Spot00062.png概念:概略図

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概略図を作成コマンドを使用すると、3Dモデルを使用して文書用に読み取りすい2D表示を作成できます。3Dモデルの向きと表示の設定を維持したまま、各概略図の2D表示を指定します。たとえば、断面ビューポートでモデルの正面図を維持しながら、平面ビューの工作図を印刷できます。

ファイルサイズを減らすために、概略図ではモデルオブジェクトは複製されません。代わりに、3Dモデルジオメトリの動的な2D参照が使用されます。

概略図ではインタラクティブにリギングや荷重を移動したり、回転したり、ミラー反転したりできます。3Dモデルと同じように、リギングオブジェクトを再配置すると、概略図の連結された荷重もそれと共に移動および回転します。概念:荷重をリギングオブジェクトに連結するを参照してください。概略図は2Dのみであるため、Braceworksの計算には含まれません。

概略図では、モデルのビューでは見えない器具を表示できます。たとえば、アンダーハングの器具をオフセットして、概略図の2Dビューで表示することができます。吊位置表示線は、器具のトラス上の吊点を示します。吊点によって、連結されている荷重を3Dモデルで計算する場所が定義されます(Braceworksが必要)。オプションで、概略図のリギングオブジェクト上のフットプリントを用いて、荷重が占めるスペースを示すことができます。

吊位置表示線とフットプリントの属性と表示設定を制御するには、Spotlight設定:荷重とリギングペインで吊位置表示線とフットプリントのクラスを設定します。

Spotlight設定:Lighting Device:クラスと色ペインで指定した色設定は、概略図の照明器具にも適用されます。

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モデルとその概略図のインスタンスは、親子関係でリンクされています。両者は次のように相互に作用します:

モデルでの操作

概略図での結果

連結されているリギングオブジェクト上で、荷重の吊点を移動する

リギングオブジェクト上で、該当する荷重が移動します。

該当する荷重をオフセットしている場合は、その吊点のみがリギングオブジェクト上で移動します。荷重のオフセット距離は変化しませんが、吊位置表示線が更新されて新しい吊点との連結が維持されます。概略図の荷重を制御点で移動する を参照してください。

荷重を回転する

なし

リギングオブジェクトを移動または回転する

なし

荷重をリギングオブジェクトに連結する

モデルでの荷重と同じ相対的位置にある、該当するリギングオブジェクト上に荷重が追加されます。

アクセサリを照明器具に連結する

該当する照明器具にアクセサリが追加されます。

荷重を外す、または削除する

該当する荷重が削除されます。

リギングオブジェクトを削除する

該当するリギングオブジェクトおよび連結されている荷重があれば削除されます。

照明仕込み図用オブジェクトに番号を付ける

該当するオブジェクトに番号が付けられます。

照明器具の2Dラベルを更新する

該当する照明器具の2Dラベルが更新されます。

3Dモデルを編集しても、概略図は自動的に更新されず、変更は反映されません。詳細は、概略図を更新するを参照してください。

概略図での操作

モデルでの結果

連結されているリギングオブジェクト上で、荷重の吊点を移動する

リギングオブジェクト上で、該当する荷重が移動します。

荷重をオフセットした位置に移動する

なし

荷重を回転する

なし

リギングオブジェクトを移動または回転する

なし

荷重をリギングオブジェクトに連結する

概略図での荷重と同じ相対的位置にある、該当するリギングオブジェクト上に荷重が追加されます。

アクセサリを照明器具に連結する

該当する照明器具にアクセサリが追加されます。

荷重を外す、または削除する

なし

リギングオブジェクトを削除する

なし

照明仕込み図用オブジェクトに番号を付ける

該当するオブジェクトに番号が付けられます。自動番号設定の場合は、概略図のオブジェクトの位置で順番が決まります。

概略図の照明器具には、作成元の器具の2Dラベルが表示されます。

照明仕込み図用オブジェクトに番号を付ける場合、モデルオブジェクトとその概略図のインスタンスは同一と見なされます。自動番号設定の場合は、概略図のオブジェクトの位置で番号設定の順番が決まります。

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概略図を作成する

概念:リギングオブジェクト

概念:吊り元

荷重を調整する

照明仕込み図用オブジェクトに番号を付ける