照明仕込み図用オブジェクトに番号を付ける
コマンド |
作業画面:パス |
ショートカット |
照明用番号付け |
Design Suite 2025:エンタテインメント Spotlight 2025:舞台照明 |
Ctrl + Shift + Alt + N(Windows) Cmd + Shift + Option + N(Mac) |
モード |
ツール |
ツールセット |
自動番号付け 自動番号付け設定 |
各種
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各種 |
オブジェクトは、挿入するときに番号を指定できます。多くのSpotlightオブジェクトのツールバーで利用可能な自動番号付けモードを使用して、オブジェクトを配置したときにオブジェクトに番号を付けることができます。
既存のオブジェクトに番号を付けることもできます。照明用番号付けコマンドを使用して、既存の照明器具、アクセサリ、およびその他のいくつかのオブジェクト(フォーカスポイント、ホイスト、ケーブル電路、レコードが連結されているオブジェクトなど)に番号を付けます。自動的に増加するUnit Numberまたはその他のパラメータで、オブジェクトに番号を付けることができます。
照明器具、アクセサリ、およびその他のSpotlightオブジェクトに番号を付ける方法は、他にもいくつかあります。照明器具に吊り元で番号を付けることができます(照明器具に吊り元で番号を付けるを参照)。Unit Numberを照明器具からそのアクセサリにコピーする方法は、Unit Numberをすべてのアクセサリにコピーするを参照してください。
配置時にオブジェクトに番号を付ける
複数のオブジェクトの挿入時に、自動番号付けを行うことができます。
配置時にオブジェクトに自動的に番号を付けるには:
必要なツールをクリックして、オブジェクトを配置します。
ツールバーの自動番号付け設定をクリックして、自動番号付け設定ダイアログボックスを開き、番号付けオプションを設定します。利用できるパラメータは、オブジェクトごとに異なります。自動番号付けのパラメータを参照してください。
自動番号付けモードをクリックしてオンに切り替え、オブジェクトを配置します。
既存のオブジェクトに番号を付ける
照明用番号付けコマンドには、既存のオブジェクトに番号を付けるための基本的なワークフローが2通りあります。自動番号付けは、番号付けの対象とするオブジェクトを範囲指定によって選択することができて、標準的なレイアウトには優れた方法です。多くのクリックが必要だったり、マーキーの描画が困難な場合には、手動番号付けを使用することをお勧めします。手動番号付けの利点は、処理の途中で番号付けのオプションを変更することが可能な点です。
自動または手動での番号付け:図面上でオブジェクトを選択してから、パラメータを設定し、オブジェクトに番号を付けます。
コンテキストメニューコマンドを使用すると、条件を指定して照明器具を選択できます。照明器具を選択するを参照してください。図形選択マクロコマンドまたは類似図形選択ツールを使用することもできます。
手動番号付け:何も事前に選択していない状態で、番号付けの対象とするオブジェクトの種類を指定し、パラメータを設定してから、オブジェクトに番号を付けます。
マルチセルの照明器具は、特別な動作で番号を付けます。設定によって、個別のセルの値をサポートするフィールドが決まり、番号付けに影響を及ぼします。Spotlight設定:Lighting Device:パラメータペインを参照してください。
自動番号付け:個別のセルの値をサポートしていないフィールドに器具全体で一度番号が付けられ、続いて次の照明器具にも番号が付けられます。セルの値をサポートしているフィールドの場合は、次の器具に進む前にインデックス番号に基づいて順番にセルに番号が付けられます。
手動番号付け:個別のセルの値をサポートしているフィールドには個別に番号を付けられますが、個別のセルをサポートしていないフィールドには器具ごとに一度だけ番号を付けることができます。
既存の照明仕込み図用オブジェクトに番号を付けるには:
次のいずれかの操作を行います:
自動番号付けの場合は、番号付けの対象とするオブジェクトを選択します。
手動番号付けの場合は、オブジェクトを選択するか、この手順はスキップします。
コマンドを選択します。
照明用番号付けダイアログボックスが開きます。自動番号付けのパラメータを参照してください。
番号付けの対象とするオブジェクトの種類、レコードフィールド、および番号付けのパラメータを指定します。
番号付けの方向パラメータは、オブジェクトを事前に選択した場合にのみ使用可能です。何も事前に選択していない場合は、クリックにより手動でオブジェクトに番号付けする必要があります。
OKをクリックします。
次のいずれかの操作を行います:
オブジェクトに手動で番号を付ける場合は、オブジェクトを1つずつクリックします。次にクリックしたオブジェクトに割り当てられる情報がデータバーに表示され、必要に応じてその内容を変更できます。データバーを使用するを参照してください。番号付けを中止するには、ツールバーの緑色のチェックマークをクリックするか、図面の何もない場所でダブルクリックします。
Ctrl -クリック(Windows)またはCommand -クリック(Mac)すると、値を増分せずに次のオブジェクトにも1つ前のオブジェクトとまったく同じ方法で番号を付けることができます。
オブジェクトが予め選択されており、手動の番号付けの方向を選択していない場合は、オブジェクトへの番号付けが自動的に行われます。
指定した種類のオブジェクトのみが番号付けされます。許容限界を設定した場合は、許容限界に達すると、照明用番号付けダイアログボックスが再度、自動的に開きます。必要な値を変更して、番号付けを続けます。
番号付けの操作を行った後は、どれが番号付けされたかがわかりやすいように、番号付けされたオブジェクトが選択されます。オブジェクト情報パレットが、各オブジェクトの新しい番号付けを反映するように更新されます。
自動番号付けのパラメータ
自動番号付けモードからアクセスした場合も、照明用番号付けコマンドからアクセスした場合も、パラメータはほぼ同じです。照明用番号付けコマンドには、追加パラメータとして、選択したオブジェクトに対する番号付け方向パラメータがあります。
クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。
パラメータ |
説明 |
設定 |
設定の保存や、保存済み設定の適用については、保存済み設定を使用するを参照してください。 |
オブジェクト |
ファイル内のプラグインオブジェクトおよびレコード付きのオブジェクトが一覧表示されます。番号を付けるオブジェクトの種類を選択します。レコード付きのオブジェクトに番号を付ける場合は、右側のリストからレコードの種類を選択します。一度に番号付けできるオブジェクトの種類は1つのみです。 |
使用可能フィールド/使用中フィールド |
自動番号付けに使用できるフィールドと、自動番号付けに使用されるフィールドが表示されます。ボタンを使用して、一方のリストからもう一方のリストに項目を移動できます。 使用中フィールドリストが完成したら、各行を選択して番号付けオプションを指定します。 >を選択すると、選択した1つ以上の項目が使用中フィールドリストに追加されます。項目はリストの最後に追加されます。または、項目をダブルクリックして追加します。 >>を選択すると、表示されているすべての項目が使用中フィールドリストに追加されます。 <を選択すると、選択した1つ以上の項目が使用中フィールドリストから削除されます。または、項目をダブルクリックして削除します。 <<を選択すると、使用中フィールドリストからすべての項目が削除されます。 |
番号付けオプション |
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開始 # |
開始番号または文字を入力します。 |
前記号/後記号 |
番号を付ける際の前記号または後記号があれば指定します。 |
すべてに同じ番号を適用する |
オブジェクトに対して同じ値(数字またはアルファベット)が適用され、値は増えません。増分値は使用できません。 |
自動的に番号を増加する |
自動的に増分される値を設定します。この値は数字またはアルファベットのラベルに適用されます。たとえば、開始 #が2、増分が2、後記号がAの場合、オブジェクトは2A、4A、6Aのように番号付けされます。 |
増分 |
増分間隔を設定します。 |
DMX Footprintで増分 (DMXで制御するオブジェクトのみ) |
一定の増分値を指定するのではなく、割り当てられたDMX Footprint(コントロールチャンネル値)に基づいて増分されます。ユニバースがフルの場合は、自動的に次のユニバースが選択されます。 |
許容限界 |
無制限:残りのオブジェクトがなくなるまで連続して番号を付けます。 再開時の番号:オプションで指定したように、設定値に達するまでオブジェクトに番号を付けた後、次のオブジェクトに対して番号付けを再開します。 上限の番号:オブジェクトに番号を付ける許容限界値を設定します。許容限界に達すると、照明用番号付けまたは自動番号付け設定ダイアログボックスが開きます。たとえば、1ユニバース当たりのコントロールチャンネルを400より多くしたくない場合もあるでしょう。そのような場合に許容限界を設定すると、設定した数のオブジェクトに番号が付けられた後に、照明用番号付けまたは自動番号付け設定ダイアログボックスが開きます。必要な情報を変更して、番号付けを続けます。 アドレスフィールドは512より大きい数字にできません。 |
器具ごとの増分 |
次の値に増分する前に、同じ設定値が適用されるオブジェクトの数を設定します。たとえば、Circuit Numberフィールドの増分を1に設定し、器具ごとの増分を5に設定します。10個の照明器具を選択すると、最初の5個はCircuit Numberに1の番号が付けられ、次の5個はCircuit Numberに2の番号が付けられます。 |
前記号の先頭にシステムの名前を追加する (ホイストのみ、トラスシステムが必要) |
連結されているトラスシステムの名前を前記号として使用します。 |
前記号の先頭にソース側の分配器の名前を追加する (ケーブルのみ) |
前記号の前に、ソース側の分配器(ケーブルの始点にある分配器)の名前を追加します。>が分配器IDの後ろに追加されます。 このオプションを使用するには、すべてに同じ番号を適用するを選択します。 |
前記号の先頭にブレイクアウトの出力IDを追加する (ケーブルのみ) |
ブレイクアウト名とケーブルIDの出力番号を組み合わせたブレイクアウト出力接続の番号(ID)を前記号の前に追加します。ソース分配器も表示される場合は、ブレイクアウト出力IDの前に -が追加され、その後ろに>が追加されます。 このオプションを使用するには、すべてに同じ番号を適用するを選択します。 |
後記号の後尾にターゲットのオブジェクトIDを追加する (ケーブルのみ) |
分配器に対して、後記号の後に、ターゲットの分配器(ケーブルの終点にある分配器)の名前(ID)を追加します。マルチケーブルを対象としており、ケーブルが接続されている分配器をすばやく識別できます。IDの前に>が表示されます。 照明器具のチャンネルパラメータを追加します。 スピーカーのスピーカーIDを追加します。 ビデオスクリーンまたはその他の消費者向けオブジェクトのユニットを追加します。 このオプションを使用するには、すべてに同じ番号を適用するを選択します。 |
同じ回路上にあるすべてのケーブルには同じIDを使用する (ケーブルのみ) |
同じ回路上にあるすべてのケーブルに同じIDを割り当てます。 このオプションは、ケーブルツールの自動番号付けモードを使用している場合にのみ使用できます(ケーブルを描画するを参照)。 |
アクセサリの番号付け (Lighting Deviceのみ) |
照明用番号付けコマンドで、照明アクセサリに番号を付ける方法を選択します。 または、コンテキストメニューコマンドを使用して、照明器具のUnit Numberをすべてのアクセサリにコピーします。Unit Numberをすべてのアクセサリにコピーするを参照してください。 なし:アクセサリフィールドは番号付けされません。 Lighting Deviceと同じ:照明器具と同じ番号(またはマルチセルの器具では、関連付けられているセルと同じ番号)がアクセサリフィールドに使用されます。 前記号と後記号を追加:照明器具と同じ番号(またはマルチセルの器具では、関連付けられているセルと同じ番号)が使用されますが、前記号および後記号がアクセサリフィールドに追加されます。 次の値:番号付けオプションで設定した順番で、次の番号がアクセサリフィールドに使用されます。 |
番号付けの方向 (既存のオブジェクトのみ) |
これらのパラメータは、照明用番号付けコマンドで予め選択されていたオブジェクトにのみ適用されます。 |
主方向 |
番号設定方向はページに対する方向です。希望する方向を選択します。自動的に選択するのではなくクリックでオブジェクトに番号を付けるには、マウスクリックで指定を選択します。 |
マルチセルの器具をシングルクリックで手動番号付け |
マルチセルの照明器具で、照明器具を1回クリックすると自動的に各セルの番号が増えます。 |
副方向 |
使用できる選択肢は、主方向で選択した項目によって異なります。手動で番号を付ける場合、このオプションは使用できません。 |
ジグザグに付ける |
番号を付ける始点として主方向と副方向を使用し、オブジェクトにジグザグに番号を付けます。
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許容値 |
隣接する番号付けのオブジェクトを「並んでいる」と見なして通し番号にするための、許容距離を指定します。 |
マルチセルの番号スタイル (Lighting Deviceのみ) |
マルチセルの照明器具の番号付けに使用する形式を選択します。 番号付けにはUnit Numberフィールドを選択する必要があります。 |
Unit Numberをすべてのアクセサリにコピーする
コマンド |
パス |
Unit Number(ユニット番号)をアクセサリにコピー |
コンテキストメニュー |
このコマンドを使用すると、選択中の照明器具のUnit Numberの値を、連結されているアクセサリにコピーできます。マルチセルの照明器具の場合は、各セルのUnit Numberが、そのセルに連結されているすべてのアクセサリにコピーされます。
照明器具のUnit Numberをアクセサリに適用するには:
照明器具を1つ以上選択します。
コマンドを選択します。