Cinema 4D形式での取り出し

3D図形は、.c4d形式で取り出して、Cinema 4Dで使用できます。「シーン」はCinema 4Dプロジェクト内で作成されます。取り出したシーンをVectorworksファイルと同じように構成するか、テクスチャ、クラス、面の色、線の色でソートするかを選択でき、Cinema 4Dワークフローを容易にします。取り出す図形や、シンボル定義およびシンボルの処理方法を選択することも可能です。レイヤ名、図形名、およびオブジェクトタイプは保持されます。

ファイルのCinema 4Dへの取り出し

コマンド

パス

Cinema 4D(3D)取り出し

ファイル>取り出す

Cinema 4Dファイルを取り出すには:

コマンドを選択します。

Cinema 4D取り出しオプションダイアログボックスが開きます。パラメータを設定します。

取り出しファイル名と保存先を指定します。

ファイルのCinema 4Dへの直接送信

コマンド

パス

Cinema 4Dへ送信(3D)

ファイル

Cinema 4Dをインストールしている場合、追加コマンドで、ファイルをCinema 4Dに直接送信することができます。このコマンドを使用すると、VectorworksとCinema 4Dのファイルに別々に加えた変更を統合できます。

ファイルをCinema 4Dに送信するには:

コマンドを選択します。

セッションで初めてこのコマンドを使用する場合は、ブラウザでCinema 4Dアプリケーションを選択画面が開くことがあります。使用するバージョンのCinema 4Dを選択して、開くをクリックします。

Cinema 4Dバージョン12以降では、ファイル(3D図形のみ)が.c4d形式で取り出され、Cinema 4Dアプリケーションが起動されてファイルが開きます。取り出し処理中に、統合オプションを更新ダイアログボックスが開きます。新しいプロジェクトを作成するか、現在のプロジェクトに統合するかを選択します。このオプションはデフォルトでVectorworksプログラムのジオメトリが統合されるように設定されていますが、Cinema 4Dのマテリアルおよび空オブジェクトは影響を受けません。

Cinema 4D取り出しオプションダイアログボックスが開きます。パラメータを設定します。

ファイルがいったんCinema 4Dに送信されたら、Cinema 4Dで素材と一緒にプロジェクト保存コマンドを選択します。これにより、テクスチャの設定がCinema 4D内で無効にならないように、.c4dファイルで保持されます。

Cinema 4D取り出しオプション

ファイルを取り出してCinema 4Dに送る場合は、含める図形、シーンの構成、取り出す解像度を指定できます。

クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。

パラメータ

説明

レンダリングの種類

取り出すレンダリングの種類を選択します。カスタムRenderworks、アートRenderworks、およびRenderworksスタイルの場合は、オプションをクリックして適切なオプションダイアログボックスを開き、設定を選択します。

取り出す

 

すべてのレイヤ上で表示中のすべての図形

Vectorworksファイルのすべてのレイヤから、(デザインレイヤビューポートの図形も含め)表示されているすべての3D図形を取り出します。チェックボックスを使用して、特定のタイプの図形だけを取り出すことができます。たとえば、ジオメトリは取り出すが光源は取り出さない場合に使用します。

アクティブレイヤ上で表示中のすべての図形

現在のレイヤから、(デザインレイヤビューポートの図形も含め)表示されているすべての3D図形を取り出します。チェックボックスを使用して、特定のタイプの図形を取り出すか、または取り込みます。たとえば、形状は取り出すが光源は取り出さない場合に使用します。

アクティブレイヤ上で選択した図形のみ

現在のレイヤから、選択した3D図形のみを取り出します。図形を選択していない場合は、アクティブレイヤからすべての3D図形を取り出します。

シーンの構成

取り出したモデルでシーンを構成する方法を選択します。Vectorworksのオーガナイザ構成を保持は、シーンの構成をVectorworksファイルと同じように保持します。テクスチャ、クラス、面の色、あるいは線の色でソートすると、さまざまなCinema 4Dのワークフローが容易になります。

シーンをクラスでソートしない場合、VectorworksのクラスはCinema 4Dのレイヤになり、シーンで表示方法を制御できるようになります。

シンボルをレンダーインスタンスとして取り出す

選択すると、Vectorworksのシンボル定義はシンボルとして取り出され、シンボルタブの下にグループ化されます。Cinema 4Dシーンでは表示されません。各シンボルのインスタンスは作成したレイヤ上に配置され、定義にリンクされています。選択を解除すると、Cinema 4Dのレンダーインスタンス機能が無効になり、すべてのシンボルは通常の図形として扱われます。

このオプションを選択して、シーンの構成をテクスチャでソートしている場合、Cinema 4Dのレンダーインスタンスにはテクスチャ情報が含まれていないため、レンダーインスタンスは「インスタンス」タブの下にグループ化されます。

詳細オプション

取り出す時に含める図形の種類を選択します。