屋根
Vectorworks Design Suite製品では、構造に屋根を作成する方法は3種類あります:
屋根面コマンドを使用すると、閉じた2D図形を屋根面図形に変換できます。
屋根作成コマンドを使用すると、屋根の元になる図形(壁、多角形、曲線など)を選択して屋根図形を作成できます。
スラブツールを使用すると、陸屋根を作成できます。
屋根面コマンドを使用すると、閉じた2D図形からハイブリッド(2D/3D)の屋根構造を作成できます。この方法で、スラブまたは陸屋根を簡単に作成できます。このコマンドを使用すると、丸い構造上の切り妻屋根のような独自の形状の屋根を作成することもできます。屋根面は他の屋根面に結合できるほか、作成後に一連の壁に結合することも、ドーマーやトップライトを含めることもできます。
屋根作成コマンドを使用すると、指定したパラメータに基づいて、複数の屋根面のある屋根を作成して、一連の壁に関連付けることができます。この方法で、さまざまな種類の屋根を作成できます。この中にはドーマーやトップライトが含まれます。壁の構造が完成したら、屋根の基礎となる壁を選択し、屋根のパラメータを指定します。あるいは、屋根の基礎として多角形や曲線を選択することもできます。
スラブツールを使用すると、手動で、または既存の壁と関連付けて描画できる陸屋根を作成できます。スラブ水勾配ツールと組み合わせて使用すると、適切な屋根の勾配、谷線、およびドレンを含む陸屋根を作成できます。
また、壁の構造と同じデザインレイヤまたは異なるレイヤで屋根を作成できます。壁と屋根が異なるレイヤにある場合は、ビューポートを作成して壁と屋根を同時に表示します。
屋根と屋根面には、屋根の構成要素を定義する機能、屋根を壁に関連付けて形状の切り欠きを設定する機能、屋根と壁が接する位置の断面ビューを指定する機能などが含まれています。マテリアルリソースを使用して屋根の構成要素を作成し、BIMワークフローを効率化できます。屋根の外観とパラメータは屋根スタイルとして保存できます。