2010より前のバージョンのRenderworksからレンダリングしたファイルを移行する

統合されたCinema 4Dレンダリングエンジンには、レンダリング速度の向上、高品質のレンダリング、取り出しオプションの追加、簡潔なインターフェイスなど、多くの利点があります。

Cinema 4Dを使用していない、2010より前のバージョンのRenderworksを使用して作成したファイルを開く時は、次の点に注意してください。

       変換後のファイルにおけるレンダリングの外観や品質は、可能な限り同じになるようにしています。ただし、完全に同じにすることはできず、異なったレンダリングになる質感もあります。

       次の質感は同じにはなりません。波形スレート、スパニッシュ瓦、ローマン瓦の各屋根材

       次のRW-アート設定は利用できなくなりました。コンタ、タイル、点描、水筆、モノクロ二階調

       その他のRW- アートスタイルは、以前のバージョンと同一のレンダリングになりません。ただし、RW-アート設定の数は増加しました。

       面光源は、面の法線方向だけでなく、両面方向に光を放射するようになりました。そのため、以前のバージョンのようなレンダリング効果を得るには、面光源の背後に何らかのマスク形状が必要になることがあります。

       以前のバージョンでの光源およびイメージの明るさは、背景放射光オプション(ビュー>背景放射光)の放射光の明るさパラメータで調整できるようになりました。

       以前のバージョンでカスタムプラグインオブジェクトを作成した場合は、質感のレコード数が変更されます。