JWWファイル変換の設定条件

2.4. JWWファイル変換の設定条件

VectorworksからJWWへの変換の約束事は次のとおりです。

ハッチング（加工メニューから適用したもの）は線分として変換します。
ハッチング（属性パレットから適用したもの）は変換しません。
寸法線のマーカースタイルの丸は線に変換します。
寸法線のマーカースタイルの矢印は線に変換します。
反転（水平、垂直反転）文字は無効（反転を解除）となる場合があります。
グループ／ロックは解除されます。
3D図形を2D図形に変換します。
3次元表示となっているレイヤは、強制的に2次元表示にして取り出されます。
文字列は文字のポイントを高さで取り出します。
マルチフォント指定されている文字列は、先頭の文字の大きさ（高さ）を文字列に含まれる文字の大きさに統一します。
Vectorworks内でJISコードには存在しないUnicode対応のみの文字情報を使用している場合、取り出したファイル内で該当する文字はハイフン（-）で取り出されます。
文字色は全て黒で書き出しされます。図面ラベルなど黒背景の文字は、文字が消えたように見える場合があります。
透過画像(PNG)は透過部分が黒塗りで出力されます。

2.5. VectorworksからJw_cad（JWW）への図形属性

Jw_cad（JWW）ファイル内の図形タイプ別変換の対応は次のとおりです。

Vectorworks	Jw_cad
直線	線
四角形	線（＋ソリッド）
長円	円弧（＋ソリッド）
円	円弧（＋ソリッド）
多角形	線（＋ソリッド）。多角形がクロスする面は取り出せません。
円弧	円弧（＋ソリッド）
フリーハンド	線（＋ソリッド）
文字	文字（＋ソリッド）
3D基準点	点（2次元）
グループ	グループは解除され、各図形属性ごとに変換されます。
四分円	円弧（＋ソリッド）
隅の丸い四角形	線＋円弧（＋ソリッド）
ビットマップ	ビットマップ。ただし取り込まれたビットマップの元の属性により、バウンダリングボックスに変換される場合があります。
シンボル	シンボル解除され、各図形に変換されます。
登録シンボル	取り出されません。
基準点	点
ワークシート	線＋文字（＋ソリッド）
曲線	線（＋ソリッド）
PICT	取り出されません。
柱状体	線（＋ソリッド）。2D図形として変換されます。3Dビューは保持されます。
3D多角形	ビューを上から見た状態で2D図形として変換されます。上から見た状態以外のビューで取り出す場合は、取り出す前に線または多角形に変換します。
レイヤリンク	取り出されません。
回転体	ワイヤーフレーム、隠線消去、隠線部分を破線表示（いずれかを選択）の状態で2D図形として変換されます。3Dビューは保持されます。
多段柱状体	ワイヤーフレーム、隠線消去、隠線部分を破線表示（いずれかを選択）の状態で2D図形として変換されます。3Dビューは保持されます。
3D メッシュ	ビューを上から見た状態、ワイヤーフレーム状態で2D図形として変換されます。上から見た状態以外のビューで取り出す場合は、取り出す前に線または多角形に変換します。
レコードフォーマット	取り出されません。
寸法線	線＋文字（＋ソリッド）
壁	ビューを上から見た状態で2D図形として変換されます。上から見た状態以外のビューで取り出す場合は、取り出す前に壁を線または多角形に変換します。
床、柱、屋根	線（＋ソリッド）。ビューを上から見た状態で2D図形として変換されます。上から見た状態以外のビューで取り出す場合は、取り出す前に線または多角形に変換します。
光源	取り出されません。
プラグインオブジェクト	2D図形として変換されます。3Dビューは保持されます。
円弧壁	線＋円弧。ビューを上から見た状態で2D図形として変換されます。上から見た状態以外のビューで取り出す場合は、取り出す前に壁を線または多角形に変換します。
ソリッドモデラー	2D図形として変換されます。3Dビューは保持されます。
テクスチャ	取り出されません。
球、半球、円錐	ビューを上から見た状態で2D図形として変換されます。上から見た状態以外のビューで取り出す場合は、取り出す前に「線分に変換」または「多角形に変換」をします。
NURBS曲線	2D図形として変換されます。3Dビューは保持されます。
NURBS曲面	2D図形として変換されます。3Dビューは保持されます。
デザインレイヤビューポート	取り出されません。