ソリッド図形の相互作用

2つ以上のソリッド図形間の相互作用を管理して、新しいオブジェクトを作成する4つのコマンドには、複数の3D図形を噛み合わせるモデルを削り取るモデルから重なった部分を残す、および3D図形を切断するの4種類があります。2D図形の面を編集する場合も、同じコマンドを使用できます。

噛み合わせるコマンドを使用すると、複数のソリッドを1つの3D図形に結合できます。削り取るコマンドを使用すると、3D図形を別の3D図形から切断し(削り取り)、新しいソリッド図形を生成できます。重なった部分を残すコマンドを使用すると、複数の3D図形の重なっている部分を1つのソリッド図形として残すことができます。曲面で切断コマンドを使用すると、ソリッドまたはNURBS曲面の一部を削除して、ソリッド図形または曲面に平面や段のある面を作成することができます。

これらのコマンドは、次のソリッド図形に使用できます。柱状体、多段柱状体、直線壁、回転体、メッシュ、サブディビジョン、円筒、半球、球、円錐、および3D多角形ツールを使用して作成した図形です。ただし、以下の適用条件に合致する必要があります。

図形

条件

回転体

直線を含んではいけません。回転される2Dの左右の範囲の間にある基準点を軸に回転させてはいけません。基準点を軸に回転しない場合、左端に垂直な線分がなくてはなりません。

螺旋体

図形の左右の範囲の外の基準点を軸に回転させなくてはなりません。

多段柱状体

平面の多角形がなくてはなりません。

メッシュ

互いに貫き合う多角形を含んではいけません。メッシュ内のすべての多角形のすべての辺が、他の1つの多角形と共有されていなくてはなりません。

壁の上部より上または下部より下に達するシンボルを含んではいけません。

2D図形はソリッド図形として見なされるよう、3D図形に変換される前に塗りつぶしが適用されなくてはなりません。変換前に塗りつぶしを適用せずに3D図形に変換した場合は、グループに入るコマンドを使用して、変換した図形の元の2D図形を編集できます。

切削ソリッドや回転体など複数のソリッドから1つのソリッド図形を作成する場合は、図形を構成する各ソリッドを個別に編集できます。ソリッド図形内の「階層化された」ソリッドを編集するには、加工>ソリッドを編集を選択するか、ダブルクリックして図形の編集モードに入ります。

複数の3D図形を噛み合わせる

モデルから重なった部分を残す

モデルを削り取る

3D図形を切断する

ソリッド図形の履歴を編集する

2D図形の面を編集する