ネットワークは、関数スクリプトを作成するために連結された一連のノードであり、ノードでの定義に従ってコマンドを実行します。完全なネットワークは、マリオネットスクリプトと見なされます。スクリプトはすべて左から右に読み、データは一方向に流れます。ネットワークは2D/平面ビューでのみ作成、編集することができます。
ネットワークを作成するには:
1. セレクションツールを使用して、ノード出力ポート上の制御点をクリックします。次に、カーソルを移動してノード入力ポートをクリックします。
セレクションツールの変形禁止モードが無効(オフ)になっていることを確認してください。
2.2つのポートがワイヤで連結されます。任意のノードの出力を、他のノードの複数の入力に連結できます。同様に、複数の出力を単一の入力ノードに連結することもできます。
複雑なネットワークを整理するには、整列コマンドを使用してノードを整列します。ワイヤの連結には影響しません(図形を整列/均等配置するを参照)。
ノードに名前を付けるのは、ネットワークを作成して整理する上で重要であり、ラッパーノードに大きな影響を与えます。詳細はマリオネットのラッパー(Wrapper)ノードを参照してください。より複雑なネットワークの個々の段階を覚えておきやすいように、入力ノードと連結先のノードに名前を付けます。ノードに名前を付けるには、ノードを選択して、オブジェクト情報パレットの名前に入力します。
名前を付けた入力ノードは、ラッパーノードのオブジェクト情報パレット上にフィールドとして表示されます。これらのノードに名前を付けると、すばやく認識できるほか、実際のラッパーノードを編集しなくても値を調整できます。
名前を付けた入力ノードは、ラッパーノードにアルファベット順に表示されます。
名前を付けたノードで使用していないポートはラッパーノード上に表示され、他のネットワークに簡単に連結できます。この点でも、ノードに名前を付ける意味は十分にあります。
ネットワークを編集するには:
1. 変更するノードまたはワイヤを選択します。
上図のネットワークで、OvalノードをExtrudeノードに連結しているワイヤを選択します。
2.ワイヤの連結を解除するには、入力ポートにある制御点を選択します。
上図のネットワークで、Columnノードの「profile」(Obj)入力にある制御点を選択します。
3.ワイヤを別の入力ポートに連結するか、図面の空白部分をクリックしてワイヤを削除します。
ノードを削除すると、関連付けられたワイヤもすべて削除されます。
コマンド |
パス |
マリオネットスクリプトを実行 |
コンテキストメニュー |
マリオネットスクリプトを実行するには、ネットワーク内の任意のノードを右クリックし、コマンドを選択します。または、オブジェクト情報パレットで実行を選択します。
スクリプトの実行時にエラーが発生すると、実行エラーダイアログボックスが開き、エラーの種類に関する情報とスクリプトの場所が表示されます。
マリオネットの設定では、スクリプトの実行後にどのオブジェクトを選択状態のままにするかを決定できます。現在のノードを選択するか、またはスクリプトによって生成されたオブジェクトを選択するかを選べます。詳細はマリオネットツールを使用してノードを配置するを参照してください。
スクリプトの実行が完了すると、スクリプトを実行して作成されたオブジェクトはグループ化されます。スクリプトを続けて実行すると、以前にスクリプトを実行して作成した、グループ化されている図形が上書きされます。図形を残すには、グループの名前を変更するか、図形のグループを解除します。
マリオネットツールのデバッグモードを使用すると、期待どおりに機能していないネットワークのトラブルシューティングを行うことができます。ラップされていないスクリプトをデバッグしたり、ラッパーノードまたはオブジェクトノードをダブルクリックして、その下層にあるスクリプトをデバッグしたりできます。デバッグモードでは、各出力ポートの隣に数字が表示され、その出力ポートから連結された入力ポートに送られる値の数が示されます。ワイヤをクリックすると、マリオネット接続ワイヤの値ダイアログボックスが開き、ワイヤを通過する値が表示されます。ダイアログボックスを閉じるとスクリプトが実行されます。
ワイヤをクリックするたびにスクリプトが実行されるのを回避するには、ツールバーの設定をクリックしてデバッグモードで最後に実行された値を取得するを選択します。このオプションを選択すると、スクリプトを再実行せずにワイヤの値が表示されます。
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