カムデザイン

Vectorworksソフトウエアに用意されているカムテンプレートの1つを使用して作成するカムは、アニメーションが可能で、カムデータワークシートと図表を作成します。

既存のVectorworks図面にカムを挿入するための推奨手順としては、カムを別のファイルで作成し、図面にコピー＆ペーストして選択し、加工＞変換＞グループに変換を選択してグループに変換します。

カムを作成するには：

ファイル＞新規を選択します。

用紙の作成ダイアログボックスが開きます。

テンプレートを使用を選択し、Cam (Imperial).sta（インチ系）またはCam (Metric).sta（メートル系）のいずれかのテンプレートを選択します。

Ver.2019以降では、必要な.staファイルは「[Vectorworks]」＞「Libraries」＞「オブジェクト - その他」＞「機械設計」＞「Templates」フォルダにあります。必要なテンプレートファイルを自身の「[ユーザー]」＞「Libraries」＞「Defaults」＞「Templates」フォルダにコピーします。

デフォルトでカムが挿入された新しいファイルが開きます。ファイルにはCamレイヤとDiagramsレイヤが含まれています。カムは1点型オブジェクトです。オブジェクトの属性はオブジェクト情報パレットで編集できます。

クリックすると、パラメータの表示／非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示／非表示を切り替えられます。

パラメータ	説明
第1の円の半径	第1の円の半径を指定します。
カムタイプ	プレートまたはミゾを選択します。
外径	カムタイプでミゾを選択した場合に有効です。ミゾカムタイプの外径を入力します。
カム描写の増分（度）	カム描写の増分を度数で入力します。このパラメータはカムがどのように描写されるかに影響します。値が大きいほどカムの描写が粗くなります。
カムの回転（rpm）	カムの回転をrpmで指定します。この値はカムフォロアの速度や加速度の計算に使用されます。
フォロアタイプ	フォロアのタイプを1つ選択します。
フォロアの直径	フォロアの直径を入力します。
カムとフォロアの中心距離	フォロアタイプで並進ローラのオフセットまたはピボットローラのオフセットを選択している場合に有効です。オフセットのフォロアタイプに対し、カムの中心とフォロアの中心の間の距離を示します。
ピボットアームまでの距離X／Y（カムの中心から）	フォロアタイプでピボットローラのオフセットを選択している場合に有効です。ピボットローラのフォロアタイプに対し、カムの中心からピボットアームまでのX方向、Y方向の距離を指定します。
フォロアを表示	フォロアが表示されます。
フォロアの増分（度）	フォロアの増分を「度」で入力し、フォロアを表示する角度を決めます（実際のフォロアのみを示すには360と入力します）。カムセグメントの角度がフォロアの増分に対応していない場合は、追加のフォロアも表示されます。
第1円とオフセットの円を表示	第1の円およびオフセットの円の両方が表示されます。
フォロアのパスを表示	フォロアのパスが表示されます。
フォロアからセンターマークまでの半径を描画	各フォロアからセンターマークまでの半径を描画します。
センターマークを表示	センターマークが表示されます。
データの増分（度）	ワークシートおよびテキストファイル用に、カムフォロアの変位、速度、加速度が計算される増分を指定します。
カムの定義	各カムセグメントのプロファイルを指定します。
データをワークシートに書き出す	データの増分で指定した増分（減分）を使用して、結果（変位、速度、および加速度）をCam Dataという名前のワークシートに書き出す場合にクリックします。
データをテキストファイルに書き出す	データの増分で指定した増分（減分）を使用して、結果（変位、速度、および加速度）をテキストファイルに書き出す場合にクリックします。
アニメーション化	クリックすると、カムがアニメーション化されます。
カムの位置をリセット	クリックするとカムの度数が0に戻ります。詳細は次を参照してください：カムを0度にリセットする