コマンド |
パス |
パブリッシュ |
ファイル |
パブリッシュコマンドでは、現在のファイルからでも、選択したフォルダ内の他のファイルからでも、取り出すシートレイヤや登録画面、およびワークシートを複数選択できます。
図面枠で版情報を管理しているファイルでは、現在の版にあるすべての図面をパブリッシュセットにすばやく配置できます(Vectorworksデザインシリーズが必要。図面枠を作成するおよび表題欄マネージャを参照)。
パブリッシュコマンドの機能は、お持ちのライセンスによって異なります。
ライセンス |
機能 |
Vectorworks Fundamentals製品 |
DXF/DWG、DWF、Excel™の取り出し |
Vectorworksデザインシリーズ 製品 |
● DXF/DWG、DWF、Excel、PDF、イメージ形式の取り出し ● プリント |
Vectorworks Service Select契約者(すべての製品) |
DXF/DWG、DWF、Excel、PDF、イメージ形式の取り出し Vectorworks Cloud Servicesでは、ユーザのコンピューターではなくクラウドサーバ(サインインが必要)上で処理されます。生成されたファイルには、Vectorworks Cloud Servicesのウェブポータル、デスクトップコンピューター上のクラウド処理フォルダ、モバイルアプリVectorworks Nomadからアクセスできます。詳しくは、Vectorworks Cloud Servicesホームページ(https://www.aanda.co.jp/VSS/service_VCS.html)をご覧ください。 Vectorworks Cloud Servicesのウェブポータル、クラウドパブリッシュ機能、モバイルアプリの使用について詳細を確認するには、Cloud>ヘルプを選択します。 |
パブリッシュする項目ごとに、カスタムオプションを設定したり、カラーまたは白黒出力を選択したりできます。カスタムのパブリッシュをすばやく簡単にするには、頻繁に使用するファイルとオプションのセットを保存します。
このダイアログボックスは、リスト項目の並べ替え、選択、および編集を行うことに特化した機能を備えています。リストボックス機能を参照してください。
シートレイヤ、登録画面、またはワークシートを一括でパブリッシュするには:
1. シートレイヤ、登録画面、またはワークシートのパブリッシュ設定を行います。
ビューポートおよびビューでレイヤとクラスの表示設定をします。表示およびグレイ表示されているすべてのレイヤがパブリッシュされます。非表示のレイヤおよびクラスは印刷されず、PDFまたはDWFにパブリッシュもされません。DXF/DWGの取り出しダイアログボックスでこのオプションを選択した場合は、非表示のDXF/DWG画層としてパブリッシュできます。
2.クラウドパブリッシュ機能を使用する場合は、メニューバーの右上隅にあるサインインをクリックして、Vectorworks Cloud Servicesにサインインします。Cloud>Vectorworks Cloud Servicesフォルダを開くを選択して、パブリッシュするファイルをフォルダ内に置きます。あるいは、Dropbox統合設定を有効にしている場合は、Dropboxフォルダ内にファイルを置きます。
3.ファイル>パブリッシュまたはCloud>クラウドパブリッシュ(Vectorworks Service Selectの契約が必要)を選択します。
パブリッシュダイアログボックスが開きます。
クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。
4.ダイアログボックスの左ペインに、現在選択しているファイル内のシートレイヤ、登録画面、およびワークシートが表示されます。リストの他のファイルを展開するには、フォルダ選択をクリックして、パブリッシュするファイルが置かれているフォルダを選択します。
クラウドパブリッシュ機能を使用する場合は、最初にストレージと処理リストからVectorworks Cloud上で保存と処理を行う、またはDropbox上に保存しVectorworks Cloudで処理するを選択してから、フォルダを選択します。
5.複数の項目をパブリッシュする場合は、追加項目のパブリッシュ形式リストでデフォルトの形式を選択します。
6.ダイアログボックスの左ペインにあるリストで使用可能な項目を選択し、ウインドウの中央にあるボタンを使用して、ダイアログボックスの右ペインにあるパブリッシュリストに移動します。または、項目をダブルクリックして(あるいは、複数の項目を選択し、Shiftキーを押しながらダブルクリックして)パブリッシュリストに移動します。
● ワークシートにはExcelまたは印刷形式が必要ですが、Excel形式はシートレイヤまたは登録画面と互換性がありません。選択した項目とデフォルトの形式の間で競合があると、警告が表示されます。
● 右側ペインのパブリッシュ形式列は、項目ごとに現在の出力設定を表示します。
● 項目を複数の形式にパブリッシュするには、パブリッシュリストに追加済みのアイテムも表示を選択します。パブリッシュリストに項目を繰り返し追加して、項目ごとに異なる形式を指定します。
7.カスタム出力オプションを設定するには、パブリッシュリストで項目を1つ以上選択してオプションをクリックします。
8.パブリッシュするファイルの取り出しオプション設定を行うには、ファイル取り出しオプションをクリックします。
クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。
9.パブリッシュをクリックします。
10.Vectorworks Cloud Servicesまたは指定したDropboxストレージフォルダにファイルを保存していない場合は、警告が表示されます。保存をクリックしてファイルを保存し、続行します。
11.パブリッシュ設定を保存していない場合は、保存するように求められます。
12.パブリッシュ形式として印刷以外の形式を選択すると、フォルダ選択ダイアログボックスが開きます。出力場所を指定して、フォルダ選択をクリックします。
クラウドパブリッシュ機能を使用する場合は、出力フォルダを適宜Vectorworks Cloud ServicesまたはDropboxフォルダに配置する必要があります。
13.選択したフォルダにすでにファイルがある場合は、続行したいかを確認するように求められます。
クラウドパブリッシュ機能を使用している場合は、ステータスダイアログボックスが開いて、クラウドパブリッシュの進行状況が表示されます。
選択した設定に基づいて出力ファイルが印刷または作成されます。出力フォルダにパブリッシュログファイルが作成されます。
現在のパブリッシュ設定を保存して、後で再利用できます。パブリッシュする項目の設定を、(前記号、リスト順、パブリッシュ方法、色設定、およびカスタムオプションを含めて)現在選択しているファイルに保存します。ファイルの設定に選択したフォルダからの項目が含まれる場合は、現在選択しているファイルに対するパスの保存方法を指定します。
取り出しリストを設定として保存するには:
パブリッシュダイアログボックスで、設定を保存をクリックします。
設定を保存ダイアログボックスが開きます。
クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。
この設定は現在選択しているファイルと共に保存され、それ以降のパブリッシュ処理で使用できます。
設定を保存した後に読み込んで、再度同じ設定をパブリッシュできます。設定を編集または削除するオプションもあります。
保存したパブリッシュ設定を管理するには:
1. パブリッシュダイアログボックスで、読み込む設定のストレージと処理の種類を選択します。
2.設定の管理をクリックします。
設定の管理ダイアログボックスが開きます。
クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。
3.必要に応じて、設定を編集または削除します。
4.設定を読み込まずにダイアログボックスを閉じるには、閉じるをクリックします。設定を読み込むには、設定を1つ以上選択して読み込みをクリックします。
選択した設定がパブリッシュダイアログボックスに表示されますが、次の例外があります。
● 異なるVectorworks製品がインストールされたコンピューター上で設定を開くと、読み込んだ設定に元のすべての項目が表示されないことがあります。たとえば、Vectorworks Service Selectを契約していないVectorworks Fundamentals製品で設定を開くと、PDF項目は表示されません。また、ストレージと処理の種類がVectorworks Cloud上で保存と処理を行う、またはDropbox上に保存しVectorworks Cloudで処理するに設定されている場合は、印刷項目は表示されません。
● 設定に含まれる項目が特定できない場合は、見つからないファイルを手動で指定するよう求められるか、項目が見つからない旨が警告されます。見つからない項目はパブリッシュダイアログボックスに赤色で表示され、パブリッシュ処理には含まれません。