シンボル定義に壁との取り合いコンポーネントを追加する
壁との取り合い設定を使用を有効にしているシンボル定義では、壁との取り合いコンポーネントを追加して、図形の3D範囲を定義できます。これは、壁へ挿入時の端部処理ダイアログボックスまたは壁との取り合いダイアログボックスで、挿入物に回り込みオプションを使用している壁の構成要素を回り込ませる場合に便利です（壁との取り合い設定を参照）。たとえば、壁との取り合いコンポーネントでドアのだきを表すことができます。壁との取り合いコンポーネントは、単一の3D図形で構成する必要があります。
シンボルに壁との取り合いコンポーネントが含まれない場合（左側）、挿入物に回り込みに設定しているコンポーネントはシンボルの挿入点に回り込みます。 壁との取り合いコンポーネントが含まれる場合（右側）、挿入物に回り込みに設定しているコンポーネントは、壁との取り合いコンポーネントの最も近い面に回り込みます。
壁に挿入したシンボルが独特の形状をしている場合、必要な効果を得るには、3D壁開口部形状を追加する必要が生じることがあります。シンボル定義に3D壁開口部形状を追加するを参照してください。
シンボル定義に壁との取り合いコンポーネントを追加するには：
図面で黒のシンボルを右クリックし、コンテキストメニューから壁との取り合いコンポーネントの編集を選択して、図形の編集モードに入ります（図形の編集モードを参照）。
編集モードでも、他の図形を表示し、そこにスナップできます（Vectorworksの画面の環境設定で編集モード時に他の図形を表示を有効にしている必要があります）。編集しているシンボルはこの線の属性を使用して表示され、図面の残りの部分と区別されます。
あるいは、リソースマネージャでシンボル定義を右クリックし、他の描画図形が表示されない編集モードに入ります。シンボル定義を編集するを参照してください。
3D多角形、3Dソリッド、柱状体、NURBS曲面、メッシュ、多段柱状体、または回転体を描画して、壁との取り合いの形状を定義します。
図形の編集モードを終了してデザインレイヤに戻ります。
シンボル定義に壁との取り合いコンポーネントが追加されたため、シンボルのすべてのインスタンスで、描画した形状に従って壁との取り合い設定を使用できます。
