ドア
Vectorworks Design Suite製品には、ドアを作成し、それらを壁に配置できるドアツールが用意されています。ドアは、特殊な「カーテンウォールドア」として、カーテンウォールに挿入することもできます。さらに、Vectorworks ライブラリには、各種標準サイズでさまざまな形式のドアシンボルが含まれており、一部のメーカーのカタログも入っています。Vectorworks Architectでは、さらに別のリソースも使用可能になっており、エネルギー解析を行った場合には、ドアに指定したエネルギー関連情報が考慮されます。
旧バージョンのソフトウエアで作成したドアを含むファイルでは、場合によって旧部材を更新コマンドを実行する必要があります。このコマンドを実行すると、ドアが最新のフォーマットに変換されます。以前のバージョンから移行するを参照してください。
ドアスタイルを作成すると、そのスタイルを使用しているすべてのドアの一部のパラメータに固定値を設定できる一方で、他のパラメータはドアごとに編集可能にしておくことができます。概念：プラグインオブジェクトスタイルを参照してください。ドアスタイルを作成すると、ツールバーのリソースセレクタまたはドア設定ダイアログボックスで選択できます（ドア設定を参照）。
あるいは、さまざまなパラメータを調整してドアをカスタマイズすることもできます。カスタマイズした後にこれをシンボルとして保存しておくと、予めパラメータが設定された状態で挿入できます。パラメータを繰り返し適用する必要がなくなり、メモリを効率良く使用できるほか、シンボルを一括編集できます。概念：Vectorworksシンボルを参照してください。
カスタムのドアがプロジェクトで固有（つまり1つしかない）の場合、スタイルまたはシンボルを作成する必要はありません。ただし、挿入したドアのスタイルまたはシンボルを作成しておくと、将来別の作図で同じ図形を使用する必要が出てきた場合に簡単に再利用できます。
作成したシンボルは、（ドア設定：一般ペインで説明しているようにシンボルを利用を選択して）ドア設定ダイアログボックスで選択できます。こうすることで、組み込まれたIDやデータ、壁材の回り込み、隅切り、壁のオフセットなどの機能を利用できます。
IDラベルを自動で割り当てるには、設定ダイアログボックスのラベルペインで一覧表に集計を選択し、IDパラメータを指定します。必要に応じて、IDを割り当てて表示させるクラスを設定します。
