SketchUp形式での取り込み
コマンド |
パス |
SketchUp取り込み |
ファイル>取り込む |
SketchUp取り込みコマンドを使用すると、SketchUpバージョン4~2022で作成した建築図面をVectorworksファイルに取り込むことができます。SketchUp要素は3Dシンボルとして取り込まれます。この時、壁、屋根面、または床のジオメトリを指定できます。取り込みが完了したら、Vectorworksの編集ツールを使ってデザインを修正します。または、取り込んだ3DシンボルをVectorworksの3Dシンボルで置き換えます。
柔軟な各種取り込みオプションを利用して、建築要素をその向きに基づいて自動変換するか、指定のSketchUpマテリアルまたはレイヤにジオメトリ変換をマッピングするかを選択できます。
SketchUpファイルをVectorworksファイルに取り込む時は次の点に注意してください。
SketchUpのレイヤは、クラスとしてVectorworksに取り込まれます。SketchUpの非表示レイヤから取り込んだ形状は、Vectorworksでのクラス属性が非表示に設定されます。
SketchUpのグループは、Vectorworksのグループオブジェクトとして取り込まれます。SketchUpのグループに縮尺を割り当てている場合は、グループ内の取り込みオブジェクトはその縮尺で変換されます。
SketchUpの構成要素は、Vectorworksの3Dシンボルとして取り込まれます。ただし、まれな例外として、構成要素に均等でない縮尺が含まれる場合は、変換された形状のグループとして取り込まれます。
垂直面内の開口部を作成する要素を、Vectorworksの壁として取り込むオブジェクトに添付すると、この要素は壁内のシンボルとして取り込まれます。
取り込み時に選択すると、SketchUpの構成要素グループに含まれていないSketchUp面からVectorworksのArchitecturalオブジェクトが作成されます。
SketchUp形式では、図形の各面の前面および背面にあるマテリアルがサポートされます。Vectorworksでは3D多角形でマテリアルを1つしかサポートしないため、3D多角形として取り込むと、前面のマテリアルのみが取り込んだ図形に割り当てられます。Architecturalオブジェクトとして取り込むと、前面と背面の両マテリアルがサポートされます。
グループの一部でもなく、SketchUpの構成要素でもない面をArchitecturalオブジェクトとして取り込むと、屋根、スラブ、または床として取り込まれます。
壁の結合は取り込み時に解除されます。必要に応じて再結合します。
SketchUpファイルを取り込むには:
コマンドを選択します。
または、取り込むファイルを選択して、開いているVectorworksファイルにドラッグします。
SketchUp取り込みダイアログボックスが開きます。
取り込むファイルを選択します。
SketchUp取り込み設定ダイアログボックスが開きます。
取り込み方法タブのオプションを通じて、ジオメトリ取り込みの方法を選択します。
クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。
パラメータ |
説明 |
取り込み方法 |
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シンプル |
入力ファイル内のすべての図形が自動的に取り込まれます。 メッシュ/3D多角形では、すべての図形がメッシュまたは3D多角形として取り込まれます。 Architecturalオブジェクトでは、図形がVectorworksのArchitecturalオブジェクトとして取り込まれます。垂直な面は壁になり、水平な面はスラブになり、斜めの面は屋根面になります。Vectorworksは、SketchUpファイル内の面を認識し、それらの水平面に対する角度を分析することにより、それらを建築要素に変換すべきかどうかを判断します。 |
カスタム |
取り込むマテリアル/レイヤを指定できます。デフォルトでは、すべてのマテリアル/レイヤが取り込まれるように選択されています。 |
取り込み対象 |
レイヤを選択してSketchUpファイル内のレイヤのリストを表示するか、マテリアルを選択してマテリアルのリストを表示します。各レイヤ/マテリアルの左側のチェックマークは、取り込まれることを示します。除外したいレイヤ/マテリアルが1つ以上ある場合は、除外する項目を選択し、クリックしてチェックマークを外します。 |
レイヤ/マテリアルの取り込み方法 |
リストからレイヤ/マテリアルを選択し、メッシュ/3D多角形として取り込むのか、それともArchitecturalオブジェクトとして取り込むのかを指定します。 |
オプションタブをクリックして、どのマテリアルプロパティを取り込むか、およびジオメトリをメッシュ図形と3D多角形のいずれとして取り込むのかを指定し、Architecturalオブジェクトのパラメータを設定します。
クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。
パラメータ |
説明 |
オプション |
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マテリアルを取り込む |
図形を選択した時に、取り込んだ図形の面の色を図形のマテリアルの色に従って割り当てるかどうかを選択します。 レイヤ/マテリアルの取り込み方法を選択していると、取り込むすべてのArchitecturalオブジェクトに、SketchUpファイルで定義した適切なプロパティが自動的に割り当てられます。 |
透明属性とイメージをテクスチャとして取り込む |
テクスチャと透明マテリアルが、Renderworksテクスチャのリソースとして取り込まれます。 |
すべてのマテリアルのテクスチャを作成する |
入力ファイルから取り込んだすべてのマテリアルに、Renderworksテクスチャが作成されます。 色も、Renderworksテクスチャとして取り込まれます。 |
元ファイルからジオメトリを |
ジオメトリをメッシュ図形のグループとして取り込むか、3D多角形のグループとして取り込むかを選択します。 |
Vectorworksメッシュ図形として取り込む |
すべてのジオメトリがメッシュ図形のグループとして取り込まれます。 SketchUpの面は、マテリアルと共にメッシュ図形として取り込むと三角形に分割されます。線の色を使用して面の輪郭を表示させている場合、これは取り込んだファイルの外観に影響します。 SketchUpファイルの元のメッシュのスムージング法線とテクスチャのマッピングデータが保持されます。この情報は、オブジェクト情報パレットのレンダータブで編集できますが、取り込んだレンダリング情報の一部は、編集中に失われる可能性があります。 |
3D多角形のグループとして取り込む |
取り込んだすべてのジオメトリが3D多角形のグループとして表されます。 SketchUpの面は、3D多角形として取り込む場合、テクスチャがある複雑な面を取り込むのでなければ、三角形に分割されません。SketchUpでは、複雑な面は、添付の構成要素または添付のグループで切り取られた内部ループまたは開口部のいずれかを含む面として定義されます。 |
テクスチャの割り当てとマッピングを保持 |
マテリアルを取り込むを選択して、ジオメトリを多角形として取り込む場合に、テクスチャとテクスチャのマッピングを取り込んだ3D多角形に適用して、全体の外観を保持するかどうかを指定します。 |
シンボルとして取り込む |
リソースマネージャで、ファイルのコンテンツをシンボル定義として取り込みます。詳細は、リソースマネージャおよび次を参照してください: 概念:Vectorworksシンボル |
自動またはレイヤ/マテリアルを割り当てる取り込み方法で作成したArchitecturalオブジェクトのパラメータ |
各種建築要素の作成に使用する厚みを指定します。 壁の厚み:取り込み時に壁に割り当てる厚みを設定します。0より大きい値を指定します。 床の厚み:取り込み時に床に割り当てる厚みを指定します。 屋根面の厚み:取り込み時に屋根面に割り当てる厚みを指定します。 |
SketchUpのジオメトリと要素が指定どおりに取り込まれ、自動的に選択されます。リソースマネージャに、変換された3Dシンボルが表示されます。
項目は1:1の縮尺で取り込まれます。図面サイズに合わせてオブジェクトを拡大表示する場合は、表示バーの図形全体を見るをクリックします。このオプションは、レイヤの縮尺を調整する場合にも利用できます。