DesignSeries00275.pngデータマッピング条件式の要素

各データマッピング条件式は等号(=)で始まり、関数、定数、変数、および演算子を組み合わせた要素で構成されます。条件式により、新しい値、またはオブジェクトにマッピングされているデータを選択するためのフィールド識別子が生成されます。使用できる関数については、ワークシート関数を参照してください。

定数

定数には、論理値、数値、または文字列があります。

定数

説明

論理値

値は論理型パラメータに使用され、TrueまたはFalseで表します。

TRUE

FALSE

整数

プラスまたはマイナスの値、および0で表します。記述する時は数字に小数点もアポストロフィも付けません。

4

125

有理数

実数値で表します。記述する時は数字に小数点を付け、アポストロフィは付けません。

3.14

-12.0

248.141539

文字

文字列の値をアポストロフィで囲みます。

‘Unstyled Wall’

‘INTERNAL’

‘NOTDEFINED’

変数

変数は、Vectorworksオブジェクトのデータを表します。演算子を使用して、定数、関数結果、その他の変数と組み合わせることができます。変数のタイプ(名前)はデータソースのタイプと同じです。

変数

表記

プラグインオブジェクトのパラメータ

'ObjectName'.'ParameterName'

パラメータがポップアップフィールドの場合、変数はローカライズされた値を返します。代わりにローカライズされていない値を使用するには、OBJECTDATA関数を使用します:

OBJECTDATA('Universal Value', 'Object PIO Name', 'Field Name')

'Door'.'Config''

'Column2'.'Column ID'

'Pilaster2'.'Struct Type'

OBJECTDATA('Universal Value', 'Column2', 'Struct Type')

Vectroworksオブジェクト名

OBJECTDATA('General Name')

OBJECTDATA('General Name')

レコードのデータフィールド

'RecordName'.'FieldName'

レコードがその名前でオブジェクトに連結されていない場合、FORMATFIELD関数はフィールドのデフォルト値を取得します:FIRSTNONEMPTY('RecordName'.'FieldName', FORMATFIELD('RecordName','FieldName'))

MyRecord'.'Price''

'Plant Record'.'Latin Name'

スタイルのデータフィールド

Style.'FieldName'

サポートされているデータフィールド:

名前

記号

関数

説明

外壁

耐力壁

耐火等級

可燃構造

防火区画

U値(熱貫流率)

遮音性能

コストインデックス

費用コード

モデル

メーカー

Style.'Function'

Style.'Name'

Style.'Fire Rating'

壁、スラブ、または屋根スタイルの構成要素のデータフィールド

必要なフィールドに応じて、適切なワークシート関数を使用します:

COMPONENTNAME(ComponentIndex)

OBJECTDATA('Component', 'Function', ComponentIndex)

OBJECTDATA('Component', 'Class', ComponentIndex)

COMPONENTTHICKNESS(ComponentIndex)

COMPONENTLAMBDA(ComponentIndex)

COMPONENTUVALUE(ComponentIndex)

取り出し処理時に自動的にインデックスを割り当てるには、パラメータComponentIndexT=INDEXに置き換えます。オブジェクトにExportOptions Psetをマッピングまたは連結して、プロパティフィールドExport by ComponentsまたはExport Separate Instancesをオンに設定する必要があります。

COMPONENTNAME(1)

OBJECTDATA('Component', 'Class', 1)

OBJECTDATA('Component', 'Function', T=INDEX)

COMPONENTLAMBDA(T=INDEX)

マテリアルのデータフィールド

マテリアルにはワークシート関数を使用します。

 

クラス名

Class()

Class()

レイヤ名

Layer()

Layer()

ストーリ名

Story()

Story()

演算子

演算子は、加算や比較など、データの数学または論理演算に使用します。

演算子

説明

+

単項演算子のプラス、二項演算子のプラス、加算、連結

-

単項演算子のマイナス、二項演算子のマイナス、減算

*

乗算

/

除算

=

等しい 

!

論理演算子のNOT 

|

論理演算子のOR 

&

論理演算子のAND 

!=

等しくない 

>

より大きい

<

より小さい

>=

より大きいか等しい

<=

より小さいか等しい

データマッピングの例

マッピングの条件式を作成または編集する

データマネージャを使用する