Spotlightプログラムでは多数の照明器具シンボルを利用できます。これらの定義済みシンボル以外にも、さまざまなシンボルを使用できます。独自の照明器具シンボルを作成できるのに加えて、任意のシンボルを照明器具に変換したり、すでに必要なパラメータが指定されている照明器具からプラグインオブジェクトを作成したりすることもできます。
コマンド |
パス |
Lighting Deviceに変換 |
舞台照明>図形変換 |
Lighting Deviceに変換コマンドは、既存のカスタムシンボルインスタンスを照明器具に変換します。たとえば、カスタムセット部品を照明器具に変換して、シーンで光を放射するようにしたりできます。シンボルを変換すれば、照明器具のパラメータを使用できるようになります。Light Infoレコードが連結されていない器具は、照明器具シンボルとしての高度な機能を持てませんが、照明機能はあります。
照明器具シンボルの作成とLight Infoレコードの連結については、ワークフロー:照明器具のシンボル定義を作成するを参照してください。
照明器具を作成するには:
1. 変換するシンボルを選択します。
カスタム形状を変換する場合は、まずシンボルを作成する必要があります。形状を選択し、加工>シンボル登録を選択します。シンボルの表示は2Dと3Dで異なります。照明器具は、自動的にシンボルの適切な部分を使用します。シンボルには少なくとも2Dコンポーネントを含める必要があります。3Dビューで正しく表示させるには3Dコンポーネントも必要です。詳細はシンボル定義を作成するを参照してください。
2.コマンドを選択します。
選択したシンボルが照明器具に変換され、図面に挿入されたままになります。有効なラベル設定を設定していると、それが適用されます。詳細は器具のラベルを設定を参照してください。照明器具のプロパティはオブジェクト情報パレットから変更できます。一部のパラメータは必須です。
ライブラリから挿入した照明器具やシンボルから変換した照明器具は、赤色のシンボルとして保存できます(赤色のシンボルのついては、概念:Vectorworksシンボルを参照してください)。赤色のシンボルは、元の照明器具の吊り元(Position)パラメータ以外のパラメータを維持します。新しいシンボルの吊り元は、照明仕込み図での位置によって決まります。Spotlight設定:荷重とリギングペインで作成時の自動位置決めを有効にするを選択して、リギングオブジェクトへの自動連結を有効にします。
定義済みのパラメータを使用して照明器具シンボルを作成するには:
1. 照明器具を選択し、すべてのパラメータが指定されていることを確認します。
吊り元がそのファイル固有の場合は、オブジェクト情報パレットで、現在の位置(Positionパラメータ)を削除します。照明器具の高さの値Zを0に設定します。
2.加工>シンボル登録を選択します。
シンボル登録ダイアログボックスが開きます。パラメータについては、シンボル定義を作成するを参照してください。
3.プラグインオブジェクトに変換を選択してOKをクリックします。
このオプションを選択せずに、標準のシンボルを作成すると、照明器具の機能がなくなります。
4.フォルダ選択ダイアログボックスが表示されたら、シンボルの場所を指定します。
照明器具シンボルが、リソースマネージャおよびリソースセレクタ内に赤色のシンボルとして表示されます。シンボルを挿入すると、保存したパラメータが定義されているプラグインオブジェクトとして機能します。
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