機械、電気、設備(MEP)オブジェクト
HVAC
Vectorworks Architect製品で使用できるHVAC(暖房、換気、および空調)のツールとオブジェクトは、図面にさまざまな構成でHVACダクトと換気装置を追加します。これらの図形は実際の各種設備を表現できます。たとえば換気装置の寸法とパラメータを予め設定し、標準サイズなど多様なサイズの換気装置を定義可能です。
HVACオブジェクトには、リソースマネージャのVectorworksライブラリからアクセスできます。HVACオブジェクトは、一般的なHVACダクト要素の2Dおよび3D表現の組み合わせで構成されます。
配管には、オプションで表示されるラベルと高さマーカータグが含まれています。ラベルの内容はユーザー定義の文字列、たとえば(自動的に取得される)幅と高さ、および指定したテキストで決まります。高さマーカータグは、HVAC配管部品の上端と下端が床仕上げ面よりどれだけ上にあるかを示しています。高さマーカータグを表示するには、3D詳細表示が有効になっている必要があります。HVACラベルと高さマーカータグはどちらも、制御点をドラッグして正しい場所に簡単に移動できます。
換気装置、調風装置、およびグリルの一覧表を含む換気装置レポートを含めることができます。図面に追加するには、ツール>レポート>レポートを作成コマンド、またはリソースマネージャを使用します。リソースマネージャで「Vectorworksライブラリ」>「Defaults」>「Reports_Schedules」>「HVAC Reports.vwx」を選択します。換気装置レポートワークシートを図面にドラッグします。現在の図面に含まれるオブジェクトの情報が書き込まれたHVAC換気装置、調風装置、およびグリルのワークシートが自動的に作成されます。
ラベル、高さマーカータグ、およびHVACレポートの詳細は、Vectorworksアプリケーションフォルダ(「[Vectorworks]」>「Libraries」>「オブジェクト - 建築設備」>「HVAC」)にあるDuct_Object.pdfファイル(英語)を参照してください。