植栽カタログを使用する

概念：植栽スタイルと植栽データベースの統合で説明しているように、植栽スタイルに組み込まれている植物学的データは、植栽カタログまたは植栽データベースと関連付けることができます。植栽カタログを使用することを推奨します。植栽カタログは処理がシンプルで、広く利用されている植栽メーカーのオンラインカタログを使用できます。

植栽カタログはタブ区切りのテキストファイルで、必要に応じてVectorworks以外でも簡単に編集できます。

植栽カタログにアクセスする

植栽カタログには、植栽スタイルの編集時または植栽データを開くコマンドでアクセスします。

データソースとして植栽データベースを選択した場合は、植栽データを開くコマンドをクリックすると、選択した植栽データベースが開きます。植栽データベースにアクセスするを参照してください。

あるいは、植栽スタイルを作成するの説明に従って、植栽スタイルを作成または編集します。植栽スタイルダイアログボックスの一覧表ペインで、植栽データを取得をクリックします。

パラメータ	説明
植栽カタログ	必要な植栽情報を含む植栽カタログを選択します。リストには、標準リソースの植栽カタログ、作成した植栽カタログ、および植栽データベースから作成してデータベースの場所に保存した植栽カタログが含まれます。植栽カタログを初めて使用する場合、その取り込み状況がプログレスバーに示されます。
新規植栽カタログ	現在の植栽カタログの選択をクリアし、新しい空白のカタログを作成します。新規植栽カタログダイアログボックスで名前を入力します。植栽カタログのリストに新しいカタログが追加されます。
フォルダを直接表示	エクスプローラー（Windows）またはFinder（Mac）を使用して、植栽カタログが含まれるフォルダを開きます。
植栽	選択した植栽カタログに含まれる植栽が表示されます。
フィルタを使用	指定したフィルタを使用して、植栽のリストが表示されます。
フィルタ	植栽フィルタダイアログボックスが開きます。確認したい植栽のみを表示するために、植栽のリストに使用するフィルタの方法を指定します。行ごとに使用可能なフィルタパラメータを選択して、比較演算子と値を選択します。演算子は範囲に対応しており、区切り文字\|_\|を使用します。植栽データ値を範囲として定義し、演算子=と共に入力した値が範囲内にある場合に、その植栽が検索されます。値と共に<を使用すると、より小さな範囲の値が検索され、>を使用すると、より大きな範囲の値が検索されます。既存の値を選択して、カタログ内の植栽から取得したリストから選択するか、カスタムを選択して値を入力します。テキストに対する「が右項目を含む」演算子は、?を使用して任意の一文字を、*を使用して任意の数の文字を表すことができます。さらにオプションを指定するには、フィルタ条件を追加をクリックして新しいフィルタ条件の行を追加します。直前に追加した行を削除するには、フィルタ条件を削除をクリックします。
植栽表示の基準	植栽の表示を学名による表示または樹種名による表示に切り替えます。
植栽名一覧	現在選択している植栽カタログに含まれる植栽が表示されます。（植栽データを取得をクリックしてダイアログボックスを開いた場合は）植栽を選択すると、植物学的情報が右に表示されます。この情報を植栽スタイルに使用します。
植栽データ	名前リストで選択した植栽の植物学的情報が表示されます。使用できる植栽データフィールドの数は、世界の地域によって異なります。
編集	植栽データフィールドの編集ダイアログボックスが開き、現在選択しているデータ行の内容を編集できます。複数の行を選択して一度に編集できます。
植栽イメージ	現在の植栽に対して選択またはダウンロードしたイメージが表示されます（植栽データベースのイメージを設定するを参照）。
イメージを編集	イメージを編集ダイアログボックスが開きます。参照をクリックしてイメージを選択し、外部ファイルから植栽のイメージを取り込むことができます。既存のイメージを削除するには、イメージを削除を選択します。
追加	植栽を追加ダイアログボックスが開き、植栽カタログに植栽を追加することができます。
削除	現在選択している植栽を植栽カタログから削除します。

3.植栽データを取得をクリックして植栽スタイルの植物学的情報を入手した場合は、単一の植栽を選択してOKをクリックします。

植栽スタイルが植栽カタログのデータで更新され、一覧表および植栽データベースペインに表示されます。