クライアントマシンでVectorworksを起動する

Vectorworksプログラムを起動すると、ライセンス管理ソフトウエアと通信します。サーバーマシンへのネットワーク接続を確保すると共に、サーバーマシンでサーバーソフトウエアを実行している必要があります。

ソフトウエアライセンスを持ち出している場合、期間内はネットワーク接続は不要です。

Vectorworksプログラムを起動する

Vectorworksプログラムを起動します。

ログイン設定ダイアログボックスが開きます。サーバー接続オプションは、システム管理者がすでに設定している場合があります。これらの設定は変更しないでください。

クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。

パラメータ

説明

接続

 

サーバーを自動検出

ライセンス管理ソフトウエアに自動的に接続します。サーバーマシンのポート番号フィールドはグレイアウトされています。VPNやセグメント化されたネットワーク環境によりサーバーの自動検出に問題がある場合も想定し、通常はこのオプションの選択を解除したまま、プライマリサーバーにサーバー情報を入力します。

サーバー設定

サーバー設定ダイアログボックスが開き、サイトプロテクションに利用可能なサーバーを管理できます(以下を参照)。

プライマリサーバー

サーバーを自動検出にチェックを入れていない場合は、サーバーのIPアドレスとポート番号を入力します。ポート番号は、RLMサーバーのポート番号と同じ番号に設定します。デフォルトは5053です。

モジュール

(Vectorworks製品の)必要なモジュールや使用を許可されているモジュールを選択します。

サードパーティ

サードパーティモジュールダイアログボックスが開き、サードパーティから提供されたモジュール、サーバーのライセンスファイルに存在するモジュール、使用を許可されているモジュールを選択できます。

持ち出し

許可されている場合は、指定した日数にわたり、その期間はサーバーに接続することなく、選択したモジュールのライセンスを持ち出せます。持ち出し期間の最大日数は通常、30日です。

返却

持ち出したライセンスは期限前に返却できます。返却をクリックしてサーバーに接続し、持ち出したライセンスを返却します。

持ち出し期間は自動的に失効します。持ち出したソフトウエアを期限前に返却する場合は、返却をクリックするだけで済みます。持ち出し期間が終了すると、クライアントのライセンスは自動的に解放され、ソフトウエアを起動できなくなります。

持ち出しライセンスの有効期限:___日間

ソフトウエアのライセンスを持ち出す日数を、通常は30日間を上限に入力します。ライセンスは持ち出し期間の最終日の深夜0時に自動的に解放され、ソフトウエアは起動できなくなります。

情報

ソフトウエアのライセンスが持ち出されている間は、持ち出し中のモジュールと残りの持ち出し期間(日数または時間数)が表示されます。

起動時に表示しない

チェックを入れると、起動時にログイン設定ダイアログボックスが表示されなくなります。

モジュールリストで、起動したいVectorworks製品を選択します。

モジュールを複数選択することはできません。

モジュールを選択してログインした後は、Vectorworksプログラムを終了して再度ログインしない限り、別のモジュールに変更できません。

ライセンスを持ち出している最中は、モジュールの切り替えは出来ません。持ち出したライセンスを返却してから、モジュールを変更してください。

Vectorworksの実行中に使用できる作業画面は、選択したモジュールによって異なります。

ログインをクリックします。Vectorworksアプリケーションが正常にサーバーマシンと通信して、ライセンス管理ソフトウエアが起動を許可すると、Vectorworksプログラムが起動します。

ライセンスを取得できなかった場合には、対象のモジュール名と共にダイアログが表示されます。

Vectorworksアプリケーションの実行中は、Vectorworksの環境設定ダイアログボックスのその他ペインでログイン設定ボタンをクリックして、ログイン設定ダイアログボックスにアクセスできます。現在接続しているサーバーのIPアドレスとポート番号を表示するには、接続をクリックします。起動時に表示しないを設定しており、ログイン設定ダイアログボックスをもう一度起動時に表示させたい場合も、この操作でログイン設定ダイアログボックスの設定を変更して表示させることができます。

サイトプロテクションサーバー設定

サーバー設定ダイアログボックスには、接続可能なサーバーが一覧表示されます。サーバー接続は通常、システム管理者が設定します。

使用可能なサーバーとポート番号は接続順に一覧表示されます。プライマリサーバーがダウンしているか、モジュールのチェックアウトを許可しない場合は、リスト内の次のサーバーに接続されます。

ライセンス管理ソフトウエアを管理するには:

ログイン設定ダイアログボックスでサーバー設定をクリックします。サーバー設定ダイアログボックスが開きます。

クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。

パラメータ

説明

サーバーのIPアドレスとポート番号

サーバーのIPアドレスとポート番号を指定します。

サーバーリスト

使用可能なサーバーを、優先順位に従って一覧表示します。

追加

現在入力しているサーバー情報を、使用可能なサーバーのリストに追加します。

削除

現在選択しているサーバーを、サーバーリストから削除します。プライマリサーバーは削除できません。

上へ/下へ

選択したサーバーをリスト内で上または下に移動し、リストの優先順位を変更します。

ネットワーク上のサーバーを確認する時間は、LoginDialog.xmlファイルの<AutoFindMaxTime>パラメータで編集できます。デフォルト値は1秒です。

接続エラー

Vectorworksプログラムは、ライセンスが持ち出されていない限り、定期的にライセンス管理ソフトウエアと通信しています。接続は数十秒ごとに検証されます。

一時的なネットワークの問題によってサーバーへの接続が切断されると、ダイアログが表示されます。再試行をクリックして再接続を試みてください。再接続されると、作業を続けることができます。再接続できない場合は、保存して終了をクリックします。保存されていないすべての作業ファイルが保存され、Vectorworksプログラムが終了します。

予期していなかった接続問題の原因を調査するか、システム管理者に連絡して、サーバー接続の復旧支援を受けてください。管理者は、ライセンス管理ソフトウエアの稼動状況を確認できます。

Vectorworksライセンスの持ち出しと返却

ライセンス管理ソフトウエアのエラーメッセージ