リソースマネージャを使用して、任意のVectorworksファイルのリソースを参照します。リソースを含むマスターファイルと、それを参照するターゲットファイルは、Vectorworksバージョン番号が同じでなければなりません。
別のファイルのリソースを参照するには:
1. マスターファイルのリソースをリソースマネージャに表示します。ファイルオプションメニューのファイルを閲覧コマンドを使用するか、マスターファイルがお気に入りまたはライブラリファイルの場合はファイルブラウザペインを使用してアクセスします(リソースマネージャ:ファイルブラウザペインを参照)。
2.目的のリソースを右クリックし、参照を選択します。
3.リソースの参照ダイアログボックスが開きます。参照リソースの場所を指定します。
クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。
4.現在のファイル内でマスターファイルが参照されたことがない場合、新規ファイル参照ダイアログボックスが開きます。参照パラメータを指定します。
クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。
5.リソースがターゲットファイルに追加されます。参照リソースの名前はリソースマネージャにイタリックで表示されます。
参照リソースには次の規則が適用されます。
状況 |
説明 |
参照リソースの編集 |
ターゲットファイル内で直接編集を有効にすると、ターゲットファイルから参照リソースを変更できます(参照オプションを設定するを参照)。直接編集を有効にしている時でも、マスターファイルが開いていたり、参照がリンク切れになっていたり、リソースが未更新になっていたりしてはいけません。参照リソースに加えられた変更は、自動的にマスターファイルに取り出されます。編集モード中はマスターファイルがロックされます。 参照ファイル内では、以下のリソースを編集できます。 ● グラデーション ● ハッチング ● イメージ ● ラインタイプ ● レコードフォーマット ● 背景テクスチャ、スタイル、テクスチャ ● 植栽シンボル(Vectorworks Landmarkが必要) ● シンボル定義 ● 文字スタイル ● タイル ● スケッチスタイル ● 屋根、スラブ、壁スタイル(Vectorworksデザインシリーズが必要) |
参照を作成する際に、参照リソースと参照先の別のリソースの間で名前が競合している場合は、警告が表示されます。リソースのタイプが異なる場合(ハッチとタイルなど)は、ターゲットファイル内のリソース名を変更して続行します。リソースのタイプが同じ場合は、ターゲットファイル内のリソースを置き換えて続行します。 |
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マスターファイルの原点の変更 |
マスターファイルの原点を変更しても、参照の設定ダイアログボックスで参照ファイルのユーザ原点を無視を選択した場合、参照原点の場所は変わりません。 |
マスターファイルのクラスの変更 |
参照リソースのクラスを変更すると、新規ファイル参照ダイアログボックスでクラス属性の更新を選択している場合は、更新後にターゲットファイルへのみ変更が反映されます。 |
参照をリンク切れにするには、目的のリソースを右クリックして、コンテキストメニューから参照解除を選択します。このリソースはファイルに残りますが、マスターファイルへは参照されません。
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