バージョンのファイルを一括変換

コマンド

パス

VWファイル一括変換

ファイル

プログラムは一括変換を行う際、変換元フォルダ内(オプションによってはサブフォルダ内も含む)のすべてのファイルをスキャンして、旧バージョンのファイルを現バージョンに変換します。Vectorworks以外のファイルや変換できないほど古いVectorworksファイルは無視され、ログファイルに記録されます。

一括変換の際にVectorworksファイルを処理する方法は2つあります。

デフォルトでは、旧バージョンのファイルをアーカイブフォルダに移動して、変換されたバージョンのファイルを変換元フォルダに配置します。

別の方法では、変換元フォルダを変更しないようにします。その代わりに、変換されたファイル(および現バージョンのVectorworksファイルのコピー)を指定のフォルダに配置します。

ファイルを一括変換するには:

変換するすべてのファイルを、1つのフォルダまたは変換元フォルダ内のサブフォルダに入れます。

Vectorworksプログラムで、コマンドを選択します。

VWファイル一括変換ダイアログボックスが開きます。

クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。

パラメータ

説明

元のフォルダ

選択をクリックすると、変換元のフォルダを選択ダイアログボックス(Windows)またはフォルダの選択ダイアログボックス(Mac)が開きます。変換したいファイルが含まれるフォルダを選択します。

変換先フォルダ

変換されたファイルを異なるフォルダ内に配置するには、元ファイルと同じ場所に変換の選択を解除し、選択をクリックして、変換先フォルダを選択ダイアログボックス(Mac)またはフォルダの選択ダイアログボックス(Windows)を開きます。変換先フォルダを選択し、開く(Mac)またはOK(Windows)をクリックして、VWファイル一括変換ダイアログボックスに戻ります。

サブフォルダ内も変換

変換元フォルダのサブフォルダ内のファイルも変換します。

元ファイルと同じ場所に変換

元のVectorworksファイルをアーカイブフォルダに移動して、新しく変換されたファイルを元のソースファイルの場所に配置します。アーカイブフォルダは変換元フォルダ内に作成され、「旧Vectorworksファイル」という名前になります。

変換されたファイルを変換先フォルダに配置し、変換元フォルダに変更を加えないようにするには、このオプションを選択解除します。

レイヤリンクをビューポートに変換

(Vectorworks Design Suiteが必要)

同じファイル内でレイヤを1つ以上参照するビューポートをデザインレイヤ上で作成します。このオプションを選択すると、以前のバージョンのファイルにあるレイヤリンクはすべてビューポートに変換されます。

参照レイヤを参照ビューポートに変換

(Vectorworks Design Suiteが必要)

外部ファイルでレイヤを1つ以上参照するビューポートをデザインレイヤ上で作成します。このオプションを選択すると、以前のバージョンのファイルにある参照レイヤはすべてビューポートに変換されます。

絶対(パス)参照を相対(パス)参照に変換

(Vectorworks Design Suiteが必要)

相対ファイルパスが許可される場合に、絶対ファイルパスを使用したファイル参照を相対ファイルパスに変換します。ファイルが参照先ファイルとは別のボリュームにある場合、相対ファイルパスは許可されません。

OKをクリックしてファイルを変換します。

各フォルダが一瞬開き、適切なフォルダ内に再保存されます。変換処理にサブフォルダが含まれている場合は、サブフォルダの名前と階層も再作成されます。元ファイルと同じ場所に変換を選択した場合、元のファイルは、元のサブフォルダの構成でアーカイブフォルダに移動されます。

一括変換が完了すると、VWファイル一括変換の結果ダイアログボックスに概要が表示されます。

クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。

パラメータ

説明

元のフォルダ内のファイル

指定した変換元フォルダ内に含まれるファイルの総数です。

変換されたファイル

VWファイル一括変換コマンドで変換に成功したファイルの総数です。

変換の必要がないファイル

すでに現バージョンであるVectorworksファイルの総数です。元ファイルと同じ場所に変換を選択した場合、これらのファイルは元のフォルダ内に残されます。元ファイルと同じ場所に変換を選択しなかった場合、これらのファイルは変換先フォルダにコピーされます。

未変換のファイル

変換されなかったファイルの総数です。

VWファイル一括変換コマンドは、MiniCAD 6およびそれ以前のバージョンをサポートしていません。

ソリッドの変換エラーが生じた場合は、ログファイルをチェックして、エラーがあったファイルを確認してください。変換されたジオメトリを編集して、ソリッドを再生成できる場合もあります。

詳細をクリックすると、変換中に処理された各ファイルの情報を含むログファイルが表示されます。

旧バージョンのファイルを開く

デザインレイヤビューポートの作成