DesignSeries00014.pngIFCプロジェクトを取り出す

コマンド

パス

IFCプロジェクト取り出し

ファイル>取り出す

Vectorworksプロジェクトファイルは.ifc、.ifczip、および.ifcxml形式で取り出すことができます。

IFCバージョン2x2、2x3、または4への取り出しがサポートされています。プロジェクトのIFCファイルへの取り出しは、取り出されるファイルの使用に必要な形状と関連データの指定に基づきます。この指定はModel View Definition(MVD)と呼ばれる、建物モデル内のすべての形状とデータのサブセットです。MVDは、ワークフロー、または設計調整、干渉/衝突検出、構造解析、要素数量解析などの目的で、情報交換の標準化に取り組む国際団体、国内団体、または地域団体によって作成されてきました。MVDを使用して取り出しを自動化するか、または取り出される形状とデータのカスタムセットを手動で定義できます。

構成要素を含む壁は、単一のIFCエンティティ(IfcWall またはIfcWallStandardCase)として取り出すか、あるいは概算用に壁を個々の構成要素(IfcBuildingElementPart)に分割できます。構成要素を変更して、残りの壁とは異なる高さにした場合、その構成要素は自動的に建築部位の部品として取り出されます。

VectorworksファイルをIFCに取り出すには:

1.      最良の結果を得るには、取り出す前に以下の設定を行っておくことを推奨します。

       環境設定で回転体の分割数を「8」に設定し、ファイルサイズを小さくします。

       ビューを2D/平面に設定します。

       ビューをモデルの小さくシンプルなコーナーにズームします。

2.コマンドを選択します。

IFCプロジェクトの取り出しダイアログボックスが開きます。

3.データタブの各ペインでプロジェクト全体の取り出しオプション、敷地情報、および作成者データを指定します。フィールドの多くはIFC仕様で必要となります。IFCファイルヘッダ情報に含めるために、対応するIFCフィールドに自動的に割り当てられます。

4.レイヤの編集タブをクリックして、取り出すレイヤ、および取り出し時にレイヤに割り当てるストーリ名を指定します。指定した場合、これには地形モデルが含まれます。最初にストーリを設定しているプロジェクトの場合、割り当ては自動的に行われるため、建物のストーリに割り当てられたレイヤは割り当てレイヤリストに自動的に含まれ、適切な名前が付いたストーリに割り当てられます(Vectorworks Architectが必要)。割り当ては手動で制御することもできます。

割り当てレイヤごとに、関連する建物または地形データを指定します。

5.取り出し設定を保存するか、プロジェクトを取り出します。

       プロジェクトを取り出さずに、IFCプロジェクトの取り出しダイアログボックスでパラメータ設定を保存するには、設定を保存をクリックします。パラメータとオプションが保存されて、IFC プロジェクトの取り出しダイアログボックスが閉じられます。

       取り出すをクリックしてプロジェクトを取り出します。

別名で保存ダイアログボックスでファイル名と保存場所を指定します。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

IFC形式との相互使用

IFCデータをオブジェクトに割り当てる

IFCファイルを取り込む

複数のストーリを備えた建物構造を設定する