1. 形状設定タブをクリックし、一般タブで選択した構成に基づいて階段の基本形状と詳細形状を設定します。形状設定パラメータは自動的に相互作用します。いくつかの必要なパラメータを入力すると、残りのパラメータがそれに合わせて調整されます。すべての階段構成にすべての形状パラメータを使用できるわけではありません。関連するパラメータのみが表示されます。
各パラメータの横にある図は、階段の該当箇所を示しています。
クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。
2.特定の値ではなくレイヤの高さで階段の階高を設定する場合、階段の高さはその上端および下端の境界で、レイヤまたはストーリ要素で拘束できます。下階と上階は、階段が接続する2つのストーリを示します。境界要素を調整すると、それに応じて階段の高さが自動的に変更されます。
レイヤの高さを使用を選択します。レイヤの高さによる階高ダイアログボックスが開きます。
クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。
3.2つのプレビューが表示されます。
下側のプレビューには、段板と蹴込みの詳細の立断面ビューが表示されます。現在の勾配角度も示されます。
上側のプレビューは2D/平面ビューで表示され、インタラクティブです。
● 上部または下部の段板をクリックして、強調表示されている段板に関する斜角の段板パラメータを設定します。
● L字階段およびU字階段では、踊り場のコーナーにクリック可能な赤色の領域が表示されます。各領域をクリックして、踊り場の内側および外側コーナーのパラメータを設定します。踊り場コーナーダイアログボックスが開きます。90度以外の角度を許可する構成では、希望する長さまたは半径を入力します。コーナースタイルのパラメータが自動的に更新されます。コーナーごとに、希望する角度にコーナースタイルを設定します。また、面取りやフィレットの値を指定してコーナーを丸くします。
● U字×2およびL字×3の構成では、2D/平面プレビューで階段の一部が重なり合うことがあり、意図するコーナーのパラメータの選択や編集がしにくくなる場合があります。赤い領域をクリックして、これらの構成におけるコーナーのパラメータを設定する前に、階段の上階部分と階段の下階部分のどちらをプレビューに表示させるかを選択します。
● 90度均等割りの回り段のある階段構成の場合、階段の回り段をクリックして回り段パラメータを設定します。回り段パラメータダイアログボックスが開きます。階段の回り段セクションの段板の数を指定すると共に、回り段段板奥行きを階段の直線部分の段板奥行きに一致させるかどうかを選択します。一定の段板奥行きを維持したい場合は、エラーを防止するため、場合によって最小の回り段段板奥行きを調整する必要があります。
形状設定タブでは値をロックできます。ロックすると、階段の適切な計算値を保持しながら他のパラメータを強制的に再計算できます。無効な入力を試みると、ロックした他の値や最小値/最大値の制限が原因でエラーになることがあります。
このような状況が発生すると、エラー修正ダイアログボックスが開き、エラーの原因に関する説明が表示されると共に、問題を修正する複数のオプションが提示されます。リストからいずれかのオプションを選択し、OKをクリックして階段のパラメータに戻ります。
有効な修正オプションがない場合は、代わりに警告ダイアログボックスが開いてエラーが通知され、そのエラーを回避し得る複数のオプションが提示されます。
エラーや警告が表示される可能性のある状況には、次のようなものがあります。
● 階高の計算は段数 × 蹴上げに基づくため、いずれかの値を変更せずに編集することはできません。同様に、段数または蹴上げは階高がロックされていると編集できません。
編集するパラメータ |
ロック |
ロック解除 |
解決方法 |
階高 |
蹴上げ |
段数 |
警告に従って蹴上げまたは階高および段数を変更するか、元の値に戻します。 |
階高 |
段数 |
蹴上げ |
警告に従って蹴上げまたは蹴上げおよび段数を変更するか、元の値に戻します。 |
階高 |
蹴上げと段数 |
該当なし |
警告に従って蹴上げと段数の一方または両方を変更するか、元の値に戻します。 |
蹴上げ |
階高 |
該当なし |
警告に従って階高または蹴上げおよび段数を変更するか、元の値に戻します。 |
段数 |
階高 |
該当なし |
警告に従って、階高、蹴上げ/ステップ長、または蹴上げおよび段数を変更するか、元の値に戻します。 |
● 階段の階高と階段の長さ(または螺旋階段の場合は円弧角)は、段板奥行き、蹴上げ、段数など他の値に影響します。長さ/円弧角がロックされていると、他のパラメータで有効な値を取得できなくなる可能性があります。階段の長さまたは円弧角は段板奥行きの倍数になるため、一方がロックされている時に他方を編集することはできません。
編集するパラメータ |
ロック |
解決方法 |
階高 |
長さまたは円弧角 |
警告に従って段数および段の長さを変更するか、長さ/円弧角をロック解除するか、あるいは元の値に戻します。 |
段板奥行き |
長さまたは円弧角 |
警告に従って長さ/円弧角を変更するか、段数および段板奥行きを変更するか、その両方を行うか、あるいは元の値に戻します。 |
長さまたは円弧角 |
段板奥行き |
警告に従って段板奥行きと段数の一方または両方を変更するか、段数および長さ/円弧角を変更するか、あるいは元の値に戻します。 |
● 最小/最大 設定で定義した制限により、パラメータが変更されない場合があります。エラー修正ダイアログボックスのオプションを使用すると、制限をわずかに緩めるか完全に無効にして、階段を作成できる場合があります(これは特に、パラメータ値を試している計画段階で適用されます)。
● いずれかの辺の値を大幅に変更すると、回り段が階段の直線部分に押し込まれて、階段のコーナーで計算エラーになる場合があります。場合により、コーナーでの回り段の段数と範囲、または階段の内側コーナーのコーナースタイルを変更する必要があります。
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