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プロジェクト共有ダイアログボックスを使用して、レイヤのチェックアウトやリリース、プロジェクト履歴の表示を行います。管理者権限がある場合は、他のユーザの権限レベルを設定したり、プロジェクトのバックアップ方針を設定したりすることも可能です。
このダイアログボックスは、リスト項目の並べ替えと選択を行うことに特化した機能を備えています。リストボックス機能を参照してください。
プロジェクト共有ダイアログボックスを使用するには:
1. ワーキングファイルで、コマンドを選択します。
プロジェクト共有ダイアログボックスが開きます。
Vectorworks(.vwx)ファイルからプロジェクト共有コマンドを選択すると、代わりにプロジェクト共有の設定ダイアログボックスが開きます。プロジェクトファイルを共有するを参照してください。
2.ファイルでの作業中には、ファイル設定を変更することがよくあります。利便性と効率性を考慮し、ワーキングファイルを更新しても、カスタム設定がプロジェクト設定で上書きされることはありません。ダイアログボックスの下部にあるファイル設定をリセットをクリックすると、いつでもすぐにプロジェクト設定に戻すことができます。
プロジェクトはただちに、すべての変更を反映して更新され、取り消しコマンドで元に戻すことはできません。
以下のトピックでは、タブについて説明します。
プロジェクトにおける各レイヤの現在のステータスが表示されます(参照レイヤは表示されません)。
管理者権限がある場合は、星のアイコン()列をクリックすると、各レイヤのマスターレイヤの指定を追加または削除できます。マスターレイヤは、管理者またはプロジェクトの権限レベルを持つユーザのみが変更できます。
各行のテキストの色は、レイヤのステータスを表します。
● 黒:レイヤはチェックアウトできます。
● 青:レイヤは現在、このワーキングファイルでチェックアウトしています。
● グレイ:レイヤは現在、別のワーキングファイル用にチェックアウトされています。
クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。
プロジェクトの作業履歴が表示されます。デフォルトでは、直前の処理がリストの一番上に表示されます。作業履歴項目は、レイヤ、レイヤのコンテンツ、クラス、リソース、および、ファイル設定などの図面全体にわたるファイルデータを含め、プロジェクトの通常の領域に変更が反映されるたびに作成されます。作業履歴項目は、レイヤのチェックアウトやリリースが行われた時も作成されます。
列をソートし直すと、特定のレイヤに対するすべての変更を表示したり、特定のユーザが行ったすべての変更を表示したりできます。特定のキーワードを含む項目を検索することもできます。
このタブに表示される作業履歴リストは、現在のソート順に基づく直近の3,000項目に限られます。取り出しオプションを使うと、いつでも完全な作業履歴を入手できます。
作業履歴項目ごとに、エンティティ名、エンティティタイプ、ユーザ名、コメント、処理の内容、処理を行った日時が表示されます。
ボタンを使用すると、コメントの編集や、作業履歴の削除、取り出し、検索を行えます。
クリックすると、オプションの表示/非表示を切り替えられます。
プロジェクトで作業するための権限レベルを持つすべてのユーザが一覧表示されます。Vectorworksプログラムでは、ユーザをユーザ名で識別します。これは、各ユーザがコンピューターにログインする時に使用した名前です。現在のユーザ名と権限レベルは、太字で表示されます。
管理者権限を持つユーザは、このタブですべての機能にアクセスできます。管理者権限のないユーザは、強調表示する色をユーザごとに指定する色の置き換えボタンのみ使用できます。
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このトピックに関する参考ビデオ(英語)を視聴するには、ここをクリックしてください(インターネット接続が必要)。 |
クリックすると、オプションの表示/非表示を切り替えられます。
権限レベル |
説明 |
読み取り専用 |
● ファイル内容の表示 ● ファイル内での移動 ● クラスおよびレイヤの表示設定の編集(反映はできません) ● ファイルのパブリッシュと取り出し |
レイヤ(制限付き) |
読み取り専用の権限レベルに、以下が加わります。 ● レイヤ上のオブジェクトの作成、削除、編集 ● ワークシート、スクリプト、スクリプトパレットの作成、削除、編集 ● 制限のないファイル設定の編集(反映はできません) ● 登録画面の作成と編集(反映はできません) ● ワーキングプレーンの作成と編集(反映はできません) |
レイヤ |
レイヤ(制限付き)の権限レベルに、以下が加わります。 ● レイヤの作成、削除、編集 ● 登録画面の反映 ● パブリッシュ設定の作成、削除、編集、反映 ● 一括レンダリング設定の作成、削除、編集、反映 |
レイヤ/リソース |
レイヤの権限レベルに、以下が加わります。 ● リソースの作成、削除、編集 ● 寸法規格の作成、削除、編集 ● 模様の作成、削除、編集 |
プロジェクト |
レイヤ/リソースの権限レベルに、以下が加わります。 ● クラスの作成、削除、編集 ● ストーリデータの作成、削除、編集 ● マスターレイヤの設定と編集 ● Vectorworksファイルへの参照の作成、削除、編集 ● ファイル設定への制限付きアクセスの編集 ● すべてのファイル設定の反映 |
管理者 |
プロジェクトの権限レベルに、以下が加わります。 ● プロジェクト共有設定の管理 ● ユーザの追加、削除、編集 |
権限レベルがファイルの編集や更新、変更の反映に及ぼす影響について、詳細は以下を参照してください。
管理者の権限レベルを持つ場合は、このタブを使用して、プロジェクトのバックアップ方針を設定します。
クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。
管理者の権限レベルを持っている場合は、このタブを使用して、ファイルベースとサーバベースのどちらのプロジェクト共有方法を使用するかを設定します。
現在使用中のプロジェクトファイルのプロジェクト共有の方法を切り替えると、プロジェクトに関連付けられていたすべての既存ワーキングファイルが無効になります。切り替えを行う前に、すべてのユーザーにすべての未処理の変更を反映してもらってください。切り替え後は、すべてのユーザが新しいワーキングファイルを作成する必要があります。
クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。