概念:連結されたリギングシステムを作成する
Braceworksの計算や一部の機能は、連結されたリギングシステムの作成を基礎としています。図面にリギングオブジェクトを配置すると、同じ断面の類似オブジェクトに自動的に連結できます。トラス、トラス(直線)、トラス(曲線)、照明バトン(パイプ)、および照明バトン(ラダー)を連結して、システムを形成できます。これらのアイテムに連結されたホイストおよび荷重(照明器具やAV機器など)もシステムの一部と見なされ、システムと一緒に自動的に移動、あるいは調整が行われます(荷重オブジェクトの完全なリストについては、概念:荷重をリギングオブジェクトに連結するを参照してください)。
システムの床面からの高さを変更するの説明に従って、構造システムおよび連結されているすべてのオブジェクトの高さを調整します。この方法では、システム内のアイテムがすべて一緒に移動し、ホイストのチェーンの長さは必要に応じて自動的に調整されます。
トラスツールを使用する場合は、自動連結モードを有効にして、トラスシステムが自動的に連結されるようにします。自動的に連結できるのは、対応するトラスだけです。連結するトラスによって既存のトラスが強調表示されない場合は、互換性がないか、いずれかのリギングオブジェクトが有効な連結可能な断面パラメータを有していないためです。
自動連結モードでは、対応するコネクタにのみトラスを連結できます:
管とコネクタプレートは自由に連結できます。
山形はフォークにのみ連結できます。
管のオスは、管のメスにのみ連結できます。
挿入時に自動連結モードにすると、山形、フォーク、および管がオス/メスのトラスが自動的に反転し、適切に連結されます。連結できない場合は警告が開きます。
ブライダル、ホイスト、および荷重など他のオブジェクトを図面に追加する場合は、有効なリギングオブジェクトが赤で強調表示され、そこに配置すると新しいオブジェクトがシステムに連結されることが示されます。リギングオブジェクトだけでなく、システム全体をコピー&ペーストする場合も、既存のシステムに連結するには自動連結機能を使用します。
これらの簡易図で示すように、完成したトラスシステムは、ヒンジまたはコーナー要素で連結されたトラスラインで構成されています。トラスラインとトラスシステムの名前も例示しています。詳細はトラスシステムの名前を変更するを参照してください。
トラス連結のオプションは、トラスのシンボル定義内のマグネットによって制御されます。カスタムトラスシンボルを作成するような熟練したユーザーであれば、トラスのレコードデータに基づいてマグネットを自動挿入したり、マグネットを手動で挿入したりできます。詳細は、概念:トラスのマグネットを参照してください。