概念:製品の作業画面

難易度:初級

各Vectorworks製品は固有の作業画面を備えており、業界に合わせて一連のツールとコマンドが用意されています。Fundamentals作業画面のツールおよびコマンドには、一般的な2Dでの描画や3Dでのモデリングに必要な基本機能が含まれています。これらのツールおよびコマンドは、Vectorworks Design Suite製品のすべての作業画面にも表示されます。各Vectorworks Design Suite製品には、Fundamentalsのツールとコマンドに加えて、業界固有のツールとコマンドの追加セットもインストールされており、全体でこの製品の作業画面を構成しています。Design Suiteの作業画面には、すべての製品のツールとコマンドが含まれています。  

Vectorworksのデフォルトの作業画面は、アプリケーションフォルダ(「Vectorworks」>「Workspaces」)にインストールされます。デフォルトの作業画面を基にするか、または完全に独自のカスタム作業画面を作成することもできます。作業画面をカスタマイズするを参照してください。デフォルトとカスタムの両方の作業画面で整合性を維持するため、デフォルトの作業画面で行った変更はすべて自動的にユーザーフォルダに保存されます。ワークグループフォルダまたはプロジェクトフォルダにカスタム作業画面を保存することもできます(ワークグループフォルダおよびプロジェクトフォルダの設定に関する詳細は、環境設定:ユーザーフォルダペインを参照してください)。カスタム作業画面は、アップデート時に新しいバージョンのVectorworksに移行できます。 

作業画面を切り替えるには、ツール>作業画面を選択して、使用可能な作業画面のリストから作業画面を選択します。複数の作業画面に同じ名前が付けられている場合(たとえば、アプリケーションフォルダにVectorworksのデフォルトのLandmark作業画面があり、ユーザーフォルダにもカスタマイズしたLandmark作業画面がある場合)は、括弧内に各バージョンの作業画面の保存場所が表示されるため、必要な作業画面を選択できます。作業画面の名前にカーソルを重ねると、ファイルパスが表示されます。

Vectorworks Architect製品は2つの作業画面を備えています。従来のArchitect作業画面に加えて、Architect-BIM作業画面では、特によく使われるBIM(Building Information Model)の操作に必要なツールの多くがBIMツールセットに集約されています。 

Braceworks製品には独自の作業画面がありません。BraceworksのコマンドとツールはSpotlightおよびDesign Suiteの作業画面に完全に統合されています。特定のツールとコマンドには、Braceworksのライセンス要件が適用されます。

Fundamentals製品で使用できるコマンドまたはツールの機能は、Vectorworks Design Suite製品で拡張されていたり、作業画面内での位置が異なっていたりする場合があります。Vectorworks Design Suite製品における拡張機能を備えたコマンドやツールの例には、図面枠や引出線付き注釈などがあります。Vectorworks Design Suite製品の作業画面はより詳細なオプションを備えているため、一部のコマンドとツールはFundamentalsの作業画面にしかありません。ただし、Fundamentalsのすべてのコマンドとツールは、必要に応じて他の作業画面に追加できます。

この文書に記載されるコマンド、ツール、またはパラメータで特定の製品が必要な場合は、アイコンまたはテキストでその旨が示されます。

ヘルプシステムの目次から参照できるコマンドとツールPDFに、各ツールとコマンドが使用できる製品に関する詳細なリストがあります。

作業画面とプラグインオブジェクトを更新する

Vectorworks移行マネージャ