スペースツールでスペースを作成する

スペースは建物の空間や部屋の特性があるオブジェクトで、スペース名、スペース番号、仕上げ情報、高さなどの情報が含まれます。スペースラベルは定義済みのシンボルまたはユーザ定義のシンボルであり、名前と番号だけでなく、事実上すべての必要な情報を表示できます。スペースオブジェクトの面積、体積、および周長は自動的に計算されます。

（寸法／注釈ツールセットの）室名-簡易ツールではテキストラベルだけが作成され、スペースオブジェクトに部屋仕上げ情報、面積情報、IFC情報、GSA情報は追加されません。

スペースツールで独立したスペースを描画するには、四角形モードか曲線モードをクリックします。すでに壁を描画済みの場合は、壁選択モードまたは境界の内側モードをクリックして、表示されている壁で囲まれるスペースを作成します。

モード	説明
チェックマーク	操作を実行します。チェックマークボタンが有効になるのは、壁選択モードが選択されている場合だけです。
壁選択	選択した壁の閉集合に基づいてスペースオブジェクトを作成します。
境界の内側	表示されている壁に囲まれた領域をクリックすると、スペースオブジェクトを作成します。
四角形	四角形のスペースオブジェクトを描画します。
曲線	曲線のスペースオブジェクトを描画します。曲線と同様に、頂点には以下の6種類の制御点のいずれかをツールバーから選択します。
属性のコピー	クリックしたスペースの属性をコピーします。コピーするプロパティはカスタマイズできます。スペースを設定：詳細設定ペインを参照してください。
属性のペースト	属性のコピーモードで選択したスペースの属性を、クリックしたスペースに適用します。属性のコピーおよび属性のペーストモード間をクリックで切り替えるには、Ctrlキー（Windows）またはOptionキー（Mac）を押します。
曲線作成オプション	スペースの基になる曲線を描画する方法を選択します。曲線を描くを参照してください。
アクティブな定義	リソースセレクタを開き、スペースのスタイルを選択します。リソースをダブルクリックしてアクティブにします。
設定	新しいスペースオブジェクトごとに使用するデフォルトのパラメータを設定します。スペースの設定を参照してください。

壁選択からスペースを作成する

表示されている壁の選択範囲内でスペースを作成するには：

● ツールバーのアクティブな定義をクリックすると、リソースセレクタからリソースを選択できます。

● 属性パレットでスペースの2D属性（面、線、不透明度、線の太さ）を設定してから、設定をクリックしてスペース設定ダイアログボックスを開き、ツールのデフォルトパラメータを指定します。

パラメータは、後からオブジェクト情報パレットで編集できます。

4.一連の壁を構成するそれぞれの壁をクリックしてEnterキーを押すか、またはツールバーのチェックマークボタンをクリックします。スペースが作成され、囲まれている壁に自動で関連付けられます。

壁の境界の内側からスペースを作成する

あるいは、指定したデザインレイヤ上で一連の囲まれた壁からスペースを作成するには、建築＞空間計画＞壁からスペースを作成を選択します（壁からスペースを作成するを参照）。

● ツールバーのアクティブな定義をクリックして、リソースセレクタからリソースを選択します。

● 属性パレットでスペースの2D属性（面、線、不透明度、および線の太さ）を設定し、設定をクリックして、スペース設定ダイアログボックスを開き、ツールのデフォルトパラメータを指定します。

パラメータは、後からオブジェクト情報パレットで編集できます。

4.壁で囲まれている図面の空白部分をクリックします。壁は表示されている状態で、結合され、スペースのレイヤと同じ縮尺のレイヤ上になければなりません。スペースが作成され、囲まれている壁に自動で関連付けられます。

スペースツールでスペースを描画する

● ツールバーのアクティブな定義をクリックして、リソースセレクタからリソースを選択します。

パラメータは、後からオブジェクト情報パレットで編集できます。

3.四角形モードまたは曲線モードをクリックし、曲線の頂点の制御点の種類を選択します。

● 四角形のスペースを作成するには、クリックして四角形の描画を開始し、再度クリックして四角形の描画を終了します。

● 曲線のスペースの場合は、クリックして曲線の描画を開始し、再度クリックして曲線の各頂点を設定します。開始点でクリックすると、曲線が完了してスペースが作成されます。

スペースに情報を追加する

すべてのスペースを作成した後、特定のスペースを選択し、オブジェクト情報パレットでスペース名や部屋仕上げなどさらに多くの情報を追加します。最も頻繁に変更する項目は形状タブで利用できます。スペースのすべてのプロパティにアクセスするには、詳細設定ボタンをクリックしてスペースを設定ダイアログボックスを開きます。

オブジェクト情報パレットで利用できるプロパティは、スペースを設定ダイアログボックスの詳細設定ペインで指定します。詳細はスペースを設定：詳細設定ペインを参照してください。

他のスペースに属性をコピーする

同じスペース名や部屋仕上げなど、複数のスペースの属性を共通にする必要がある場合、既存のスペースから属性をコピーして他のスペースにペーストします。

2.スペース設定ダイアログボックスの詳細設定ペインで、スペース間でコピーする属性をアイドロッパ対象プロパティウインドウで選択します（詳細については、スペースを設定：詳細設定ペインを参照）。

3.ツールバーの属性のコピーモードをクリックします。コピーしたい属性があるスペースをクリックします。

4.ツールバーの属性のペーストモードをクリックし、その属性をペーストする各スペースをクリックします。

あるいは、Ctrlキー（Windows）またはOptionキー（Mac）を押しながら属性のペーストモードをクリックして有効にします。