概念:灌水カタログを使用する
ポイント式散水、ドリップ式散水、バルブ、コントローラー、システム部品などの灌水オブジェクトについてメーカーから提供される製品情報は、灌水カタログに保存されます。配管のタイプとサイズもカタログに保存されます。Vectorworks Landmark製品のカタログは、設備メーカーから提供されるデータと共に事前に読み込まれ、製品シリーズごとに整理されます。カタログにはカスタムデータも追加できます。実際の製品データを使用することで、灌水システムに接続した時の灌水部品のパフォーマンスを評価できるほか、システムを全体として評価することもできます。カタログデータを使用すると、さらに一貫した計算が可能になります。
特定のオブジェクトのカタログに初めてアクセスする時は、読み込みに少し時間がかかることがあります。
メーカーの製品シリーズから図面に灌水オブジェクトを配置すると、オブジェクト情報パレットにメーカーのパラメータ値が表示されます。計算はメーカーの製品や仕様を利用することを想定しているため、データは直接編集できません。
場合によっては、メーカーのデータを変更する必要があります。データを編集するには、選択したオブジェクトのオブジェクト情報パレットでカタログデータを変更をクリックします。変更したデータを保存して、カスタムのカタログ項目として再利用するには、カタログに保存をクリックします。
カタログデータを変更すると、パフォーマンスデータが削除されます。これを回避するには、カタログにアクセスしてカタログ項目を複製してから、複製した項目を変更します。灌水カタログを管理するを参照してください。
選択したオブジェクトのデータは、カタログデータに影響を及ぼさずに変更できるほか、オブジェクトは(名前やグラフィックなど、オブジェクト情報パレットの他の設定を含む)変更したデータと共に保存できます。オブジェクト情報パレットの[オブジェクト名]を保存をクリックして名前を入力し、赤のシンボル定義を作成します。シンボル定義は、リソースマネージャとリソースセレクタの両方からアクセスできます。
図面にメーカーのオブジェクトではなくカスタム灌水オブジェクトを配置する場合は、独自のデータを指定するか、選択したオブジェクトのオブジェクト情報パレットでカタログからデータを取得をクリックして、カタログのパフォーマンスデータを取り込みます。