ケーブルを描画する

ツール

作業画面:ツールセット

ケーブル

Design Suite 2025、Spotlight 2025:ケーブル/電力計画

ケーブルツールを使用すると、ケーブルをケーブルパスまたはケーブルパスの一部に沿って図面に配置したり、トラスやバトンなどのリギングオブジェクトに沿って配置したり、個別に配置したりできます。

通常は、ツールを使用して分配器を1つ以上の電気機器に接続し、「ケーブルオブジェクト」を作成します。ケーブルオブジェクトは、オブジェクトを構成するケーブル部品が端と端で接続されて、描画したとおりの長さのケーブルが作成されるため、ケーブル電路とも呼ばれます。ケーブル電路で使用するケーブル部品は、(ケーブル部品を管理する時の)ケーブルインベントリおよびケーブルデフォルト設定で選択した項目によって異なります。ケーブルスタイルによって、ケーブル(マルチ、電源、ジャンパー、またはデータ)とコネクタのタイプが決まります。ケーブルデフォルト設定で、コネクタのタイプごとにデフォルトのTwo-Ferのタイプとパラメータを指定します。ケーブルは荷重と見なされるため、荷重計算(Braceworksが必要)に含めることができます。電力概略図を作成すると、分配器オブジェクトと照明器具をつなぐケーブルが回路によって表わされます。

トラスパスの動作は、ケーブルが分配器およびトラスとどのように接続されているかによって異なります。

分配器をクリックしてからトラスをクリックするか、その逆の順序でクリックすると、ケーブルが、自動的に最も効率的なルートを使用してトラスシステムのパスをたどります。

分配器および同じトラスシステム上の機器をクリックすると、ケーブルは自動的にトラスシステムの最短のパスをたどります。

分配器と電気機器を接続中、トラスシステムのパスに沿った任意の場所をクリックすると、ケーブルはスナップされたポイントを通って接続先に向かう最短のパスをたどります。図面内の任意の場所をクリックすると、ケーブルはそこからパスを外れて進みます。スナップされたポイントを再度クリックすると、ケーブルはトラスシステムのパスを再びたどります。

描画されるケーブルは、リギングオブジェクトや分配器など接続したオブジェクトの高さを前提とします。必要に応じて、垂直の線分が追加されます。3Dビューで描画する場合は、既存の形状を必要とせずに高さのあるケーブルを作成できます。ケーブルの高さは、ケーブルパス、リギングオブジェクト(トラスの床面からの高さ)、またはその他の3D形状の辺や頂点から直接取得されます。2D/平面ビューで描画する場合、ケーブルジャンプを作成するには、基準平面から高さのある形状までスナップして接続する必要があります。トラスをクリックする直前に一度クリックして、ケーブルジャンプを作成します。

ケーブルには、配置時または配置後に自動番号を付けることができます。

ケーブルには、挿入時にデータタグオブジェクトでラベルを設定できます。ケーブル設定を参照してください。

モード

説明

曲線作成オプション

頂点モードの場合は、図形の基になる曲線を描画する方法を選択します。次を参照してください: 曲線を描く

フィレット半径

円弧指定曲線モードの場合は、フィレット半径を入力します。

ケーブルスタイル

リソースセレクタが開き、配置するケーブルリソースを選択できます。リソースをダブルクリックしてアクティブにします。

頂点

分配器を1本のケーブルで電気機器に接続します。

分配器

描画したパスに沿って分配器を1つ以上の電気機器に接続し、出力の接続ごとにケーブルを作成します。

簡易分配器

分配器を1つ以上の電気機器に接続し、分配器の出力と機器の接続を示すダイレクトな簡易経路を表示します。複雑な概略図には、代わりに電力概略図の機能を使用することをお勧めします。

自動番号付け

 

オンに切り替えると、オブジェクトを配置した時に自動的に番号が付けられます。

自動番号付け設定

自動番号付けの設定を行います。

設定

ケーブルデフォルト設定ダイアログボックスが開き、デフォルトの値を設定できます。

分配器または簡易分配器モードでは、Ctrlキー(Windows)またはOptionキー(Mac)を押しながら電気機器をクリックすると、その機器が前の機器と同じ回路に接続され、デイジーチェーン接続が作成されます。キーを押しながら機器をクリックすると、同じ回路上で続けてデイジーチェーンを作成できます。Two-Ferを挿入する場合は、CtrlキーまたはOptionキーを押しながら照明器具をクリックすると、デイジーチェーンを作成せずに、同じ回路に器具を接続できます。キーを離すと回路が終結します(マルチケーブル接続を参照)。

出力を選択する

ケーブルモードに関係なく、分配器にケーブルを配置する場合は、ケーブル接続の出力を選択します。頂点モードに限り、接続に分配器は不要です。その他のモードには分配器が必要になります。 

ケーブルの出力を選択するには:

ケーブルツールを使用してケーブルを配置する時に、分配器または照明器具をクリックします。

分配器の出力ポートを選択ダイアログボックスが開きます。

クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。クリックすると、パラメータの表示/非表示を切り替えられます。

パラメータ

説明

使用する出力ポート

接続に使用する分配器の出力ポートを選択します。使用中およびフリーの出力ポートが番号順に一覧表示されます。

常に次のフリー出力ポートを使用する

ケーブル接続を空いている次の出力ポートに自動的に割り当てます(可能であれば、出力先と同じコネクタで空いている最初の出力ポート、可能でない場合は空いている最初の出力ポートに接続します)。分配器の出力ポートを選択ダイアログボックスは開かなくなります。

多重回路にはTwo-Ferを使用する

リソースセレクタから、Two-Fer分配器のリソースを選択します。ケーブルを配置する時に選択したTwo-Ferを挿入するには、Ctrlキー(Windows)またはOptionキー(Mac)を押しながら照明器具をクリックし、デイジーチェーン接続を作成せずに同じ回路に器具を接続します。キーを押しながら器具をクリックすると、同じ回路に続けて器具が接続され、キーを離すと回路は終了します(マルチケーブル接続を参照)(デフォルトのコネクタのTwo-Ferシンボル、位置、および配置は、ケーブルデフォルト設定ダイアログボックスで定義します。ケーブルを設定するを参照してください)。

フリーの出力ポートがない場合は、エラーメッセージが表示されます。ケーブルエラーを参照してください。

シングルケーブル接続

マルチケーブル接続

ケーブルを編集する

分配器を配置する

ケーブルパスを描画する

ケーブル部品を管理する

ケーブルを設定する

ケーブルレポートを作成する

照明仕込み図用オブジェクトに番号を付ける

概念:電力概略図