室内展開図マーカーを作成する

ツール

作業画面：ツールセット

室内展開図マーカー

Fundamentals 2024、Architect 2024、Spotlight 2024：寸法／注釈

Landmark 2024：作業画面にツールを追加します（作業画面をカスタマイズするを参照）。

室内展開図マーカーツールを使用すると、室内展開図ビューポートの参照グラフィックとして機能するオブジェクトを作成して、ビューポートがどの方向に作成されたかをグラフィックで示すことができます。

Vectorworks Design Suite製品では、室内展開図マーカーをビューポートにリンクできます。マーカーを使用してリンク先のビューポートを作成すると、ビューポートの「定義」も行われます。つまり、マーカーを移動または変形すると、ビューポートに影響を与える可能性があります。室内展開図マーカーには以下の機能も備わっています。

注釈のために、室内展開図マーカーを既存のビューポートにリンクする。

マーカーの図面タイトル、図番、およびシートレイヤ番号をリンクしたビューポートと同期させる。

マーカーから削除した時に、リンクしているビューポートを自動的に削除する。

正確な配置のために、配置モードによって、マーカーの定義された挿入点が一時的に上書きされます。

モード	説明
オブジェクト挿入点を左側	挿入点をマーカーのバウンダリボックスの左端にします。
オブジェクト挿入点を中央	挿入点をマーカーのバウンダリボックスの中央にします。
オブジェクト挿入点を右側	挿入点をマーカーのバウンダリボックスの右端にします。
オブジェクト挿入点	挿入点を元々指定されたマーカーの点に挿入します。
スタイル	リソースセレクタを開き、配置する室内展開図マーカーを選択します。ダブルクリックすると、リソースがアクティブになります。
設定	ツールのデフォルトのパラメータを設定します。

室内展開図マーカーを作成するには：

ツールをクリックします。

次のいずれかの操作を行います：

ツールバーのスタイルをクリックし、リソースセレクタからリソースを選択します。

設定をクリックしてオブジェクトのプロパティダイアログボックスを開き、ツールのデフォルトパラメータを指定します。

パラメータは、後からオブジェクト情報パレットで編集できます。

クリックすると、パラメータの表示／非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示／非表示を切り替えられます。

パラメータ	説明
スタイル	現在のスタイルをリソースセレクタから取得したスタイルで置き換えるか、またはスタイルなしオプションを使用します。
スタイルのパラメータを非表示	スタイルで設定したパラメータが非表示になり、プロパティダイアログボックスまたはオブジェクト情報パレットで編集できなくなります。
項目を補完（Vectorworks Design Suite製品が必要）	マーカーがビューポートにリンクしている場合、マーカー内のビューポートの図面タイトルと展開識別記号が自動的に表示されます。マーカーで室内展開図ビューポートを定義する場合（Vectorworks Architectが必要）は、選択解除して、この情報を手入力してください。
リンクするレイヤ（Vectorworks Design Suite製品が必要）	マーカーで参照する室内展開図ビューポートが含まれるレイヤを指定します。室内展開図ビューポート（Vectorworks Architectが必要）の作成時にマーカーが自動的に作成された場合は、リンクしているレイヤが表示されます。この場合は、編集できません。
北方向／東方向／南方向／西方向	マーカーに含めるビューの方向を選択します。室内展開図マーカーは、スクリーンプレーンの四分円に基づいて位置を検出し、北方向、東方向、南方向、西方向に対応する各XY方向（0°、90°、180°、および270°）から45°回転します。室内展開図ビューポート（Vectorworks Architectが必要）の作成時にマーカーが自動的に作成された場合、選択した方向を変更すると、その方向でビューポートを定義している断面線が、対応するビューポートと同様に自動で追加または削除されます。
リンクするビューポート（Vectorworks Design Suite製品が必要）	マーカーの断面をリンクするビューポートを指定します。ここにビューポートが表示されていても編集できない場合、このマーカーによってビューポートが定義されています（Vectorworks Architectが必要）。ビューポートに影響を与えずにマーカーを移動または変形する方法の詳細は、室内展開図マーカーを編集するを参照してください。ビューポートが表示されており編集できる場合、このマーカーはビューポートにリンクされていますが、ビューポートを定義してはいません。環境設定のスマートマーカーのリンク切れマークを表示を有効にしている場合は、リンク切れマーカーに赤色のリンク切れアイコンが表示されます（環境設定：画面ペインを参照）。このアイコンは印刷されません。リンクされたビューポートを削除する場合は、リンクされたマーカーを削除するか、リンク解除されたマーカーをその場に残すかを指定できます。
図面タイトル／展開識別記号	マーカーが参照する項目を指定します。マーカーがビューポートにリンクしていない場合、あるいは項目を補完を選択解除している場合は、情報を手入力します。それ以外の場合は、リンク先のビューポートから取得した情報が使用されます。
シートレイヤ番号	シートレイヤ番号を入力します。項目を補完を選択すると、ビューポートにリンクされた室内展開図マーカーにデフォルトでこの値が割り当てられます。
詳細番号	マーカーの詳細番号を入力します。この情報は、マーカーレイアウトに表示できます。
備考	マーカーレイアウトに表示されるオプションのテキストです。
マーカーの倍率	マーカーを指定した倍率で拡大または縮小します。

クリックしてオブジェクトを配置し、再度クリックして回転角を設定します。

室内展開図マーカーを編集する

マーカーを図面に配置後、オブジェクト情報パレットで編集できます。室内展開図マーカーを編集する際は、以下のオプションが使用できます。

オプション	説明
スタイルリストのオプション	置き換え：このオブジェクトに別のスタイルを適用します。スタイルの編集：図面上の現在のスタイルを使用しているすべてのオブジェクトの設定とマーカーレイアウトを変更できます。スタイルなしに変換：このオブジェクトのみ、設定とマーカーレイアウトを変更できます。詳細は、マーカーと図面ラベル用のスタイルを作成するを参照してください。
断面線を編集（Vectorworks Design Suite製品が必要）	マーカーがビューポートにリンクしている場合、クリックして図形の編集モードに入り、ビューポートを定義している断面線を編集できます。次を参照してください：グラフィックで断面線を編集する
ビューポートを表示（Vectorworks Design Suite製品が必要）	マーカーがビューポートにリンクしている場合、リンクするレイヤを表示し、ビューポートを選択できます。
マーカーレイアウトの編集（スタイルなしのマーカー）	編集モードに入り、マーカーの形状とテキストを変更できます。次を参照してください：マーカーと図面ラベル用のスタイルを作成する

マーカーによってビューポートが定義されている場合は（Vectorworks Architectが必要）、マーカーを移動または変形すると、ビューポートに影響を与える可能性があります。マーカーを編集しつつビューポートが変更されないようにするには、編集＞カットを選択して既存のマーカーをカットした後、編集＞ペースト（同位置）を選択して、リンクされた新しいマーカーを図面にペーストします。新しいマーカーでビューポートが定義されることはないため、必要に応じてマーカーを編集できます。

室内展開図ビューポートを作成する