一括レンダリング

一括レンダリングでは、複数のイメージを自動的にレンダリングして取り出すことができます。ビュー、レンダリングモード、解像度、取り出し形式の設定を個別に保持できます。

一括レンダリングを設定する

コマンド

パス

一括レンダリング設定

ビュー>レンダリング

一括レンダリングの対象となる、名前、レンダリングモードとオプション、イメージ範囲と形式を指定します。

一括レンダリングでは、形状や光源の情報は維持されません。ビュー、レンダリング、および取り出しの設定は保存されます。シーンのさまざまな光源の状態を取り出すには、シートレイヤビューポートを作成し、ビジュアライズパレットを使用して光源を変更します(ビジュアライズパレットを使用して光源とカメラを管理するを参照)。ビューポートを使用すると、デザインレイヤ上の光源に影響を及ぼさずに光源を上書きできます。この方法で、さまざまな光源条件を使用して同一シーンのビューポートを一括レンダリングできます。

一括レンダリングの対象を設定するには:

レンダリングしたいシーンの視点と画面の位置を決めます。

取り出す範囲、および図形の表示状態は、イメージファイルの取り出しダイアログの設定で決まります(イメージファイルの取り出しを参照)。

コマンドを選択します。

一括レンダリング設定ダイアログボックスが表示されます。レンダリング設定のパラメータを指定します。

クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。

パラメータ

説明

名前

一括処理するレンダリングのシーン名を入力します。

レンダリングの種類

レンダリングモードをリストから選択します。

オプション

シェイドレンダリングモードおよびカスタムRenderworksのレンダリングモードでは、ファイルのデフォルト設定が適用されています。設定を変更する場合は、オプションをクリックします。ここで行う変更は、現在登録している設定にだけ適用されます。

シェイドレンダリングモード設定の詳細は、シェイド設定を参照してください。カスタムRenderworks設定の詳細は、カスタムRenderworks設定を参照してください。

取り出すイメージファイルの設定

イメージファイルの取り出しのための取り出し範囲、ファイルのフォーマットなど、レンダリングされるファイルの設定を指定します。

レンダリング設定の登録を行う場合、イメージファイルの取り出しダイアログボックスの指定範囲のみオプションは選択できません。

必要に応じてレンダリング設定を登録します。一括レンダリングダイアログボックスで、レンダリング設定の名前の変更、編集、削除ができます。

一括レンダリングを開始する

コマンド

パス

一括レンダリング

ビュー>レンダリング

レンダリング設定を行ったら、レンダリングの順序とレンダリングしたファイルの保存場所を指定します。

レンダリング設定を指定するには:

一括レンダリングの準備ができたら、コマンドを選択します。

一括レンダリングダイアログボックスが表示されます。レンダリング設定で生成されるレンダリング結果の保存場所を指定します。

クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。

パラメータ

説明

設定済みの作業

レンダリング設定を行った順に設定済みの作業が一覧表示されます。設定の名前の横には、生成するイメージファイルの拡張子も表示されます。

選択項目

選択したレンダリング作業を実行順に表示します。作業を追加すると、リストの最後に追加されます。

すべて追加

すべての設定済みの作業リストを選択項目に追加します。

>>ボタン

設定済みの作業リストで作業を選択してボタンをクリックすると、選択項目としてリストに追加されます。

<<ボタン

選択項目リストで作業を選択してボタンをクリックすると、設定済みの作業としてリストに追加されます。

複製

複製された作業は、設定済みの作業リストの最後に追加されます。名称設定ダイアログボックスで新しい名前を指定します。設定済みの作業リストで作業を選択してボタンをクリックすると、選択した作業が複製されます。

編集

選択した作業のパラメータを変更したい場合にクリックすると、一括レンダリングの編集ダイアログボックスが表示されます。

削除

設定済みの作業リストから、選択した作業を削除します。取り消しはできませんので注意してください。

参照(Windows)/選択(Mac)

一括レンダリングで生成するファイルの保存先のフォルダの場所を指定します。デフォルトでは、アプリケーションと同一のフォルダに設定されています。実際の生成結果は、現在の日付と時間で自動的に名前が付けられたサブフォルダ内に保存されます。サブフォルダの名前も表示されます。

開始をクリックすると、一括レンダリングが始まります。

一括レンダリング進行状況ダイアログボックスに、一括レンダリングの状況が表示されます。現在の作業をキャンセルして残りの作業を続行する場合はEscキーを押します。レンダリング作業のすべてをキャンセルするには、キャンセルをクリックします。

リストした作業が順次レンダリングされて、保存先のフォルダにファイルが生成されます。