モード |
ツール |
ツールセット |
曲線ツールモード |
マルチケーブル
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照明 |
マルチケーブルとも呼ばれる多重回路ケーブルは、配電ラックやディマーラックから、照明器具やプロジェクターなどのコンシューマー用オブジェクトに送電します。マルチケーブルにはブレイクインおよびブレイクアウトパーツが含まれており、これをケーブルに連結すると、マルチケーブルに送電してケーブルから配電できるようになります。
手動で割り当てるのが面倒なマルチケーブルの一部のパラメータは、自動的に割り当てることができます。回路情報を割り当てるおよびブレイクアウトラベルを配置するを参照してください。
マルチケーブルのブレイクアウトは特殊なラベルを備えています。マルチケーブルおよびブレイクアウト情報の一部は、関連付けられたラベルのオブジェクト情報パレットで入力できます。ブレイクアウトラベルを配置するを参照してください。
マルチケーブルを挿入するには:
1. ツールとモードをクリックします。
2.クリックしてケーブルの始点を配置し、各頂点をクリックしてケーブルの曲線を描画します。ダブルクリックしてケーブルの描画を終了します。
初めてこのツールを使用する場合は、プロパティダイアログボックスが開きます。デフォルトパラメータを設定します。パラメータは、後からオブジェクト情報パレットで編集できます。
配置後、ケーブルのパスは変形ツールを使用して調整できます。
クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。
パラメータ |
説明 |
ケーブル電路ID |
ケーブル電路に名前を付けます。これは、ラベル、一覧表、その他のワークシートで役に立ちます。 |
ラックID |
ケーブルを接続するラックに名前を付けます。 |
ボックスID |
配電ボックスに名前を付けます。 |
ポートID |
ケーブルを接続するポートに名前を付けます。 |
ケーブルチューブID |
ケーブルを含むチューブまたはバンドルに名前を付けます。 |
テープカラーコード |
ケーブルをカラーコードで識別します。これは、ラックやブレイクのラベル作成に使用できます。 |
ケーブルタイプ |
マルチケーブルのタイプを選択します。 |
ケーブルの長さ |
ケーブル電路に必要なケーブルの全長を表示します。ラベルには、(未使用の)ケーブル余剰がどの程度あるかが表示されます。 |
総垂直距離 |
(開口部を迂回するためなど)ケーブルを垂直に配線する必要がある場合は、パーツごとに垂直距離が設定されます。このパラメータには、必要な総垂直距離が表示されます。 |
パーツを計算 |
可能な限り少ない数の接続を使用して、ケーブル電路を構成するのに必要な長さのケーブルのパーツ(セグメント)を自動的に決定します。 描画されるケーブルは、利用可能なケーブルの長さに従い、最大で合計9パーツに分割されます。パーツごとに独自のデータが表示されます。 |
利用可能長さ |
ケーブル設定で指定した利用可能なケーブルの長さを表示します。 |
パーツ__ |
各ケーブルパーツの長さを表示します。 |
パーツ__:垂直距離 |
パーツに障害物を迂回させるための垂直距離を設定している場合は、垂直距離が表示されます。 |
パーツ__:ケーブルチューブID |
このセクションのケーブルを含むチューブまたはバンドルを識別します。 |
ケーブルブレイク__ID |
ケーブルブレイクの名前を識別します。 |
パーツ合計長さ |
すべてのパーツを追加した場合に使用するケーブルの全長を表示します。 |
パーツ合計長さとケーブル長さの差 |
利用可能なケーブルの余剰を表示します。 |
ブレイクアウトタイプ |
ブレイクアウトタイプを選択します。 |
アダプター__ |
アダプターのタイプを選択します。 |
アダプター__の数 |
アダプターがいくつあるかを示します。 |
ブレイクアウトの長さ |
ブレイクアウトケーブルの長さを指定します。 |
不均等ファンアウト |
ブレイクアウトの回路ケーブルの長さが異なることを示します。 |
不均等ファンアウトの長さ |
ブレイクアウトが不均等ファンアウトの場合は、各回路ケーブルの長さを指定します。 |
ブレイクアウトのみ |
マルチケーブルを非表示にして、ブレイクアウトのみを表示します。このオプションを選択すると、マルチケーブルはレポートワークシートでカウントされません。 |
ブレイクアウト範囲を描画 |
ケーブルのブレイクアウト範囲を表示します。
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ブレイクアウトの位置 |
参考情報として、ブレイクアウトの位置に名前を付けます。 |
回路__ |
各ブレイクアウト回路の回路情報を入力します。 回路フィールドが表示されていない場合は、オブジェクト情報パレットのブレイクアウトパラメータを表示を選択します。 |
ブレイクインタイプ |
ブレイクインタイプを選択します。 |
ブレイクインの長さ |
ブレイクインケーブルの長さを指定します。 |
ブレイクインの位置 |
ブレイクインの位置に名前を付けます。 |
ブレイクイン回路__ |
各ブレイクイン回路のパッチ情報を入力します。 回路フィールドが表示されていない場合は、オブジェクト情報パレットのブレイクインパラメータを表示を選択します。 |
最大アンペア数 |
電源の最大アンペア数を指定します。 |
電圧 |
電源から供給されるケーブルの電圧を指定します。この値は電圧降下計算で使われます。供給される電圧がリストにない場合は、カスタムを選択します。電圧でカスタムを選択した場合は、電源の電圧を指定します。 |
ワイヤーゲージ |
ケーブルワイヤーのサイズを選択します。 |
電圧データ |
電圧降下の計算式とデータを表示します。 ● 電圧降下計算式:電圧降下の計算に使われる計算式を表示します。 ● 実際の供給電圧:(電圧降下を考慮の上で)ケーブルの末端で供給される電圧を表示します。 ● 電圧降下:ケーブル抵抗で失われた電圧の量を表示します。 ● 電圧降下率:ケーブル電路から失われた電圧の比率を表示します。 ● CM値:ワイヤーゲージに基づいてケーブルに割り当てられたサーキュラーミル(CM)値を表示します。 電圧データが表示されていない場合は、オブジェクト情報パレットの電圧降下計算パラメータを表示を選択します。 |
インベントリID |
オプションで、ケーブルのインベントリコードを入力します。 |
ユーザ__ |
オプションで、ケーブルに関するメモやコメントを追加します。これはレポート作成に役立ちます。ユーザ3は数値のみ入力できます。 |
表示設定 |
図面にケーブル情報を表示できるようにします。
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接続を表示 |
ケーブル接続がある場所に、マーカーとケーブルの長さの情報を表示します。マルチボックスシンボルが接続マーカーを覆い隠す場合がありますが、マルチボックスシンボルの位置は調整できます。
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マルチボックスを表示 |
ケーブルの終点に、ブレイクアウトコネクタを表すシンボルを追加します。マルチボックスシンボルリストから、表示するシンボルを選択します。シンボルの制御点を移動して、シンボルの位置を調整します。シンボルをデフォルトの位置に戻して移動できないようにするには、マルチボックスシンボルを標準位置に固定を選択します。
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ラベルを標準位置に固定 |
文字ラベルをデフォルトの位置に戻して、移動できないようにします。 |
ラベルの文字サイズ |
ケーブルのラベルの文字サイズを設定します。 |
長さラベルを表示 |
ケーブルパスに沿って、ラベルにケーブルの長さを表示します。 |
後記号を表示 |
ケーブルパスラベルの長さの値の後に文字を追加します。 |
長さラベルをケーブル方向に沿って表示 |
ケーブルパーツの角度に合わせてケーブルパスラベルを調整します。このオプションの選択を解除すると、文字は水平に保たれます。 |
始点ラベルを表示 |
ケーブル電路の始点にケーブル電路IDラベルを追加します。表示する文字を入力してください。ラベルは、位置を調整する独自の制御点を備えています。 |
終点ラベルを表示 |
ケーブル電路の終点にケーブル電路IDラベルを追加します。表示する文字を入力してください。ラベルは、位置を調整する独自の制御点を備えています。 |
ブレイクインラベルを表示 |
ブレイクインラベルを追加して、回路情報を表示します。ブレイクインラベルの文字サイズを設定してください。 |
ブレイクアウトラベルを表示 |
ブレイクアウトラベルを追加して、回路情報を表示します。ブレイクアウトラベルの文字サイズを設定してください。 |
ブレイクアウト/インラベルを標準位置に固定 |
ブレイクインおよびブレイクアウトの文字ラベルをデフォルトの位置に戻して、移動できないようにします。 |
パラメータの表示/非表示 |
オブジェクト情報パレットで特定のパラメータを表示または非表示にします。 |
ブレイクインパラメータを表示 |
オブジェクト情報パレットにブレイクイン回路のパラメータを表示します。 |
ブレイクアウトパラメータを表示 |
オブジェクト情報パレットにブレイクアウト回路のパラメータを表示します。 |
電圧降下計算パラメータを表示 |
オブジェクト情報パレットに電圧データを表示します。 |
クラスダイアログボックスが開き、ケーブルラベルのクラス名を指定できます。ラベルを表示、グレイ表示、または非表示に設定できます。 雛形のクラスを使用するか、図面にあるクラスのリストからクラスを選択するか、または新しいクラスを作成します。<マルチケーブルのクラス>を選択すると、マルチケーブルと同じクラスにラベルが配置されます。 ● クラスの前記号:ケーブルラベルに使用する、デフォルトの雛形のクラスの前記号をオプションで指定します。前記号付きのデフォルトクラスを割り当てるをクリックすると、すべてのラベルのクラス名をまとめて分類するために、クラス名の先頭に前記号が追加されます。 ● 前記号付きのデフォルトクラスを割り当てる:クラスの前記号がある場合はこれを使用して、ラベルのクラス名を雛形に設定します。 ● 各ラベル:ケーブルラベルに使用する雛形のクラス名を指定します。 |
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荷重情報 |
Braceworksの計算では、ケーブルは分布荷重と見なされます。ケーブルが構造要素に対して平行に挿入されている場合は、その構造への荷重と見なされます。荷重情報はBraceworksの計算とレポートに使用されます(Braceworksが必要)。 |
荷重計算に含める (Braceworksが必要) |
Braceworksの計算にケーブルを含めます。構造計算からオブジェクトを除外するには、選択を解除します。 |
荷重グループ名 |
ケーブルの荷重カテゴリは常にケーブルになります。 |
荷重ID |
レポートの参考情報として、荷重に固有のIDを入力します。 |
荷重名 |
荷重計算でオブジェクトを識別するための名前です。 |
単位長さ重量 |
ケーブルの単位長さ重量を入力します。ここでの変更は、総重量値にも影響を及ぼします。 |
総重量 |
オブジェクトの総重量を入力します。 |
頂点のパラメータ |
ケーブルの基になるパス図形の頂点を編集します。頂点に基づく図形を編集するを参照してください。 |
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