレコードフォーマットを含む状態で変換されます。グループ化すると、レコードフォーマットの名前はレコードフォーマットの最初のいくつかのフィールド名から作成されます。

1つのレコードに入れるチェックボックスの選択を解除すると、グループ化されずにフィールドにつき1つのレコードフォーマットが作成されます。グループ化しない場合、レコードフォーマットはレコードフィールドと同じ名前を使用します。

ポイント

DXF／DWGまたはDWFのポイントは、Vectorworksファイルの（印刷されない描画補助である）基準点か、または（表示も印刷も可能な）シンボルのどちらかのように機能します。DXF／DWGまたはDWFの点を基準点とシンボルのどちらとして変換するかを選択します。デフォルトの動作として、ポイントのスタイルを実際のサイズで指定している場合（つまり拡大しても不変であり、常に同じ大きさで印刷される場合）はシンボルとして取り込みます。ポイントのスタイルを図面ウインドウのピクセルサイズの割合として指定している場合（つまり拡大のレベルでサイズが変わる場合）は基準点として取り込みます。補助グリッドクラスに入れるチェックボックスを選択すると、ポイントをVectorworksの補助グリッドクラスのシンボルとして取り込みます。これでポイントを非表示にすることができます。Vectorworksプログラムでは、表示／隠すコマンドを使用して表示を切り替えます。

二重線

Vectorworksファイルでの「二重線（mlines）」は、壁を作成する一部の方法に類似しています。二重線には「調整可能な」分岐点があり、他の二重線に結合できます。二重線と壁には複数の大きな相違点がありますが、二重線を壁として取り込むためのオプションが用意されています。DXF／DWGまたはDWFファイルの二重線をすべて壁にするつもりがない限り、このオプションを選択しないでください。

二重線を壁に変換する場合、壁の高さを調整する必要があります。これを行うには、ツール＞図形選択マクロを選択し、すべての壁を選択して、オブジェクト情報パレットで壁の高さを変更します。

テーブル

文字列と線のグループに変換を選択すると、各テーブルが、元のテーブルの形式と構造を正確に反映する独立した図形と文字のグループとして取り込まれます。テーブルのグラフィック表示が必要なだけで、テーブルやその内容を変更する予定がない場合は、このオプションを選択します。

ワークシートに変換を選択すると、ワークシートリソースが作成され、ワークシート図形が図面に配置されます。ワークシートは、元のテーブルの属性を持っており、より簡単に変更を加えることができます。

すべての未使用な描画要素を消去する

図面をVectorworksファイルに取り込む前に、未使用のブロック、レイヤなどがすべて消去されます。

特定の種類の未使用要素のみを消去するには、このオプションを選択解除し、消去する要素を選択します。

ファイルの座標系を使用してジオメトリを取り込む

通常は、このオプションを選択します。すでにファイルに指定されている座標系の設定を使用して、ジオメトリが取り込まれ、投影されます。ファイルのジオリファレンスを設定するを参照してください。

下の座標系を使用してジオメトリを取り込む

取り込むファイルの形状の座標系を指定します。これは、ファイルのジオリファレンスをまだ設定していない場合に便利です。ファイルのジオリファレンスをすでに設定している場合は、取り込む形状を変形（変更）してしまうことになるため、異なる座標系に取り込むことは推奨しません。ファイルの座標系を同じ座標系に設定を選択するか、取り込み時に座標系を指定しないでください。

EPSG／CRSを検索

EPSG／CRSを検索ダイアログボックスが開き、Well-Known Text（WKT）座標系を選択できます。

ファイルの座標系を同じ座標系に設定

取り込みで座標系を選択する場合は、このオプションを選択し、レイヤとファイルに同じ座標系を使用するようにします。