単位

コマンド	パス
単位	ファイル＞書類設定

Vectorworksプログラムでは、さまざまな単位を用意しており、カスタマイズした単位を作成する柔軟性も備えています。選択した単位は、ルーラーに表示される測定値から、寸法やワークシートに使用される測定値に至るまで、図面全体に適用されます。

単位コマンドを選択すると単位ダイアログボックスが開きます。単位ダイアログボックスには、複数のペインが用意されています。

灌水システム（Vectorworks Landmarkが必要）など、プログラムの一部の領域では異なる単位仕様で設定できます。

現在の単位を設定または変更するには：

コマンドを選択します。

単位ダイアログボックスが開きます。

単位表示パラメータを指定します。

単位：設定オプション

クリックすると、パラメータの表示／非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示／非表示を切り替えられます。

パラメータ	説明
設定オプション	設定の保存や、保存済み設定の適用については、保存済み設定を使用するを参照してください。

単位：寸法ペイン

寸法ペインの設定は、図面全体の単位と、主寸法の端数の丸め方に影響を及ぼします。

クリックすると、パラメータの表示／非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示／非表示を切り替えられます。

パラメータ	説明
長さ
単位	希望する長さ単位をリストから選択します。この設定をあるメートル単位から別のメートル単位に変更した場合、小数の精度および寸法精度の値は自動的に同じ比率で調整され、それまでファイルで設定されていたものと同じ元の精度が維持されます。この設定をメートル以外の単位からメートル単位に変更した場合、精度の値は、選択したメートル単位に適した新しいデフォルト値に自動的に設定されます。
カスタム	カスタム単位を選択した場合は、カスタムをクリックしてカスタムの長さ単位を作成します。以下を参照してください。
単位記号を表示	単位値と一緒に単位記号が表示されます。フィートインチ小数を選択した場合は、自動的に単位記号が表示されます。その結果、単位記号を表示チェックボックスはグレイ表示されます。
寸法3桁位取り	寸法図形の寸法値に3桁ごとの区切りが表示されます。使用される区切り（ピリオドまたはカンマ）は、OSの現在の地域設定によって異なります。区切りは表示のみに使用され、オブジェクト情報パレットや編集中の寸法文字では使用されません。
端数の丸め方	丸めは、数値の表示の仕方にのみ影響します。.00の丸めで数値1.23456を入力した場合、値は1.23456と認識されますが、1.23と表示されます。
分数	分数の丸めを選択します。
小数	小数の丸めを選択します。
分数／小数混合	分数の丸めと小数の丸めを混合させる場合に選択します。
寸法の分数表示	端数の丸め方で分数を選択した場合は、寸法の分数表示の形式を選択します。標準：斜めに重ねる：垂直に重ねる：
端数丸めの精度
分数の精度	端数の丸め方で分数または混合を選択した場合は、分数の精度値（最大で1/64）を選択します。
小数の精度	端数の丸め方で小数または混合を選択した場合は、小数の精度（最大で10桁）を選択します。
寸法精度	寸法図形の精度値を選択します。寸法の値を分数または小数の精度値とリンクするには、精度フィールドの右側にあるリンクボタンをクリックします。
端数丸めの基準	10分の1、4分の1、または2分の1の倍数を使って、小数の切り捨てを実行するかどうかを選択します。選択したオプションは小数の精度フィールドに反映されます。
寸法の端数丸め基準	10分の1、4分の1、または2分の1の倍数を使って、寸法の端数丸めを実行するかどうかを選択します。寸法値を小数の基準値にリンクするには、丸め基準フィールドの右側にあるリンクボタンをクリックします。
小数点表記
整数部の0を表示	小数の丸めを選択した場合は、整数部の0が表示されます。
有効桁分0を表示	小数の丸めを選択した場合は、有効桁分の0が表示されます。
面積／体積／角度
単位	リストから面積、体積、角度の単位を選択します。この設定をあるメートル単位から別のメートル単位に変更した場合、精度の値は自動的に同じ比率で調整され、それまでファイルで設定されていたものと同じ元の精度が維持されます。この設定をメートル以外の単位からメートル単位に変更した場合、精度の値は、選択したメートル単位に適した新しいデフォルト値に自動的に設定されます。
カスタム	カスタム単位を選択した場合は、カスタムをクリックして、カスタム面積単位またはカスタム体積単位を作成します。以下を参照してください。
精度	面積単位および体積単位では、最大10桁までの小数の精度を選択します。角度単位では、度数（一周360度で角度記号は°）、ラジアン（一周2πラジアンで角度記号はr）、グラジアン（一周400グラジアンで角度記号はg）の角度単位を選択して表示します。また、リストから最大8桁の角度の精度を選択します。あるいは、度、分、秒を指定します。

単位：補助寸法ペイン

補助寸法ペインには、寸法ペインにあるものと同じパラメータが数多くありますが、その設定は補助寸法にのみ適用されます。2種類の寸法併記を使用していない場合、この設定は適用されません。2種類の寸法併記に関する詳細は、2種類の寸法を併記するを参照してください。

クリックすると、パラメータの表示／非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示／非表示を切り替えられます。

パラメータ	説明
補助寸法の長さ
単位	希望する長さ単位をリストから選択します。この設定をあるメートル単位から別のメートル単位に変更した場合、小数の精度および寸法精度の値は自動的に同じ比率で調整され、それまでファイルで設定されていたものと同じ元の精度が維持されます。この設定をメートル以外の単位からメートル単位に変更した場合、精度の値は、選択したメートル単位に適した新しいデフォルト値に自動的に設定されます。
カスタム	カスタム単位を選択した場合は、カスタムをクリックしてカスタムの長さ単位を作成します。以下を参照してください。
単位記号を表示	単位値と一緒に単位記号が表示されます。フィートインチ小数を選択した場合は、自動的に単位記号が表示されます。その結果、単位記号を表示チェックボックスはグレイ表示されます。
寸法3桁位取り	寸法図形の寸法値に3桁ごとの区切りが表示されます。使用される区切り（ピリオドまたはカンマ）は、OSの現在の地域設定によって異なります。区切りは表示のみに使用され、オブジェクト情報パレットや編集中の寸法文字では使用されません。
端数の丸め方	丸めは、数値の表示の仕方にのみ影響します。.00の丸めで数値1.23456を入力した場合、値は1.23456と認識されますが、1.23と表示されます。
分数	分数の丸めを選択します。
小数	小数の丸めを選択します。
端数丸めの精度
分数の精度	端数の丸め方で分数または混合を選択した場合は、分数の精度値（最大で1/64）を選択します。
小数の精度	端数の丸め方で小数または混合を選択した場合は、小数の精度（最大で10桁）を選択します。
端数丸めの基準	10分の1、4分の1、または2分の1の倍数を使って、寸法の端数丸めを実行するかどうかを選択します。寸法値を小数の基準値にリンクするには、丸め基準フィールドの右側にあるリンクボタンをクリックします。
小数点表記
整数部の0を表示	小数の丸めを選択した場合は、整数部の0が表示されます。
有効桁分0を表示	小数の丸めを選択した場合は、有効桁分の0が表示されます。

単位：Energos（エネルギー解析）ペイン

Energos（エネルギー解析）ペインの設定は、エネルギー解析の計算や表示に影響を及ぼします。詳細は、Energosエネルギー解析モジュールを参照してください。

クリックすると、パラメータの表示／非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示／非表示を切り替えられます。

パラメータ	説明
Energos（エネルギー解析）（Architectが必要）
単位	すべてのエネルギー解析パラメータおよび計算用に、インチ系（アメリカ）またはメートル系を選択します。
表示	すべてのエネルギー解析パラメータおよび計算で、R値（熱抵抗値）とU値（熱貫流率）のどちらを表示するかを選択します。
精度	利便性を考慮して単位をグループ化した3つの特別なカテゴリに加え、エネルギー解析に使用されるすべての単位が一覧表示されます。リストから項目を選択して、精度の値を設定します。すべての単位：エネルギー解析のすべての単位を、指定した精度に設定します。熱伝導率：W/m KまたはBtu/h ft F単位の精度を設定します。その他の単位：熱伝導率を除くすべての単位の精度を設定します。特定の単位：選択した測定単位の精度を設定します。

単位：構造ペイン

構造ペインの設定は、イベントのリギングと構造解析（概念：Braceworksの構造解析を参照。Vectorworks Spotlightが必要）の計算や表示に影響を及ぼします。

クリックすると、パラメータの表示／非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示／非表示を切り替えられます。

パラメータ	説明
質量／分布質量／力	各カテゴリに同じパラメータを使用できます。
単位	リストから単位系を選択します。
カスタム	カスタム単位を選択した場合は、カスタムをクリックしてカスタム単位を作成します。以下を参照してください。
精度	小数の精度を最大10桁まで選択します。
単位記号を表示	単位値と共に単位記号が表示されます。

単位：マテリアルペイン

マテリアルペインでは、ファイルの設定とは別にマテリアルリソースの計算や表示の単位を設定します。必要な単位を選択します。

カスタム単位を作成する

コマンド	パス
単位	ファイル＞書類設定

カスタマイズした単位を作成するには：

コマンドを選択します。

単位ダイアログボックスが開きます。

適切な単位リストからカスタムを選択します。既存のカスタム測定単位を編集する場合は、単位リストからカスタム名を選択します。

カスタムをクリックします。

単位のカスタマイズダイアログボックスが開きます。各フィールドに入力できる値は、カスタム単位の種類によって変化します。

クリックすると、パラメータの表示／非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示／非表示を切り替えられます。

パラメータ	説明
単位名	カスタム単位に付ける名前。たとえば、「Cubit」など。
単位記号	カスタム寸法で単位を表す単位記号（略語）。たとえば、「mm」など。
長さ単位の質量（分布質量のみ）	選択した長さ単位全体の分布質量単位を選択します。
換算（既存単位基準）	選択した単位の1単位に含まれるカスタム単位の数を設定します。たとえば、2カスタム単位で1inchなど。
換算（カスタム単位基準）	1カスタム単位に含まれる、選択した単位の数を設定します。たとえば、1カスタム単位で2inchなど。