トラスデータに基づいてマグネットを挿入する
カスタムコンテンツを作成する熟練したユーザーの場合は、トラスを正しく連結するためにマグネットを追加する必要があります。マグネットは、定義済みのトラスデータに基づいて簡単にカスタムトラスコンテンツに挿入できます。トラスプロパティダイアログボックスを使用して、1つのトラスシンボル定義にマグネットを自動で挿入できます。新しいコンテンツを作成する場合や、以前のバージョンのトラスを1つだけ更新する場合は、このワークフローがお勧めです。もっと大規模なコンテンツを更新する場合は、トラスマグネットを更新コマンドを使用して、アクティブファイル内またはユーザーフォルダ内のすべてのトラスシンボルにマグネットを挿入できます。
マグネットを挿入する前に、トラスプロパティダイアログボックスで連結データが正しいことを確認してください。データが正しくないと、トラスを正しく連結するためにマグネットを調整する必要が生じます。マグネットを調整するを参照してください。
トラスの断面が剛体である場合は、マグネットを自動で挿入しても、コマンドで挿入しても、4方向連結が自動的に有効になることはありません。90°、180°、および270°のロール角度を許可するには、マグネットのプロパティを編集する必要があります。
カスタムトラスシンボルにマグネットを挿入する
新しいトラスシンボルの作成後に、トラスの連結データに基づいて、シンボル定義にマグネットを自動で追加できます。連結データは、トラスプロパティダイアログボックスで指定します。カスタムトラスのパラメータを設定するを参照してください。
1つのトラスシンボル定義にマグネットを挿入するには:
図面でトラスシンボルのインスタンスを選択します。
コンテキストメニューのトラスシンボルデータをカスタマイズを選択します。
トラスプロパティダイアログボックスが開きます。
OKをクリックします。
トラスの形状を更新するかどうかを確認する警告が開きます。はいをクリックします。
マグネットがトラスシンボル定義と図面上にあるすべてのトラスシンボルのインスタンスに挿入されます。
以前のバージョンのトラスコンテンツにマグネットを挿入する
コマンド |
パス |
トラスマグネットを更新 |
ツール>ユーティリティ |
トラスマグネットを更新コマンドを使用すると、定義済みのトラスデータに基づいてカスタムコンテンツにマグネットを追加できます。このコマンドを使用すると、Vectorworks 2022より前のVectorworksで作成したトラスシンボル定義に簡単にマグネットを挿入できます。トラスシンボルが、グリッドトラスまたは屋根トラスなど一般的でないカスタム形状を含んでいる場合は、挿入後にマグネットの調整が必要になる場合があります。マグネットを調整するを参照してください。
以前のバージョンのトラスシンボル定義にマグネットを挿入するには:
コマンドを選択します。
マグネットを更新ダイアログボックスが開きます。
クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。
パラメータ |
説明 |
マグネットを挿入 |
トラスの連結データに基づいてトラスシンボルにマグネットを挿入します。 連結データを指定するには、カスタムトラスのパラメータを設定するを参照してください。 |
マグネットを更新 |
内部で使用するためのパラメータです。 |
ファイルオプション |
アクティブファイル:現在のファイルのトラスシンボルを更新します。 Vectorworksライブラリ:内部で使用するためのパラメータです。 ユーザーライブラリ:ユーザーフォルダのトラスシンボルを更新します。 |
マグネットを挿入を選択します。
更新するファイルを選択します。
マグネットがトラスシンボル定義と選択したファイル内にあるすべてのトラスシンボルのインスタンスに挿入されます。