Renderworksスタイル

選択したレンダリングモード、レンダリングモードオプション、背景放射光、レンダーカメラエフェクト、背景テクスチャの設定をRenderworksスタイルとして1つのリソースに保存し、デザインレイヤまたは個々のビューポートに適用できます。これらのさまざまな設定を1つのリソースに集約して同時に適用することで、Renderworksスタイルは、モデル内でインタラクティブに作業しながら、スタイルやレンダリングモードをすばやく変更できる柔軟性をもたらします。シェイドなど反応の速いレンダリングモードでデザインしてからRenderworksスタイルにすばやく変更することにより、最終的なレンダリングで光源やテクスチャ、およびその他の詳細が希望どおりに表示されることを確認できます。さまざまなRenderworksスタイルを効率的に試して、レンダリングへの影響を確認できます。 

Renderworksスタイルはリソースとしてファイルに保存され、リソースマネージャに表示されます。表示バーからデザインレイヤに適用したり、オブジェクト情報パレットからビューポートに適用したりできます。Renderworksスタイルも他のリソースと同じように共有できます。デフォルトのRenderworksスタイルが複数用意されており、パラメータの調整やレンダリングの知識を必要とせずに、さまざまな外観をすばやく表現できます。カスタムのRenderworksスタイルを作成することもできます。リソースの作成に関する詳細は、リソースを作成するを参照してください。

Rendering105397.png 

Renderworksスタイルは、さまざまなスケッチ風のオプションや色分けされたオプションを備えたアーティスティックレンダリングタイプを使用するか、写真のようにリアルな結果が得られる2つのレンダリングタイプであるリアリスティックまたはRedshift by Maxon®のいずれかを使用して作成できます。

Renderworksスタイルを作成する場合は、まったく独自のスタイルを作成するよりも、必要な外観に似ている既存のRenderworksスタイルの複製を保存してそれを編集する方が簡単な場合があります。

Renderworksスタイルを使用すると、背景テクスチャをすべての設定と共にスタイルの定義に組み込むことができます。リアリスティックオプションに基づくスタイルを使用すると、環境光や環境反射に使用する背景を追加で指定することもできます。背景の環境反射は、窓やプラスチックなどの反射面を含むシーンに大きな影響を与えることがあり、シーンが平板に見えないようにする効果があります。 

必要な光源、テクスチャ、および反射のバランスを取って、真に写真のようにリアルなレンダリングを作成するには膨大な時間がかかることがあります。リアリスティックタイプのRenderworksスタイルの場合は、より概念的なスタイルを作成することで時間を節約できます。これは、わずかにアート輪郭を用いて写真のような完全にリアルな外観の印象を和らげ、見る人に不正確なものに注意を向けさせないようにすることで実現できます。このように完全に写真のようなリアルな外観とは若干異なるものにすることで、完成したものをクライアントに提示して満足してもらえない部分があった場合に、デザインを調整する余地も広がります。 

あるいは、ビューポートのレンダリング(輪郭)をスケッチに設定して同様の効果を作成し、Renderworksスタイルの一部として保存しないこともできます。

レンダーカメラを使用してレンダリングビューを設定する場合は、写真のようにリアルなRenderworksスタイルを使用してカメラのレンダーカメラエフェクトを適用できます。

写真のようにリアルなレンダリングタイプを選択する

リアリスティックおよびRedshift by Maxonタイプを使用して作成するRenderworksスタイルには、さまざまなプレゼンテーションのニーズを満たす上で、それぞれ異なる長所と利点があります。いずれもライティングとテクスチャが別々に解釈されて、写真のようにリアルなレンダリングが作成されます。この2つのタイプには、さまざまなレンダリングオプションが用意されており、それぞれ異なる機能がサポートされています。最良の結果を得るには、レンダリングのタイプと設定を実際のシーンおよび視覚効果とマッチさせてください。 

リアリスティック

Cineware® Engine by Maxonを搭載したリアリスティックレンダリングタイプは、カスタムRenderworksのレンダリングモードを基盤としています。このレンダリングタイプでは、高品質のレンダリングが行えます。芝生、シャドウキャッチャー、布、各種メタリック調、バンプディスプレイスメントとパララックスなど、Redshiftでは現在のところサポートされていないテクスチャを処理できます。また、面光源、線光源、コースティクス、反射のための独立した背景など、Redshiftレンダリングタイプでは現在のところ使用されないライティングタイプや効果も使用できます。これらの種類の効果にはリアリスティックレンダリングを使用してください。

レイトレース(光線追跡)に大きく依存せずに光の効果を作るレンダリングは、多くの場合、リアリスティックの方が高速に処理されます。

Redshift by Maxon

Redshift by Maxonは、ジオメトリの数が多く、ぼやけた反射、間接光、グローテクスチャ、カメラエフェクト、アンチエイリアスといった複雑なレンダリング効果を持つ大規模なモデルの処理に優れています。Redshift by MaxonはRenderworksスタイル内でのみ使用でき、独立したレンダリングモードとしては使用できません。

ハードウエアがGPUをサポートしている場合、Redshiftのレンダリング技術は、大規模あるいは複雑な3Dモデルの最高品質のプロダクションレンダリングをコンピューターのCPUで処理するレンダリングよりすばやく生成するために、GPUを使用します。CPUまたはGPUで処理するためのRedshift by Maxonのシステム要件は、vectorworks.net/sysreqを参照してください。Redshiftをサポートしないコンピューターでは、Redshiftではなくリアリスティックタイプがデフォルトになります。Vectorworks Service Selectにアクセスできる場合は、Redshiftスタイルレンダリングの処理をVectorworks Cloud Servicesで行えます。

リアリスティックレンダリングタイプ(上側)とRedshiftレンダリングタイプ(下側)は、両方ともこの会社の受付を高品質でレンダリングできていますが、光源、反射、およびテクスチャの解釈が異なります。

Renderworksスタイルの作成

Renderworksスタイルを適用する

レンダリングモード

概念:レンダリングのベストプラクティス