Bluebeamの注釈を組み込む

コマンド

パス

Bluebeam接続

ツール

Bluebeam® Studioセッションへの直接接続を使用するか、Bluebeam Studioで生成されたPDFファイルを取り込むことで、セッションの注釈をVectorworksファイルに組み込むことができます。Vectorworks Design Suite製品では、BCFマネージャに注釈を追加したり、Bluebeamのコラボレーションオブジェクトを使用してVectorworksの赤ペンオブジェクトを作成したりすることもできます。 

Bluebeam Studioについての詳細は、bluebeam.comを参照してください。

Bluebeamセッションに接続する

Bluebeamアカウントを使用して、直接セッションに接続できます。BluebeamアカウントがないVectorworksユーザーは、Bluebeamユーザーが作成したPDFから注釈を取り込むことができます。ただし、その取り込みはPDFが作成された時点での注釈のスナップショットを表します。直接接続してすべての機能を使用するには、Bluebeamアカウントが必要になります。

Vectorworksファイルに関連付けることができるBluebeamセッションは一度に1つのみですが、各セッションには複数のPDFファイルと作業者を含めることができます。PDFファイルは、VectorworksまたはBluebeam Studioのどちらからでも追加できます。

BluebeamアカウントでBluebeamセッションに接続するには:

コマンドを選択します。

Bluebeam接続ダイアログボックスが開きます。現在のVectorworksファイルがすでにBluebeamセッションに関連付けられている場合は、ダイアログボックスの上部にセッション情報が表示されます。

Bluebeamにログインしていない場合は、ログインすると直接接続が開きます。

Vectorworksファイルが現在Bluebeamセッションに関連付けられていない場合(一度も関連付けられたことがない場合、または関連付けが切断された場合)は、利用可能なBluebeamセッションのリストから関連付けるセッションを選択し、接続をクリックします。

あるいは、このファイルに関連付ける新しいBluebeamセッションを作成するか(セッションに名前を付け、参加者を追加し、招待したすべての参加者の権限を設定します)、リストからセッションを削除するか、Bluebeamセッションサーバーから利用可能なBluebeamセッションのリストを更新します。 

ログインしてBluebeamセッションを関連付けると、Bluebeam接続ダイアログボックスのすべての機能が使用可能になります。

クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。

パラメータ

説明

関連付けられているセッションの情報

現在のVectorworksファイルに関連付けられているセッションについて、名前などの情報が表示されます。

ユーザーの管理

アクティブなセッションにアクセスできるユーザーが一覧表示されます。ユーザーを追加するには、招待をクリックし、ユーザーのメールアドレスをカンマで区切って入力します。

招待した参加者をユーザーリストに追加する前に、招待されたユーザーはメールを受信し、招待を確認する必要があります。その後、ユーザーの利用可能なBluebeamセッションのリストに当該セッションが表示されるようになります。

権限

セッションの保存、印刷、および編集権限が表示されます。これらの権限は、自動的にフルコントロール権限が付与されるオーナー以外のすべての参加者に適用されます。

セッションのURL

セッションのURLが表示されます。このURLをコピーして共有したり、ブラウザにペーストしたりできます。

ブラウザで編集

Bluebeamセッションをデフォルトのブラウザで開きます。Bluebeamオンラインにまだログインしていない場合は、ログインする必要があります。Bluebeamセッションでファイルを編集するには、Bluebeamのヘルプシステムを参照してください。

セッション内のファイルのリスト

アクティブなセッション内のPDFファイルが一覧表示されます。ファイルを選択して管理するか、新規ファイルをパブリッシュをクリックしてファイルを追加します。ファイルを追加または削除した場合、Bluebeamセッションのオンライン参加者が新しいファイルを確認するには、セッションを終了して再度開始しなければならないことがあります。Vectorworksのセッション参加者は、リストを更新をクリックする必要があります。

新規ファイルをパブリッシュ

Vectorworksのパブリッシュダイアログボックスが開き、新しいPDFファイルを作成できます。一括パブリッシュを参照してください。パブリッシュできるのはPDFファイルのみで、ファイルは上記のリストに追加されます。Bluebeamセッションの他のVectorworks参加者がこのダイアログボックスで新しいファイルを確認するには、リストを更新をクリックしなければならないことがあります。また、オンライン参加者が新しいファイルを確認するには、セッションを終了して再度開始しなければならないことがあります。

注釈をダウンロード

Vectorworksの図面で、選択したPDFファイルのBluebeam注釈をコラボレーションオブジェクトとしてダウンロードします。

BCFマネージャに案件を追加

(Vectorworks Design Suite製品が必要)

選択したPDFファイル内のBluebeam注釈をコラボレーションオブジェクトとしてダウンロードし、BCFマネージャパレットを起動して、BCFマネージャに案件を追加ダイアログボックスを開きます。下記のBluebeam注釈をBCFの案件として追加するを参照してください。

削除

選択したファイルをBluebeamセッションから削除します。

リストを更新

Bluebeamサーバーからセッション内のPDFファイルのリストを更新します。

切断

現在のVectorworksファイルをBluebeamセッションから切断します。

Bluebeamの注釈をVectorworksにダウンロードする

Bluebeamセッションの注釈をVectorworksファイルにダウンロードすると、コラボレーションオブジェクトとして表示されます。各コラボレーションオブジェクトは、Bluebeamセッションの個々の注釈に対するプロキシです。これは、注釈データの視覚的なコンテナであると共に、BluebeamセッションとVectorworksファイル間のデータを同期する接続部となっています。コラボレーションオブジェクトには、Vectorworksの図面上にある注釈の視覚的な表現(引出線や雲型など)が表示されますが、この視覚的な表現が元の注釈の外観と完全に一致するとは限りません。

BluebeamアカウントがないVectorworksユーザーは、Bluebeamユーザーが共有場所に保存したPDFファイルから注釈を取り込むことができます。

Bluebeamオブジェクトをダウンロードするには:

上記の説明に従って、Bluebeamセッションに接続します。

Bluebeam接続ダイアログボックスが開きます。

セッションでPDFファイルを選択します。

注釈をダウンロードをクリックします。

あるいは、Bluebeamアカウントがない場合は、PDFの案件を取り込むをクリックし、取り込むPDFファイルを参照して選択します。取り込んだ注釈は、PDFが作成された時点のものであり、それ以降に作成された注釈は反映されていません。

注釈は、Vectorworks図面でコラボレーションオブジェクトになります。 

コラボレーションオブジェクトを選択すると、オブジェクト情報パレットに元の注釈の作成、オブジェクトの内容とステータス、および注釈への返信コメントに関する情報が表示されます。

現在のVectorworksファイル、Bluebeamセッション、およびPDFファイルのBluebeam接続ダイアログボックスで注釈をダウンロードまたはBCFマネージャに案件を追加をクリックすると、コラボレーションオブジェクトが更新されます。Bluebeamセッションで変更を加えてもリアルタイムでは更新されず、ファイルを閉じて再度開いても、コラボレーションオブジェクトは自動的に更新されません。

Bluebeamのコラボレーションオブジェクトから赤ペンを作成する

コラボレーションオブジェクトからVectorworksの赤ペンオブジェクトを作成し、注釈を通常のワークフローに組み込むことができます。

Bluebeamのコラボレーションオブジェクトから赤ペンを作成するには:

コラボレーションオブジェクトを選択したまま、オブジェクト情報パレットで赤ペンオブジェクトを作成をクリックします。

赤ペン作成ダイアログボックスが開きます。

クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。

パラメータ

説明

配置

赤ペンをシートレイヤ、デザインレイヤ、あるいはビューポートのいずれに配置するかを選択し、ファイルで使用可能なレイヤ/ビューポートのリストから正確な配置を選択します。

既存のコメントを使用

指示内容に既存のコメントを使用します。使用するコメントを選択します。このコメントは後で赤ペンで編集できます。

OKをクリックし、赤ペンを配置するの説明に従って赤ペンを描画し、配置を調整します。 

赤ペンが配置され、元のコラボレーションオブジェクトはその場所に残ります。注釈をダウンロードするたびにBluebeam接続によってコラボレーションオブジェクトが更新されますが、赤ペンは影響を受けません。

Bluebeamの注釈をBCFの案件として追加する

Bluebeamの注釈は、直接接続からBCFの案件として追加できます。あるいは、Bluebeamアカウントがないユーザーの場合は、Bluebeamユーザーが共有場所に保存したPDFファイルから、BCFの案件として追加できます。

BCFマネージャでBluebeamの注釈を案件として追加するには:

上記の説明に従って、Bluebeamセッションに接続します。

Bluebeam接続ダイアログボックスが開きます。

追加する案件が含まれるPDFファイルを選択し、BCFマネージャに案件を追加をクリックします。

あるいは、Bluebeamアカウントがない場合は、BCFマネージャに案件を取り込むをクリックし、取り込むPDFファイルを参照して選択します。取り込んだ案件は、PDFが作成された時点のものであり、それ以降に作成された注釈は反映されていません。

注釈がVectorworksファイルにダウンロードされ、BCFマネージャパレットが開き、BCFマネージャに案件を追加ダイアログボックスが開きます。ダイアログボックスに、セッション内のすべての注釈が一覧表示されます。タイトル列には、各注釈がすでにVectorworksの図面に存在するかどうかが括弧付きで示され、デフォルトで新しい注釈のみが選択されます。

BCFマネージャで追加または置き換える注釈の使用列をクリックしてチェックマークを付け、OKをクリックします。

選択した注釈がすでに図面に存在する場合、再度追加すると、BCFマネージャで加えた変更を含む既存のBCFの案件が上書きされます。

Bluebeamの注釈がVectorworksファイルと同期された後、ローカルに保存したBCFデータを新しい案件で置き換えるか、または新しい案件をローカルに保存したBCFデータと結合するかを選択します。

BCFマネージャに更新内容が表示されます。

BCFマネージャパレット