シートレイヤビューポートと、レンダービットマップツールで作成したビットマップは、作業中にバックグラウンドでRenderworksのレンダリングモードを使ってレンダリングできます。未更新のために更新が必要なシートレイヤは、ストライプの境界線で表示されます(シートレイヤビューポートの作成およびビューポートの状態を参照してください)。ビューポートは、オブジェクト情報パレットでレンダリング(バックグラウンド/輪郭)に指定したレンダリングモードおよび設定でレンダリングされます。レンダービットマップは、作成時に有効だったツール設定でレンダリングされます(範囲を指定するを参照)。
レンダービットマップは、作成するとすぐにバックグラウンドでレンダリングを開始します。シートレイヤビューポートのレンダリングを更新する方法は複数あります。
● ビュー>選択しているビューポートを更新またはビュー>すべてのビューポートを更新を選択します。
● 選択しているビューポートのオブジェクト情報パレットで更新を選択します。
● ビューポートを右クリックし、コンテキストメニューから更新を選択します。
● ナビゲーションパレット(Vectorworksデザインシリーズが必要)のビューポートタブでシートレイヤビューポートを1つ以上選択し、ナビゲーションメニューの更新を選択します。ナビゲーションパレットを参照してください。
レンダリングが開始されると、メッセージバーに表示されるように、Vectorworksプログラムは最初に図面のジオメトリを処理します。複数のビューポートを選択している場合は、レンダリング(バックグラウンド)が開始される前に各ビューポートのジオメトリが最初に処理されます。この間、レンダリングをキャンセルする場合の操作以外はブロックされます。ジオメトリが処理されるとレンダリング(バックグラウンド)が開始され、Vectorworksプログラムが再び使用可能になります。
デザインレイヤを編集することでシートレイヤビューポートの現在または待機中のレンダリング(バックグラウンド)が影響を受ける場合、レンダリングは継続されますが、レンダリングが完了するとビューポートは未更新になります。
図面ウインドウの右下にあるアニメーションアイコンは、レンダリング(バックグラウンド)が待機中または進行中であることを示します。このアイコンはレンダリング(バックグラウンド)が行われていることのサインであり、別のレイヤに切り替えても表示されます。ビューポートまたはレンダービットマップの右下隅にある別のアイコンは、ビューポートまたはビットマップ個々の状態を示します。ナビゲーションパレット(Vectorworksデザインシリーズが必要)のビューポートタブおよびメッセージバーにも、レンダリング状態に関する情報が表示されます。レンダリング(バックグラウンド)中、レンダリングビューポートおよびビットマップはロックされ、オブジェクト情報パレットでは更新を中止オプションだけが使用可能になります。ただし、別レイヤへの切り替え、図形の編集、さらにはレンダービットマップの別レイヤへの移動など、その他すべての描画処理は行うことができます。レンダリング(バックグラウンド)の進行中に印刷、保存、イメージの取り出し、またはVectorworksプログラムの終了を行うと、レンダリングを続行またはキャンセルするオプションを含む警告メッセージが表示されます。
メッセージバーは、レンダリング中の各シートレイヤビューポートの名前を表します。個別および全体のレンダリング(バックグラウンド)が完了すると、アイコンは表示されなくなります。
現在バックグラウンドでレンダリング中か、またはレンダリングのキューで待機中のシートレイヤビューポートおよびレンダービットマップをキャンセルする方法は複数あります。
● ビュー>すべてのビューポートの更新をキャンセルを選択します。
● 選択したビューポートのオブジェクト情報パレットで更新を中止を選択するか、レンダリングを中止を選択して、選択したレンダービットマップのレンダリングをキャンセルします。
● ナビゲーションパレット(Vectorworksデザインシリーズが必要)のビューポートタブでシートレイヤビューポートを1つ以上選択し、ナビゲーションメニューの更新を中止を選択します。ナビゲーションパレットを参照してください。
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