Spot00058.pngワークフロー:アクセサリシンボル定義を作成する

このワークフローでは、ハイブリッド(2D/3D)アクセサリのシンボル定義を作成する方法を説明します。アクセサリシンボルは、アクセサリ配置ツールを使用して挿入するか、または照明器具のシンボル定義内に直接埋め込むことができます。アクセサリを埋め込むと、必要なアクセサリがすでに連結されているカスタム照明器具を挿入することができます。

アクセサリシンボルを作成するプロセスは、スタンドアロンの照明器具の作成(ワークフロー:照明器具のシンボル定義を作成するを参照)と似ていますが、いくつか重要な違いがあります。

アクセサリは、デフォルトでは照明器具の前に連結され、器具本体と関連付けられます。そうではなく、アクセサリをヨークまたは基部の一部として定義するには、Partsレコードを連結します。レイアウトシンボルを使用して、カスタム連結ポイントを定義します。

いったんアクセサリのシンボル定義を作成したら、アクセサリ配置ツールを使用して、アクセサリを図面内の照明器具に連結します。

アクセサリの3D形状を描画する

アクセサリの3D形状を描画するには:

3D形状を作成するで説明しているステップに従いますが、アクセサリシンボルについて以下の特殊事項に留意してください。

       回転のための3D基準点を作成する必要はありません。

       照明器具の前面と正しく揃えるには、3DコンポーネントをZ軸の下に作図する必要があります。

アクセサリの3Dシンボル定義を作成する

3Dシンボルを作成するには:

3Dシンボル定義を作成するで説明しているステップに従いますが、アクセサリシンボルについて以下の特殊事項に留意してください。

       クランプアクセサリを作成する場合は、クラスにクランプシンボルを配置して外観や表示を制御することを推奨します。詳細については、シンボル定義を作成するを参照してください。

       アクセサリの標準的な挿入点は、3Dのバウンダリボックスの背面中央です。

Partsレコードをアクセサリに連結する

デフォルトで、アクセサリシンボルは照明器具の本体の一部と見なされます。2Dおよび3Dビューで照明器具を配置したりフォーカスしたりすると、アクセサリシンボルも本体と一緒に移動します。クランプなどのアクセサリは、代わりに照明器具の基部と関連付けることができます。これにより、クランプで照明器具の挿入点をクランプの挿入点と一致するようにオフセットして、器具を正しく吊り下げることができます。クランプ(または任意の基部アクセサリ)を照明器具の基部の一部として指定するには、Partsレコードを連結する必要があります。

アクセサリシンボルを基部の一部として定義すると、連結されている照明器具の挿入点がオフセットされるため、この指定は慎重に行う必要があります。

照明器具シンボル内にアクセサリシンボルを埋め込む場合は、代わりに照明器具シンボルを編集する時にPartsレコードを連結できます。Partsレコードを照明器具に連結するを参照してください。

Partsレコードを連結するには:

1.      リソースマネージャで、Vectorworks Spotlightプログラムに付属しているいずれかの照明器具のライブラリファイルから、Partsレコードをアクティブなファイルにドラッグします。あるいは、レコードを右クリックし、コンテキストメニューから取り込むを選択します。

2.新しいアクセサリシンボルを選択して、加工>シンボルに入るを選択します。

3.オブジェクト情報パレットのデータタブをクリックします。レコードを連結をクリックしてリソースセレクタを開き、Partsレコードをダブルクリックして連結します。

4.アクセサリと関連付けるのに適切な部品を選択します。

       基部アクセサリは、基部の部品を形成し、器具のXYZ移動に対応します。

       ヨークアクセサリは、ヨークの部品を形成し、パンに対応します。

       本体レンズのアクセサリは、本体の部品を形成し、傾きの変化に対応します。

5.ウインドウの右上にあるシンボルを出るをクリックして図面に戻ります。

アクセサリの2D形状を作成する

アクセサリの2D形状を描画するには:

2D形状を作成するの手順に従います。

アクセサリのハイブリッドシンボル定義を作成する

ハイブリッドシンボル定義を作成するには:

ハイブリッドシンボル定義を作成するの手順に従います。

アクセサリのデフォルトの位置を定義する

アクセサリのデフォルトの位置により、デフォルト配置モードでアクセサリ配置ツールを使用した時にアクセサリが配置される場所を制御できます。デフォルトで、アクセサリは2Dビューでは照明器具(またはセル)の枠の上部中央、3Dビューではバウンダリボックスの後方中央に配置されます。

レイアウトシンボルを使用して、デフォルトの位置を変更します。Vectorworksライブラリの任意の照明シンボルを使用できます。アクセサリが2D/3Dのハイブリッドシンボルの場合は、ハイブリッドのレイアウトシンボルを選択します。アクセサリが純粋な2Dまたは3Dの場合は、これに相当するレイアウトシンボルを選択します。

レイアウトシンボルに必要に応じてアクセサリを配置します。アクセサリを別の照明器具に追加する時、アクセサリの相対的な位置は保たれます。たとえば、アクセサリをレイアウトシンボルの中央に配置すると、連結先の照明器具の中央に挿入されます。

アクセサリのデフォルトの挿入点を定義するには:

1.      新しいアクセサリシンボルを選択して加工>シンボルに入るを選択します。

2.シンボルツールをクリックしてからアクティブシンボルをクリックし、レイアウトシンボルとして使用する照明器具を選択します。

3.クリックして、シンボルの編集ウインドウにレイアウトシンボルを配置します。

4.オブジェクト情報パレットで、レイアウトシンボルのX/Y/Z位置を0、0、0に設定します。

5.レイアウトシンボルには、AccessoryまたはStatic Accessory以外のDevice Typeを使用してLight Info(照明情報)レコードを連結する必要があり、そうでない場合アクセサリ形状の一部と見なされます。Light Info(照明情報)レコードを連結するには、Light Info(照明情報)レコードとLight Info M(照明情報M)レコードを連結するを参照してください。

6.セレクションツールを使用し、レイアウトシンボルに必要に応じてアクセサリを配置します。

デフォルトでは、アクセサリは照明器具の前面に連結されます。アクセサリを照明器具の背面に連結する場合は、2D/平面ビューでのレイアウトシンボルの前後関係を前方へ移動します。図形の重なり順を変更するを参照してください。

7.ウインドウの右上にあるシンボルを出るをクリックして図面に戻ります。

Light Info(照明情報)レコードをアクセサリに連結する

Light Info(照明情報)レコードは、デフォルトのアクセサリ値を指定するために使用し、アクセサリシンボルを適切に機能させるために必要です。

Light Info(照明情報)レコードを連結するには:

1.      リソースマネージャで、Vectorworks Spotlightプログラムに付属しているいずれかの照明器具のライブラリファイルから、Light Infoレコードをアクティブなファイルにドラッグします。あるいは、レコードを右クリックし、コンテキストメニューから取り込むを選択します。

2.新しいアクセサリシンボルを選択して加工>シンボルに入るを選択します。

3.シンボル編集ウインドウで空の場所をクリックして、何も選択していない状態にします。

4.オブジェクト情報パレットのデータタブをクリックします。レコードを連結をクリックしてリソースセレクタを開き、Light Infoレコードをダブルクリックしてシンボルに連結します。

5.アクセサリオブジェクトに読み込ませたいDevice Typeおよびその他のフィールドを指定します。カラーフレーム、バンドア、トップハットなどのアクセサリの種類はStatic Accessoryになります。カラースクローラなどのコントロールチャンネルを必要とするアクセサリの種類はAccessoryになります。

6.ウインドウの右上にあるシンボルを出るをクリックして図面に戻ります。

Light Info(照明情報)レコードおよびアクセサリに連結されているその他のレコードの情報は、照明器具のアクセサリ固有のパラメータにしか適用されません。これらのパラメータは、Spotlight設定:Lighting Device:パラメータペインのパラメータリストのアクセサリ列で示されています。

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概念:アクセサリ配置

ワークフロー:照明器具のシンボル定義を作成する

シンボル定義を編集する