Camera Matchのコントロールラインとリファレンスターゲットを調整する
コントロールライン
合計6本のコントロールラインで、背景画像の3つの消失点を定義します。
各コントロールラインは、リファレンスターゲットと併せて、背景画像を正しい位置に正しい向きで配置するのに役立ちます。
項目 |
目的 |
緑と赤のコントロールライン |
緑と赤の線は、それぞれ左右の消失点を決定します。 |
青のコントロールライン |
青の線は、垂直消失点を決定します。 |
基準線 |
基準線は、背景画像にある形状の既知の長さを指定するコントロールラインです。Camera Matchリファレンスの緑または赤の軸で定義される垂直面にあるコントロールラインはすべて、基準線として選択できます。基準線として選択したコントロールラインは、太い矢印で示され、指定した寸法が表示されます。 |
リファレンスターゲットポイント |
リファレンスターゲットポイントは、背景画像におけるCamera Matchリファレンスの位置を決定します。リファレンスターゲットポイントは照準円で表示されます。ターゲットの色は、基準線の色に対応しています。リファレンスターゲットポイント(とCamera Matchリファレンス)は、基準線で定義された垂直面になければなりません。 |
水平線 |
黒の線は、計算された水平線を表します。 |
基準線を設定する
基準線は、背景画像内の既知の長さを表します。
基準線を選択して長さを指定するには:
Camera Matchオブジェクトのみを選択した状態で、ビュー>ズーム>図形全体を見るを選択し、背景画像全体が図面ウインドウ内に収まるようにします。
Camera MatchがCamera Matchリファレンスの向きを識別できるようにコントロールラインを配置します。
緑色の線は、(Camera Matchリファレンスの緑色の軸で定義された)左側消失点の方向を指しています。
赤色の線は、(Camera Matchリファレンスの赤色の軸で定義された)右側消失点の方向を指しています。
青色の線は、垂直消失点の方向を指しています。背景画像の任意の垂直な要素上に配置します。
オブジェクト情報パレットのリストで基準線を選択して、基準線の長さを入力します。
背景画像におけるCamera Matchリファレンスの位置はリファレンスターゲットポイントで決まるため、リファレンスターゲットの制御点を利用して、これを背景画像のCamera Matchリファレンスの位置に移動します。
コントロールラインを調整する
最初、Camera Matchオブジェクトは6本の色付きコントロールラインおよびリファレンスターゲットと共に表示されます。
リファレンスターゲットは照準円として表示されます。これを背景画像上のCamera Matchリファレンスの位置に移動します。
コントロールラインとターゲットを調整する前に、ステータスバーのスナップセットですべてのスナップをオフにしてください。モデル内のオブジェクトに誤ってスナップすることなく、ポイントを配置して線を調整しやすくなります。
各コントロールラインは、位置を調整するハンドルを備えています。緑の線が左側消失点を指し、赤の線が右側消失点を指し、青の線が垂直消失点を指すように、コントロールラインを移動します。コントロールラインを配置したら、各コントロールラインを拡大表示して調整します。
(同じ)色付きの2本の線は遠く離すようにしてください。2本の線は近づくほど平行になります。そのため、正確な消失点を設定するのが難しくなります。
平行に近い2本の色付きコントロールラインは、調整によって受ける影響がはるかに大きくなります。色付きのコントロールラインが平行に近いような場合は、ライン間の角度をごくわずかに変更するだけでも、収束する消失点の位置が大幅に変わることがあります。こうした状況でビューを設定する時は、コントロールラインを少しずつ変更しながら効果を確認する上で、プレビューオブジェクトが非常に役立ちます(Camera Matchプレビューオブジェクトを参照)。プレビューオブジェクトを完璧に配置できない場合は、可能な限り近づけてビューを設定してから、必要な位置に来るように調整します。
このイメージでは、(プレビューオブジェクトでわかるように)2本の赤い線は理想的ではありませんが、許容範囲内に収まっています。