Landmark樹木調査データファイルから既存樹木を取り込む

コマンド

作業画面:パス

樹木調査データ取り込み

Design Suite 2023:建築>既存樹木

Landmark 2023:ランドスケープ>既存樹木

樹木調査データファイルの樹木調査データをVectorworks Landmarkに取り込むと、このデータを使用して、位置など情報が適切に連結された既存樹木を自動的に作成できます。連結されたデータを既存樹木のパラメータやレコードフィールドにマッピングすることで、すべての樹木調査データが組み込まれた有効な既存樹木オブジェクトまたは既存樹木を含む樹木調査データの領域がファイルに作成されます。編集後、既存樹木一覧表のデータを樹木調査データのテキストファイルとして取り出すことができます。

緯度/経度情報を含む地理座標データ(または樹木調査データの領域)を取り込む場合は、最初にファイルのジオリファレンスを設定します。データに適した座標系を使用します。ファイルのジオリファレンスを設定するを参照してください。

必要に応じて、連結されたレコードデータを含む基準点を代わりに作成できます。その後、樹木情報を含む基準点をShapeファイル形式で取り出すことができます。

樹木調査データファイルから既存樹木を取り込むには:

コマンドを選択します。

取り込む樹木調査データファイルを選択します。

樹木調査データ取り込みダイアログボックスが開きます。樹木調査データを取り込む方法と、データをVectorworksファイルの既存樹木パラメータにマッピングする方法を指定します。設定は保存して後で使用できます。

クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。

パラメータ

説明

設定オプション

設定の保存や、保存済み設定の適用については、保存済み設定を使用するを参照してください。

樹木調査データの形式

取り込むファイルのファイル形式を指定します:

Excel:.xlsまたは.xlsxファイル。スプレッドシートに複数のシートが含まれる場合は、最初のシートが取り込まれます。

タブ区切り:フィールドの間がタブで区切られているファイル。

その他:その他すべての形式のファイル。フィールドを分ける区切り文字も入力します。

樹木調査データ

 

データ取り込み開始位置の行番号

既存樹木情報がリストされている樹木調査データの開始行を指定します(これにより作成者やタイトルなどの不要な情報を無視できます)。

項目ヘッダを無視する

樹木調査データにヘッダ行が含まれている場合は、このオプションを選択すると、データの開始行番号のヘッダ行が無視されます。ヘッダ行がある場合は、樹木調査データマッピングの樹木調査データ列の各行に表示されます。ヘッダ行がない場合は、樹木調査データ列の行に連番が付けられます。

カスタムレコードを次の名前で作成する

データを既存樹木パラメータにマッピングするだけでなく、レコードフォーマットを作成して、作成した既存樹木または2Dあるいは3D基準点に連結できます。既存樹木を作成する場合、これはすべての樹木調査データをオブジェクトに保持するのに便利です。基準点を作成する場合は、これによりすべてのデータが各基準点に保持されます。

樹木調査データマッピングテーブル

テーブルの各行は、樹木調査データファイルの列に対応しています。

樹木調査データ列

データに列のヘッダ行が含まれる場合、樹木調査データ列にはヘッダが表示されます。ヘッダ行が含まれない場合は、行に連番が付けられます。

パラメータ

行ごとに、樹木調査データ列項目がマッピングされる既存樹木のパラメータが表示されます。

単位

行ごとに、取り込み時に使用される単位が表示されます。

取り込む行に単位が不要なテキストまたは項目が含まれている場合は、デフォルトで選択されているなし/自動のままにしておきます。

指定しているファイルの単位でデータを取り込める場合は、なし/自動が選択された状態で、自動的にその単位で取り込まれます。

取り込むデータにファイルのデフォルトとは異なる単位が必要な場合は、データの取り込みに使用する単位を選択します。

レコードに追加

取り込み時に連結するカスタムレコードを作成する場合、このチェックマークは、その行のデータがカスタムレコードに含まれることを意味しています。

選択項目にマッピングする既存樹木パラメータ

取り込み時、選択した行のデータにマッピングするパラメータを選択します。

選択項目に使用する単位

選択した行の取り込み時の単位を選択します。

取り込みオプション

 

既存樹木オブジェクトを作成する

取り込む樹木調査データファイルから既存樹木オブジェクトを作成します。

2D基準点を作成する

取り込む樹木調査データファイルから2D基準点を作成します(後でファイルをShapeファイルとして取り出す場合、Shapeファイルの基準点は2D基準点になります)。2D基準点を作成する場合は、X/Y座標と任意のカスタムレコード情報のみが取り込まれます。残りの既存樹木パラメータは、マッピングされていたとしても除外されます。

3D基準点を作成する

取り込む樹木調査データファイルから3D基準点を作成します(後でファイルをShapeファイルとして取り出す場合、Shapeファイルの基準点は3D基準点になります)。3D基準点を作成する場合は、X/Y/Z座標と任意のカスタムレコード情報のみが取り込まれます。残りの既存樹木パラメータは、マッピングされていたとしても除外されます。

樹木調査データマッピングテーブルの各行を選択し、対応する既存樹木パラメータにマッピングする方法を、選択項目にマッピングする既存樹木パラメータで選択して指定します。必要に応じて、ファイルのデフォルトとは異なる場合に使用する特定の単位を選択します。行データをカスタムレコードに追加する場合は、行にチェックマークを付けます。

既存樹木のパラメータにマッピングする場合は、そのタイプに互換性があれば、関連するデータ値は直接マッピングされます。たとえば、樹高パラメータをマッピングすると、樹木調査データファイルの樹高値は既存樹木の樹高値になります。状態パラメータをマッピングすると、項目がデフォルトのオプション(優良、良、並、劣)のいずれかと一致する場合は意図したとおりに設定され、項目がデフォルトと一致しない場合はカスタムに設定されます。

ジオリファレンス設定された位置情報データを座標または緯度/経度オプションにマッピングする場合は、行のデータが単一のエントリ、一組のエントリ、またはdouble型の配列で構成されていれば、取り込み時に認識されます。

X座標、Y座標、Z座標、および経度と緯度は、樹木調査データ行から単一の値を取得する必要があり、行ごとに樹木が1つ作成されます。

一組の座標を角括弧で囲み、カンマで区切ると、XY座標、YX座標、緯度/経度、および経度/緯度の組み合わせに対して既存樹木(または基準点)が1つ作成されます。例:[10, 20]

座標の複数の組み合わせを角括弧で囲むと(組み合わせごとに角括弧で囲み、カンマで区切ります)、XY座標、YX座標、緯度/経度、および経度/緯度の組み合わせに対して、既存樹木のジオリファレンス領域を表す2D多角形が作成されます。値の組み合わせごとに、多角形の頂点の位置が定義されます。例:[[10, 10], [10, 20], [20, 20]]

マッピングされたパラメータにデータが表示されない場合は、既存樹木ツールのデフォルト値が使用されます。

一部の既存樹木のパラメータには、対応する樹木調査データがないことがあります。既存樹木オブジェクトを作成すると、これらのパラメータもデフォルトに設定されます。

必要に応じて、マッピング設定を保存します。

OKをクリックして樹木調査データを取り込みます。

基準点から既存樹木を作成する

既存樹木を配置する

ワークフロー:既存樹木の配置