ArchitectEnergos(エネルギー解析)基本プロジェクト設定:設定ペイン

設定ペインでは、基本的な建築地の位置や主なプロジェクト設定を指定します。

クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。

パラメータ

説明

使用可能なパラメータ

エネルギー解析パラメータの詳細レベルを選択します。

基本パラメータ一般的なエネルギー解析には十分なパラメータセットです。

詳細パラメータ:パラメータを詳しく指定したい熟練ユーザー向けに、プロジェクト設定で追加の詳細ペインを表示できます。次を参照してください: 詳細なエネルギー解析

太陽光設定によるプロジェクトの位置

プロジェクトの位置は、太陽光設定オブジェクトの位置に近く、Energos(エネルギー解析)の気象および位置データに合致する既知の位置から自動的に取得されます。ただし、リストから別の位置を選択することもできます。詳細を設定したすべての位置がリストに表示されます。

位置

リストの下に、選択した位置が表示されます。

位置詳細設定

太陽光設定場所とは異なる位置を指定したり、詳細な気象データを指定したりするには、位置詳細設定をクリックします。位置詳細設定ダイアログボックスが開きます。位置をクリックして、別の位置の気象情報を選択します。あるいはカスタムをクリックして、次のセクションで説明しているように、定義した位置からカスタムの位置セットを選択します。

プロジェクト

プロジェクトに関する情報が含まれます。ほとんどのフィールドは参照用にすぎませんが、標高はエネルギーの計算に影響します。

名前/説明

プロジェクトの名前と簡単な説明を入力します。

標高

(スラブが配置されている)プロジェクトの地表面の海抜高度を指定します。この値は気象データから取得されますが、別の値を入力して上書きすることもできます。

設計者

設計者または設計事務所に関する詳細を入力します。

保全担当者

保全担当者または保全担当会社に関する詳細を入力します。

施工年度

プロジェクトの施工年度を示します。

カスタム位置セットを作成する

デフォルトの位置とそれに関連付けられた気象情報のいずれかを使用する代わりに、詳細な気象情報のセットを指定および編集してから、いずれかのカスタム位置の気象情報を選択し、太陽光設定の気象情報の代わりに使用できます。

カスタム位置セットを指定するには:

設定ペインで、位置詳細設定をクリックします。

位置詳細設定ダイアログボックスが開きます。

カスタムをクリックして、カスタムリストからリストを編集を選択します。

位置 リストの編集ダイアログボックスが開きます。

クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。

パラメータ

説明

システムセット

定義済みのシステムセットを一覧表示します。いずれかを選択すると、関連付けられたシステム名がシステムリストに一覧表示され、編集や追加ができます。編集したシステムセットはユーザーフォルダに保存され、システムセット名に付加された(ユーザーフォルダ)で示されます。

名前を変更

リストセットの名称変更ダイアログボックスが開きます。システムセットの新しい名前を入力します。Vectorworksに付属するデフォルトのシステムセット名は変更できません。ユーザーフォルダに保存されているセットのコピー名を変更するよう求めるプロンプトが表示されます。

削除

選択したセットをシステムセットリストから削除します。Vectorworksに付属するデフォルトのシステムセットは削除できません。

システムリスト

選択したシステムセットに含まれるシステムを一覧表示します。

新規

新しいシステムをシステムセットに追加します(次のセクションを参照)。

編集

現在選択しているシステムを編集します(次のセクションを参照)。

複製

現在選択しているシステムの複製を作成します(次のセクションを参照)。

削除

選択したシステムをセットから削除します。

デフォルトとして設定

現在選択しているシステムとシステムセットを新規ファイルのデフォルトに設定します。

新規をクリックして新しいシステムを作成するか、システムを選択して編集または複製をクリックします。

新しいシステムを作成する場合、または現在選択しているシステムを複製する場合は、新規システムダイアログボックスが開きます。システムに使用する既存のシステムセットを選択するか、新規システムセットを作成をクリックして、新しいシステムセット名を指定します。

デフォルトのシステムを編集用に選択すると、複製するよう求めるプロンプトが表示されます。デフォルトのシステムは編集できません。新規または編集済みシステムはユーザーフォルダに保存されます。

位置情報の編集ダイアログボックスが開きます。

クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。

パラメータ

説明

全般タブ

 

位置

 

国/地域、都市

建築地の国または地域と都市の名前を入力します。位置詳細設定を指定すると、設定ペインに名前が表示されて参照できます。

経度

位置の経度を指定します。

緯度

位置の緯度を指定します。

標高

位置の海抜高度を指定します。

建築地

 

建築地の標高

建築地の標高が気象データの決定に使用する気象観測所の標高と大きく異なる場合のみ、建築地の標高を選択して、建築地の標高値を入力します。

外気温

建築地の年平均外気温を指定します。

非空調スペースの温度

建物外面内の非空調領域の平均温度を指定します。

夏期1日の温度変化

建築地の一般的な夏期1日の温度範囲(最高気温と最低気温の差)を入力します。

地下水位の深さ

建築地の地下水位の深さを指定します。

地下水の流量

建築地の地下水の流量を示します。

プロパティタブ

 

年間での換算

 

HT

日中の暖房時間を年間で換算して指定します。

GT

年間の暖房度日を指定します。これは、屋内と屋外の気温差の合計です。

年間日射量

建築地の日射量を示します。

北面/東面/南面/西面/全体

各方角と全体について、建築地に影響を及ぼす日射量を指定します。

暖房/冷房 負荷タブ

日射は、位置と建築地に基づいて暖房と冷房に影響します。太陽に向けたグレージングが多いほど得られるエネルギーは多いため、取得量と損失量は方角に基づいて計算されます。

暖房負荷

特定の外部条件や気象のセットで室内温度を維持するために、建物やスペースに必要なエネルギー量を指定します。

気象条件1/気象条件2

2つの異なる気象条件は、主に冬期の日射量に影響します。一方の条件は暖冬用に、もう一方の条件は例年より曇りがちで寒い冬用に設定できます。

冷房負荷

スペースから削除するエネルギー量を指定します。

温度

環境、天空放射、および地表温度を示します。

日射量/温度タブ

日射量および温度データは、カスタム位置の年間変動値を表します。

地表温度データを集計

地表温度データを含める場合に、このオプションを選択します。

日射量/温度データグラフ

凡例で各パラメータを選択すると、グラフに1年間の値が表示されます。左側の日射量のY軸は日射量パラメータに適用され、右側の温度のY軸は温度パラメータに適用されます。

選択ポイント

グラフ上で選択したポイントのデータを表示します。このデータは、新しい値を入力するか、選択したポイントをドラッグして編集できます。

凡例

グラフに表示されるよう選択できるパラメータとカラーキーを表示します。いずれかのパラメータのデータを調整する時に他の線を非表示にするには、不要なパラメータの選択を解除します。

カスタム位置情報を追加または編集したら、OKをクリックします。

位置 リストの編集ダイアログボックスで、使用するシステムを選択します。閉じるをクリックします。

位置詳細設定ダイアログボックスで、カスタムシステムが選択されています。

Energos(エネルギー解析)プロジェクト設定ダイアログボックスの設定ペインに、位置詳細設定で決定されているプロジェクトの位置が(太陽光設定の位置を上書きして)表示され、リストの下に位置の名前が表示されます。

詳細なエネルギー解析

基本的なエネルギー解析

エネルギー解析パラメータの依存関係

Energos(エネルギー解析)の結果

Energosエネルギー解析モジュール