フィーチャ サービスを使用する
ESRIが提供するArcGISなど、オンラインのジオリファレンスサービスには、ベクトル形状および関連するデータの大規模なレポジトリがフィーチャ サービスレイヤの形で用意されています。デザイナーは、建物、区画、都市、道路、バスの路線など多くのカテゴリで、類似した地理フィーチャおよびデータのグループを利用できます。取り込みの際、これらはデータレコードが連結された点、線、および多角形、あるいはこれらのオブジェクトのグループになります。これらのデータをダウンロードして、デザインレイヤに紐付けられたフィーチャ サービスとしてVectorworksで使用できます(Vectorworks Design Suite製品が必要)。フィーチャ サービスに紐付けられたデザインレイヤは、ベースマップまたはジオロケーションイメージ上で、視覚的なデータのレイヤとして使用するのに最適です。
アカウントにログインする必要のあるサービスもあれば、無料で利用できるサービスもあります。フィーチャ サービスの利用時には著作権に注意してください。デザイナーチームが利用する図面のセットを管理できるArcGISポータルなどのサービスにログインすると、フィーチャ レイヤーをダウンロードして、Vectorworksで編集し、編集したフィーチャ レイヤーをチーム向けにアップロードできます。
フィーチャ レイヤーを入手するワークフローは、ジオロケーションおよびジオイメージ ツールを使用するワークフローと似ています。ジオロケーションを設定するを参照してください。
レイヤをフィーチャ サービスに紐付ける
コマンド |
パス |
レイヤをフィーチャ サービスに紐付け |
Landmark 2023:ランドスケープ>GIS Architect 2023:建築>GIS Spotlight 2023:舞台照明>GIS |
デザインレイヤとサービスおよび選択したデータを紐付けるか連結して、オンラインサービスからジオリファレンス設定された形状やデータを取り込みます。
デザインレイヤをフィーチャ サービスに紐付けるには:
フィーチャ サービスの連結では、新しいデザインレイヤを作成することを推奨します。レイヤを作成するを参照してください。
コマンドを選択します。
あるいは、レイヤを編集し、デザインレイヤの編集ダイアログボックスのフィーチャ サービスに紐付けをクリックします。
デザインレイヤのジオリファレンスをまだ設定していない場合は、自動的に設定されます。座標系とその他のジオリファレンス情報を指定します。
サービスの選択ダイアログボックスが開きます。
アクティブレイヤと関連付けるフィーチャ サービスを選択します。ジオロケーションを設定するを参照してください。
レイヤー用のフィーチャを選択ダイアログボックスが開きます。
データの種類やデザインのニーズに応じて、次のいずれかの操作を行います:
現在のビューの範囲に対するフィーチャのみを入手し、ダウンロードしてファイルで管理するデータの容量を制限するには、表示範囲に重なるフィーチャのみリクエストを選択します。
サービスで使用可能なすべてのフィーチャを入手するには(処理が遅くなり、ファイルサイズが大きくなる可能性があります)、フィーチャ レイヤーのすべてのフィーチャをリクエストを選択します。
フィーチャ レイヤーがダウンロードされ、関連付けられたレイヤ上に表示されます。フィーチャは、レコードフォーマットデータが連結されたシンプルなオブジェクトまたはVectorworksオブジェクト(点、線、および多角形)のグループとして追加されます。
フィーチャ サービスレイヤを更新する
コマンド |
パス |
フィーチャ サービスからレイヤを更新 |
Landmark 2023:ランドスケープ>GIS Architect 2023:建築>GIS Spotlight 2023:舞台照明>GIS |
レイヤに紐付けられたフィーチャ サービスを更新して、最新の位置情報などのデータを取得する必要が生じることがあります。また、フィーチャ サービス領域を切り替えて、ダウンロードしたフィーチャの範囲を拡張または制限したい場合もあります。
フィーチャ サービスレイヤを更新するには:
紐付けられているレイヤをアクティブにします。
コマンドを選択します。
レイヤー用のフィーチャを選択ダイアログボックスが開きます。必要に応じて、ダウンロードするフィーチャ領域の範囲を変更します。
オブジェクトおよび連結されているレコードフォーマットデータが、最新のフィーチャ サービス情報で更新されます。
フィーチャ レイヤにアップロードする
コマンド |
パス |
フィーチャ レイヤーを更新 |
Landmark 2023:ランドスケープ>GIS Architect 2023:建築>GIS Spotlight 2023:舞台照明>GIS |
ArcGISポータルなどのサービスにログインして、自身のプロジェクトまたはチームで取り組んでいるプロジェクトのために所有しているフィーチャ サービスレイヤをダウンロードした場合は、Vectorworksの図面でレイヤに加えた編集を再度ポータルにアップロードすることで、他のチームメンバーや測量士、またはデザイナーも利用できるようになります。フィーチャを変更するには、適切な権限が必要です。プリミティブな2Dおよび3D形状や、点、線、四角形、パスに基づくオブジェクトなどを追加、変更、移動、および削除できます。オブジェクトはサーバーのオブジェクトIDで識別されます。新しいオブジェクトは新しいIDを受け取ります。
Webフィーチャ サービス(WFS)タイプのレイヤは、データのアップロードをサポートしていません。
Vectorworksレイヤからデータをフィーチャ サービスにアップロードするには:
オンラインデータを変更するための適切な権限があり、サービスにログインしていることを確認します。
オブジェクトデータまたは位置を変更したら、コマンドを選択して変更をサーバーにアップロードします。
データがアップロードされます。フィーチャ レイヤーの更新結果ダイアログボックスが開き、アップロードの結果が表示されます。サービスに対応していないレイヤオブジェクトがある場合は一覧表示されます。Vectorworksの図面でそれらを選択するには、表示をクリックします。