スペルチェックをする

Vectorworksは、文字列図形、シンボル、レコード、ワークシート、およびビューポート内の文字列のスペルをチェックできます。ファイル全体をチェックするか、チェックする特定のオブジェクトを選択します。必要に応じて、辞書を追加または編集します。

スペルチェックに利用できる辞書

デンマーク語

オランダ語

英語(US)

英語(UK)

フィンランド語

フランス語

ドイツ語

イタリア語

ノルウェー語

 

ポルトガル語(ブラジル)

ポルトガル語(イベリア)

スペイン語

スウェーデン語

スペルチェックをする

コマンド

パス

スペルチェック

文字

コンテキストメニュー

選択した図形のスペルチェックをするには:

図形を選択します。

コマンドを選択します。

スペルミスが見つかった場合、修正用の選択図形のスペルチェックダイアログボックスが開きます。

ファイル内のすべての文字のスペルチェックをするには:

図形を1つも選択していない状態にします。

コマンドを選択します。

スペルチェックダイアログボックスが開きます。

スペルチェックの対象とする項目のチェックボックスを選択し、OKをクリックします。スペルミスが見つかった場合は、修正用のスペルチェックダイアログボックスが開きます。

スペルミスが見つからない場合は、スペルチェックが完了したことを示すメッセージが表示されます。

スペルミスを修正する

スペルミスが見つかると、選択範囲のスペルチェックの場合は選択図形のスペルチェックダイアログボックスが、すべての文章のスペルチェックの場合はスペルチェックダイアログボックスがそれぞれ開きます。どちらのダイアログボックスにも、同じオプションが含まれています。

クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。

パラメータ

説明

(チェック対象)にスペルミスがあります

スペルミスがある可能性のあるオブジェクトの場所を表します。

辞書にありません

スペルミスの可能性のある単語をリストします。推奨リスト内の修正候補に適切な単語がない場合は、辞書にありませんフィールドに修正単語を入力します(またはフィールドを空欄のままにして単語を削除します)。次に、変更またはすべて変更をクリックして、スペルミスした単語を入力した単語に置き換えます。スペルミスした単語が置き換えられ、再びスペルチェックが開始されます。

推奨

辞書で最も近い候補の単語を示します。

変更/すべて変更

スペルミスした単語を置き換えるには、推奨リストから候補の単語を1つ選択して変更をクリックします。スペルミスした単語は候補の単語に置き換わります。または、候補の単語を選択した状態でEnterキーを押します。ファイル内の同じスペルミスをすべて置き換えるには、すべて変更をクリックします。スペルミスした単語が置き換えられ、再びスペルチェックが開始されます。

無視/すべて無視

単語のスペルは正しいが辞書に存在しない場合、無視をクリックして単語をそのままの状態にし、スペルチェックを続行します。すべて無視をクリックすると、ファイル内のその単語はすべて無視されます。その単語は無視されて、再びスペルチェックが開始されます。

辞書に登録

クリックして単語を辞書に追加します。次回からその単語は正しい語句と判断され、スペルチェックの対象から除外されるようになります。

オプション

クリックして、チェックするオブジェクトを設定します。下記の「スペルチェックオプション」を参照してください。

終了

クリックしてスペルチェックを中断します。その時点までのすべての変更が保存されますが、編集>取り消しを選択して変更を取り消すことが可能です。

レイヤ名、クラス名、シンボル名、図形名、コマンドパレット名、寸法文字、ロックされた図形、ロックされた図形に連結したレコードのスペルはチェックされません。

スペルチェックオプション

スペルチェックダイアログボックス内のオプションボタンをクリックして、スペルチェック機能をカスタマイズできます。スペルチェックオプションダイアログボックスが開きます。

スペルチェック機能で検索するスペルミスの単語の種類を指定します。チェックボックスを選択しない場合、そのカテゴリの単語のエラーはスペルチェックで無視されます。以下に例を示します。

頭文字が大文字:Canada

すべて大文字:ANGLE

大文字と小文字:VectorScript

文字と数字:Q4

スペルチェック機能をカスタマイズすると、ファイルで不要なスペルチェックを減らすことができます。

辞書を追加/編集する

ユーザー辞書は、最初にスペルチェックコマンドを実行すると作成されるテキストファイル(UserDictionary.txt)であり、ユーザーデータ/プレファレンスフォルダ内の「Plug-Ins」>「Dictionaries」サブフォルダに置かれています。このファイルは必要に応じて編集できます。テキストエディタで辞書を手動で編集する場合は、単語の後にタブを入れ、スペルチェックにおいてその単語が無視されることを示す「i」の文字を入力します。

外国語辞書などの追加辞書は、「[Vectorworks]」>「Plug-Ins」>「Dictionaries」フォルダ内に辞書ファイルを置いて追加できます。スペルチェック機能は、このフォルダ内の.clx拡張子が付いたすべての辞書を自動的に使用し、スペルチェックを行います。ただし、辞書を多数追加するとスペルチェック処理が遅くなる場合があります。