高度なマリオネットスクリプト

熟練したマリオネット開発者は、カスタムノードを作成して自身の作業に使用したり、他のユーザーに配布したりできます。マリオネットノードの作成に関する追加情報は、次の開発者向けWikiメインページ(開発元サイト)を参照してください:developer.vectorworks.net

熟練した開発者はさまざまなPythonライブラリを活用できます。開発中、自分のスクリプトに最適なものを使用していることを確認するため、さまざまなPythonライブラリパッケージをテストできます。開発者向けWikiには、使用可能なパッケージが一覧表示されています(すばやくアクセスするには、マリオネット設定のコンテンツセクションでPythonライブラリリポジトリをクリックします)。さらに、特定のパッケージをWikiにアップロードしてもらうようVectorworksに依頼することもできます。

マリオネットノードでは、Vectorworks開発者向けページに含まれているPythonライブラリパッケージを参照できます。スクリプトのユーザーがスクリプトを実行すると、指定したプラットフォームとバージョンの適切なパッケージが自動的にダウンロードされます。

Pythonライブラリを参照する

カスタムのマリオネットノードでPythonライブラリパッケージを参照するには、以下のMarionette.Nodeコンストラクタ構文でノードのバージョンとパッケージの依存関係を指定します:

this.CustomNode("CustomNodeName", "OptionalLocalizedName", "OptionalNodeVersionNumber", [('Geopy', '2.2.0'), ('scipy', '1.7.3')])

例に挙げた構文の角括弧で囲まれた部分は、ノードが依存する2つの異なるPythonパッケージを指定する方法を、それぞれのオプションのバージョン番号と併せて示しています。

Vectorworksサーバーに必要なPythonライブラリが含まれていない場合は、上述した開発者向けWikiのWebページを利用し、必要なパッケージについてVectorworksにemailでお問い合わせください。マリオネットチームがサーバーからパッケージを入手できるようにします。Pythonの依存関係は常に確保され、オンデマンドでインストールされるため、カスタムノードがリリースを通じて適切に機能することを確信できます。

Pythonライブラリのインストール

スクリプトの実行時、参照したPythonパッケージがすでにインストールされている場合は、スクリプトが実行されます。

Pythonライブラリパッケージがまだインストールされていない場合、スクリプトのユーザーはVectorworksサーバーからパッケージを自動的にインストールすることができます。

必要なPythonライブラリファイルをインストールするには:

Vectorworksサーバーからライブラリファイルをインストールする必要があることがマリオネットで検出されると、Pythonパッケージのインストールダイアログボックスが開きます。

必要なパッケージとその詳細が一覧表示されます。はいをクリックすると、ユーザーフォルダ内にある独立したPython Externalsフォルダにパッケージがインストールされます。フォルダが存在しない場合は自動的に作成されます。

インストールが完了すると、インストールの詳細ダイアログボックスが開きます。詳細をクリックすると、インストール結果がテキストファイルで表示されます。インストールされたパッケージ、インストールされた場所、およびインストールの成否が示されます。

必要なPythonライブラリパッケージが正常にインストールされると、スクリプトが実行されます。

Pythonライブラリを手動でインストールする

モード

ツール

ツールセット

設定

マリオネット

基本

開発中、作成中のカスタムノードに最適なものを使用していることを確認するため、特定のPythonライブラリを手動でインストールできます。

Pythonライブラリをインストールするには:

ツールとモードをクリックします。

マリオネット設定ダイアログボックスが開きます。

コンテンツセクションでPythonライブラリリポジトリをクリックして、Vectorworksサーバーから入手できるPythonライブラリを確認します。

Pythonライブラリのインストールをクリックします。

Pythonライブラリのインストールダイアログボックスが開きます。

PythonライブラリファイルのURLを入力して、その場所にあるライブラリファイルをインストールします。

スクリプトをテストします。ライブラリファイルが自身にとって有益で、カスタムマリオネットの開発に必要な場合は、Vectorworksサーバーに追加してもらうよう開発者向けWikiサイトからemailでVectorworksに依頼します。

インストールしたライブラリファイルとパッケージを確認するには、ユーザーフォルダのPython ExternalsフォルダにあるInstallOutput.txtファイルを参照します。

マリオネットスクリプトをデバッグする

マリオネットでのビジュアルスクリプトの作成