図形のプロパティを設定する

基本的なVectorworksの図形は、基本ツールセットに含まれているツールで作成できます(さらにいくつかのコマンドでも作成できます)が、ここで示す情報は、より複雑なツールや業界固有のツールに対しても適用されます。作成ツールの一部は、プロパティまたは設定ダイアログボックスと連動させて使うことができます。すべてのツールにこの機能が含まれているわけではありません。ダイアログボックスへのアクセス方法によって、ツールのデフォルトを変更するまでに配置するすべての図形のデフォルトを設定するか、配置しようとする単一の図形だけのパラメータを設定できます。

選択した既存の図形のパラメータは、最初にパラメータをどのようにして設定したかに関係なく後からオブジェクト情報パレットで編集できます。

ダイアログボックスが開くタイミングと方法に応じて、オブジェクトのプロパティ、[オブジェクト]の設定、[オブジェクト]設定、また場合によっては[オブジェクト]スタイルという名前が付けられた同じダイアログボックスでパラメータを設定できる場合、このヘルプシステムでは「[オブジェクト]設定」という用語を使用します。

デフォルトのパラメータを設定する

それ以降配置する複数の図形に適用されるデフォルトのパラメータを設定するには:

必要なツールをクリックし、ツールバーの設定をクリックします。

ToolPrefs.png 

ツールの設定ダイアログボックスが開きます。ダイアログボックスの名前は、ツールによって、[オブジェクト]設定、プロパティまたは設定になります。

デフォルトパラメータを設定します。

図面内をクリックして、図形を挿入します。デフォルトのパラメータを変更しない限り、図形はこれらのパラメータのまま配置されます。

または、一部のツールでは、最初に設定するのではなく、図面内をクリックして図形を配置することで作業を開始します。ファイルで初めてそのツールを使用した時は、プロパティダイアログボックスが開きます。これ以降に配置する図形のデフォルトパラメータを設定します。すべてのツールにこの機能が備わっているわけではありません。

プラグインオブジェクトの中には、プラグインオブジェクトスタイルを作成できるものもあります。このスタイルは、以降に使用するためのリソースとして保存され、他のVectorworksユーザーと共有することができます。プラグインオブジェクトスタイルを作成するを参照してください。プラグインオブジェクトスタイルを選択すると、スタイルによって「固定」されていない、インスタンスのパラメータのみを、ツールの設定ダイアログボックスから変更できます。インスタンスのパラメータ値を変更すると、その値が現在のセッションでそれ以降に配置する図形の新しいデフォルトになりますが、プラグインオブジェクトスタイルのデフォルト値は変更されません。

個々の図形のパラメータを設定する

一部の基本ツールでは、図形を描画または挿入する前に、パラメータを一度限りの設定として個別に設定することができます。すべてのツールにこの機能が備わっているわけではありません。

一度限りのパラメータで図形を作成するには:

希望するツールをダブルクリックします(または、このツールのショートカットキーを2回押します)。

ツールの図形の生成、プロパティ、または設定ダイアログボックスが開きます。

Shapes100977.png 

必要なパラメータを設定します。 

図面に図形を挿入するには、プラグインのタイプに応じて、次のいずれかを実行します:

マウスクリックで位置決めを選択している場合は、クリックすると、外枠位置表示で指定した位置から始まる図形が挿入されます(図形座標と外枠表示を参照)。

マウスクリックした点が中心を選択している場合は、クリックすると、中心点に図形が挿入されます。

一部の図形では、マウスクリックで配置するオプションを選択しない状態で、プロパティダイアログボックスにX座標、Y座標、およびZ座標(該当する場合)が表示されている場合、OKをクリックすると、図形が自動的にその位置に挿入されます。

それ以降に配置する図形には、この図形に設定したパラメータは使用されません。

図形に一度限りのパラメータを設定するもう1つの方法として、データバーを使用する方法があります。データバーを使用して描画するを参照してください。

オブジェクト情報パレット

プラグインの種類