概念:縮尺無視と縮尺追従
ハッチング、ラインタイプ、シンボル、およびデータタグのリソースは、各リソースの使用方法に応じて、縮尺無視または縮尺追従の単位を使用するように設定できます。
縮尺無視:図面で使用する場合、リソースは用紙環境に合わせて拡大縮小されます。(100%の倍率では)リソース定義の1inchと画面上の1inchは等しくなります。これは、レイヤの縮尺に関係なく、「用紙」上で常に同じサイズを維持する必要があるような注釈図形などで便利です。リソースマネージャでは、縮尺無視のリソースの名前は緑で表示されます。
縮尺追従:図面で使用する場合、リソースは実寸に合わせて拡大縮小されます。サイズはレイヤの縮尺によって変化します。リソース定義の1inchは、ルーラーで定義した図面領域の1inchと等しくなります。リソースマネージャでは、縮尺追従のリソースの名前は黒で表示されます。
下のデータタグの場合、単位は用紙の寸法に基づいています。レイヤの縮尺を変更しても、タグのサイズは用紙に対して同じままになります。タグのサイズは、他の描画図形に対しては変化します。
縮尺1:24(左)と縮尺1:48(右)
の実寸表示優先タグ
下のデータタグの単位は、実寸に基づいています。レイヤの縮尺を変更すると、タグのサイズは用紙に対して変化します。タグのサイズは、他の描画図形に対しては同じままになります。
縮尺1:2(左)と縮尺1:3(右)
の縮尺追従タグ