マグネットを調整する
トラスシンボルの内側のマグネットは、トラスの連結オプションを制御します。カスタムトラスが正しく連結されていない場合は、マグネットのプロパティまたは位置を変更して、連結の修正を試みてください。トラスシンボルのカスタム形状が一般的でない場合や、マグネットが無効なトラス連結データに基づいて挿入されている場合は、調整が必要な可能性があります。
以下のような場合、トラスのマグネットは正しく設定されています:
マグネットの中心点が、トラスの断面形状の中心点と(そしてトラス接合部の中心点とも)揃っています。
トラスの断面形状に沿って複数の連結位置を持つミッドスパンの連結トラスでは、マグネットの中心点が連結位置の中心と揃っていなければなりません。ミッドスパンの連結トラスを参照してください。
マグネットの向きがトラス連結部の吊り角度と一致しています。
マグネットの連結位置(矢印がある側)が外向きになっており、連結するトラスの方に向いています。
マグネットの矢印がトラスの断面形状の垂直方向の上端を指しています。
三角形のトラスで正しく設定されたマグネット
トラスのマグネットをチェックおよび調整するには:
トラスシンボルの3Dコンポーネントを図形の編集モードで開きます。これを行うには、以下の複数の方法があります:
トラスプロパティダイアログボックスでシンボル内でマグネットを編集をクリックします。このダイアログボックスについては、カスタムトラスのパラメータを設定するを参照してください。
図面でトラスシンボルのインスタンスを選択し、コンテキストメニューから3Dを編集を選択します。
リソースマネージャでトラスシンボルを選択し、コンテキストメニューから3Dを編集を選択します。
編集ウインドウで、マグネットを選択します。オブジェクト情報パレットにプロパティが表示されます。
マグネットを調整するには:
マグネットのプロパティを編集します。
手動でマグネットを再配置します。トラスの断面形状の対辺の中間点をつなぐレイアウトラインを描画すると便利です。線が交差する中心点に、マグネットを配置します。ポイント間複製ツールを使用して、マグネットを中心点まで移動します。必要に応じて、回転ツールを使用して、マグネットを正しい吊り角度まで回転させます。
マグネットのプロパティ
マグネットのプロパティは、オブジェクト情報パレットで表示および編集できます。また、マグネットを手動で配置する時にも表示されます。
クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。
パラメータ |
説明 |
X/Y/Z |
マグネットの位置を設定します。 |
ロール角度 |
マグネットのX軸を中心にマグネットを回転させます。この値は、連結されるトラスのデフォルトのロール角度を設定します。 |
吊り角度 |
マグネットのY軸を中心にマグネットを回転させます。この値は、連結されるトラスの吊り角度を設定します。 |
回転角度 |
マグネットのZ軸を中心にマグネットを回転させます。この値は、連結されるトラスの回転角度を設定します。 |
接合タイプ |
連結するトラスのタイプを設定します。 カスタムトラスコーナーの6つの接合タイプに対応した各オプションを、左斜めビューで表示 |
連結部のタイプ |
トラスの連結部のタイプを設定します。 |
許可する追加ロール角度 |
連結されるトラスへのロール角度の追加を許可します。どのオプションが選択されているかは、マグネット上の黒い四角形で示されます。 三角形のトラスでは、ロール角度はサポートされません。 なし:連結されるトラスは、常にマグネットの矢印に揃います。 180°:連結されるトラスは、カーソルの位置に応じて、マグネットの矢印に揃えられるか、180°の角度で連結されます。 90°、180°、270°:連結されるトラスは、カーソルの位置に応じて、マグネットの矢印に揃えられるか、90°、180°、または270°の角度で連結されます。 |
複雑な構成
特殊なカスタム形状のトラスシンボルでは、マグネットの調整が必要になる場合があります。
以下に、複雑なコーナー、ハブ、およびミッドスパンの連結トラス(グリッドトラス、モジュラートラスなど)で必要なマグネットのタイプとマグネットを配置すべき場所の例を示します。
6方向コーナートラス
ハブトラス
ミッドスパンの連結トラス