DesignSeries00001.pngデータマネージャを使用する

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データマネージャ

ツール

データマネージャを使用すると、データフィールドをオブジェクトに連結する方法や、オブジェクト情報パレットでのデータの表示と入力の方法を制御できます。これによりデータの精度が大幅に高まり、データをより効率的に入力できます。

新規プロジェクトの開始時、データマネージャを使用して以下を設定します:

       オブジェクトを作成するかクラスに割り当てると、オブジェクトに自動的に適用されるデータセット

       データフィールドのカスタマイズ、またはカスタム条件下でデータフィールドを適用するための条件式

       オブジェクト情報パレットでデータを入力するためのカスタムシート。これは必要に応じてシンプルまたは複雑にでき、オプションでデータ入力時に規制することができます。

優れたマッピングルールを用意することで、必要なデータフィールド(さらには一部の標準データ)があらかじめ連結された多くのオブジェクトを図面に追加できます。オブジェクト情報パレットのデータタブまたはIFCデータコマンド(IFCの取り出し時のみ)を使用して、残りのデータを個々のオブジェクトに連結します。図形のレコードを編集するおよびIFCデータをオブジェクトに割り当てるを参照してください。

データをマッピングしてデータシートを作成するには:

1.      コマンドを選択します。

データマネージャダイアログボックスが開きます。

2.新しいマッピングルールを開始するには、データのマッピングやデータシートの作成を行いたいオブジェクトのタイプをオブジェクトリストから選択します。使用可能なすべてのシンボル定義、プラグインオブジェクト、IFCエンティティ、およびプロパティセットが表示されます。特定のクラスのオブジェクトにデータを割り当てるには、クラスによるオブジェクトの見出しを選択し、クラスによるオブジェクトを追加をクリックしてから、リストに追加するクラスを選択します。

3.マッピングにより割り当てられたデータセットのリストで、Vectorworks内蔵のプラグインオブジェクトは標準のIFCデータセットが連結されるよう自動的に設定されますが、これ以外のオブジェクトタイプにはデータセットは連結されません。データセットを追加をクリックして、選択したオブジェクトタイプにカスタムまたは標準のIFCプロパティセット、IFCエンティティ、またはVectorworksレコードフォーマットデータを連結します。

4.マッピングにより割り当てられたデータセットのリストでは、フィールドマッピングまたは条件を定義して、選択したオブジェクトタイプに連結されているデータをより詳細に制御することもできます。詳細はマッピングの条件式を作成または編集するを参照してください。

       特定のフィールドのデータを何らかの方法で調整するには、フィールドを選択してマッピングの定義をクリックします。

       特定の条件に基づいて選択したオブジェクトにデータを連結するには、必要なレコードフォーマットまたはIFCエンティティの上の条件行を選択して、条件の定義をクリックします。

5.必要に応じて、マッピングのデータシートのリストでデータシートを追加をクリックし、このタイプのオブジェクトのオブジェクト情報パレットで使用できる、カスタマイズしたデータ入力フィールドのセットを作成します。シート名を選択した状態で、マッピングにより割り当てられたデータセットリストからフィールドを選択します。追加ボタンをクリックして、選択したフィールドをデータシートに追加するか、すべてを追加をクリックして、データセット全体を追加します。データシートの任意のデータセットからフィールドを組み合わせることができるほか、仕切り線を追加してフィールドを整理できます。各フィールドを選択し、フィールド設定をクリックして使いやすいラベルを入力し、必要に応じてフィールド規制を設定します。

マッピングが、オブジェクトに自動的に連結されるレコードフォーマットのデータセットのみで構成されている場合、データシートは不要です。レコードフォーマットのデータフィールドは常にオブジェクト情報パレットのデータタブで使用できます。

6.マッピングルールを保存して別のファイルで使用するには、保存をクリックしてルール全体を保存するか、または選択したオブジェクトの設定のみを保存するかを指定します。マッピングルールの設定が完了したら、OKをクリックします。

データマネージャでの複数選択

複数のオブジェクトを選択してオブジェクトリストから編集する場合は、以下のことに注意してください:

       マッピングにより割り当てられたデータセットのリストには、選択したすべてのオブジェクトに適用されるレコードフォーマットのみが表示されます。また、データセットを追加をクリックした場合は、レコードフォーマットのデータセットのみを追加できます(IFCエンティティやプロパティセットは追加できません)。

       マッピングのデータシートのリストには、選択したすべてのオブジェクトに適用される、同じ名前のシートのみが表示されます。データシート名が同じではあるものの、フィールドのラベルが異なる場合は、共通のラベルのみが表示されます。データシートを追加をクリックすると、選択したすべてのオブジェクトに選択したシートが適用されます。

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マッピングの条件式を作成または編集する

カスタムのIFCプロパティセットを使用する

データマッピング条件式の要素

データマッピングの例