Microsoft Excelの参照

ExcelシートをワークシートとしてVectorworksに取り込む際には、参照リンクを作成できます。これにより、Excelファイルが変更されるたびに、ワークシートをすばやく簡単に更新できます。

オーガナイザダイアログボックス、そしてVectorworks Design Suite製品をインストールしている場合はナビゲーションパレットのファイル参照タブに、参照ファイルとそのステータスが一覧表示されます。リソースマネージャでは、ワークシート名がイタリックで表示され、参照されていることが示されます。また、ワークシートウインドウとオブジェクト情報パレットでは、アクティブなワークシートが参照されていることが示されます。

Excelの参照を使用してワークシートデータベースのデータを更新し、そのデータを関連付けられたレコードに転送することはできません。

参照を更新する

Excelファイルが前回の更新以降に変更されている場合、ワークシートと参照ファイルの名前はVectorworksのどこに表示されても赤で強調表示され、ワークシートを更新する必要があることが示されます。 

ワークシートを含むファイルを開いた時に、参照を自動的に更新するように設定できます。参照ファイルを追加および編集するを参照してください。必要に応じて、参照を手動で更新します。

参照を手動で更新するには、次のいずれかの操作を行います:

オーガナイザダイアログボックスまたはナビゲーションパレットのファイル参照タブで参照を選択し、更新を選択します。 

参照ワークシートを開き、ファイル>アクティブなワークシートを再計算を選択します。

図面内のワークシートイメージを右クリックし、コンテキストメニューから選択中のワークシートを再計算を選択します。

ワークシートイメージを選択し、オブジェクト情報パレットの再計算をクリックします。

参照ワークシートを編集する

参照ワークシートを編集しようとすると、次回参照を更新した時に変更が失われることを示す警告が表示されます。次のいずれかのオプションを選択します。

操作を中止:編集をキャンセルします。

参照中のExcelファイルを開いて編集する:Excelファイルを開き、編集できるようにします。その後、ワークシートを更新して変更を取り込むことができます。

参照を解除してワークシートを編集する:参照を解除し、編集を続行できるようにします。ワークシートはExcelファイルにリンクされなくなります。

このワークシートを編集する:参照を残したまま、編集を続行できるようにします。ワークシートウインドウのタイトルバーにアスタリスクが2つ(**)表示され、参照を更新すると失われるデータがワークシートに含まれていることが示されます。ワークシートからの変更でExcelファイルを更新するには、ワークシートウインドウからファイル>Excelファイルを更新を選択します。

Excelファイルを更新せずに参照を更新すると、警告が表示されます。その後、更新を続行(Vectorworksの編集内容を上書き)するか、Vectorworksの編集内容でExcelファイルを更新するか、または操作をキャンセルできます。

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